論理哲学論考 1-7 4.1-4.5 4.41-4.46 4.461-4.466
      
4.461 文はそれが述べることがらを示す。トートロジーとコントラディクションはそれらが何も述べないことを示す。
トートロジーは真理条件をひとつももたない。それは無条件に真なのだから。また、コントラディクションはどんな条件のもとでも真ではない。
トートロジーとコントラディクションは無意味〔sinnlos〕だ。
(そこからふたつの矢印が反対方向に岐れている点のように。)
(例えば、私は、雨が降っているか降っていないかのどちらかであることを諒解していても、当の天気については何も諒解していない。)
4.4611 トートロジーとコントラディクションは、だが、ナンセンス〔unsinnig〕ではない。それらは当のシンボリズムに属している。それも、「0」が算術のシンボリズムに属すのと同じように。