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4.4 |
ひとつの文は、特定の諸基本的文の全真理可能性との一致および不一致の表現だ。
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4.41 |
当の諸基本的文の真理可能性のそれぞれがその文の真偽の条件だ。 〔4.411〕
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4.42 |
ひとつの文と n 箇の基本的文の全真理可能性との一致および不一致に関しては 箇の可能性が在る。
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4.43 |
特定の諸真理可能性との一致を、我々は、それらに件の図式において例えば符号「W」(真)を対応づけることによって、表現することができる。
この符号を欠いていることは、不一致を暗示する。 〔4.431〕
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4.44 |
件の符号「W」と諸真理可能性の対応づけによって生じる記号はひとつの文記号だ。 〔4.441-4.442〕
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4.45 |
n 箇の基本的文については、諸真理条件の可能なグループが Ln 箇存在する。
幾つかの基本的文の全真理可能性の一部を成す諸真理条件のグループ全体は、ひとつの列に並べられ得る。
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4.46 |
諸真理条件の可能なグループ全体のうちには、ふたつの極端なケースが存在する。
ひとつのケースでは、当の文は当の諸基本的文の総ての真理可能性について真だ。我々はそうした真理条件はトートロジカルだと言う。
第二のケースでは、当の文は総ての真理可能性について偽だ。つまり、そうした真理条件はコントラディクトリだ。
第一のケースにおける文を我々はトートロジーと呼び、第二のケースではコントラディクションと呼ぶ。 〔4.461-4.466〕
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