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2.1 |
我々は諸々の事実の像〔Bilder〕を自らに齎す。
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2.11 |
像は論理的空間内の状況、諸事態の存立および非存立を表象する。
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2.12 |
像は現実の模型だ。
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2.13 |
ひとつの像の諸要素は当の像において特定の諸対象に対応する。 〔2.131〕
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2.14 |
像はその諸要素が一定の仕方で互いに係り合っている点に依拠している。 〔2.141〕
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2.15 |
ひとつの像の諸要素が一定の仕方で互いに係り合っていることは、特定の諸事物がそのように互いに係り合っていることを表象している。
そうした像の諸要素の関聯を当の像の構造と呼び、その可能性を当の像の写しの形式〔Form der Abbildung〕と呼ぶ。 〔2.151〕
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2.16 |
事実が像であるためには、当の写されるものと何かを共有する必要がある。 〔2.161〕
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2.17 |
像が、それ流の仕方で――正誤はともあれ――現実を写し得るために、現実と共有する必要があるのは、その写しの形式だ。 〔2.171-2.174〕
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2.18 |
あらゆる像が、その形式が何であれ、現実をそもそも――正誤はともあれ――写し得るために、現実と共有する必要があるのは、論理的形式、つまり現実の形式だ。 〔2.181-2.182〕
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2.19 |
論理的像は世界を写し得る。
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