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AVマニアのお洒落ラック探し 〜前編〜
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(2007.4.21) |
AVマニアたるもの、高画質・高音質に一直線だ! 部屋は迷光対策で真っ暗、キカイとケーブルとディスクの山に埋もれ、 気が付けばそこは落ち着けない空間になっていた・・・。 まあ、聞かない話ではない(笑)。 私は転居を機に、「ホームシアターとは安らぐ場である」という考えを持ち、 それまでほとんど考えもしなかったインテリアに凝るようになった。 その結果得られた満足度は非常に高く、画質・音質まで向上したかのような 錯覚まで感じられて、AVライフが変わったという体験をしたのである。 (→「ホームシアターとインテリアの関係」) そして今回、AVラックも新調しようと思い立ってあれこれ考えてみた。
「思い立って」というか、ラックが部屋に合わないことは実はずっと気に掛かっていた。 しかしラックの処分が大変だなぁ&もったいないなぁとか、 あまり本気で探さなかったのもあるがグッと来るラックがなかったため 今まで諦めていた。しかし、遂にマグマも限界。今のラックも10年使ったから 許してくれるだろう(?)と思い、今回新調を決意した。
AVラックを新調するに当たっての条件を整理していく。 まずは新調しようと思うに至った経緯から、 ■ 明るい雰囲気のもの 明るい、具体的には素材は木、ホワイトかナチュラルウッドがいいかな。 ガラス、アクリルなどを組み合わせたようなものも視野に入ってくるが、 あまり冷たくならないような感じにしたい。 ■ 横幅は100cm〜120cm程度 現在AV機器を4つ使用していること、ラックの上にモニターを置くこと、 などから形状は現在と同じものになる。機器が横に3つ並ぶタイプにして 1つは天面に置くスタイルもいいが、部屋のレイアウト上無理だった。 しかし、デザインだけでラックが選べないのがAVマニアの大変なところ。 ■ 耐荷重 ブラウン管モニタ「AV−28AD1」が42kgあるので、天面の耐荷重は 50kgではギリギリ感があって不安だ。60kg以上は欲しい。 アンプもPMA−1500AEは15.5kg、 AVC−1630は11.6kg、 レコーダーやCDプレイヤーなんかもいいものだと10kg近くになったりするので、 棚板の耐荷重も確認が必要だ。 ■ 棚板の間隔 PMA−1500AEは厚みが134mm、 AVC−1630は147mmだから、 棚板の間隔が14cm以下ではアンプが入らない! 15cmぴったりでも、放熱のための隙間がない! そして下の図を見て分かる通り、寸法ギリギリだとAV機器が 「押し込められている」感があってよろしくない。 この点からも棚板の間隔にはある程度の余裕が必要になる。 ■ キチキチでAV機器達がかわいそう。放熱のためのスペースも不十分 ■ これくらい余裕を持って設置したいところだね。 ■ システムアップの可能性 今、ここでは現在使用中の機器から棚板の間隔を考えているが、 これは実は将来のシステムアップの可能性を決める側面も有している。 仮に棚板の間隔が18cmのラックにしたとすると、 高さが18cm以上あるパイオニアやマランツの中級AVアンプは諦めることになる。 ましてや高さが28cmのデノンAVC−A1XVなんて、買いたくても買えない 状況になってしまうのだ。(まず買うことはないだろうが) つって別に買えないことはないか、「買ってもラックに入らない」だけのことだ。 ラックを買う時に、現在使用中のAV機器のみならず、 将来のシステムアップの際の製品の選択肢の幅まで頭に浮かんでくるのは AVマニアならではの悩みだろう。 まあ、私は分厚くて野暮ったいコンポーネントはなるべく避けたいと 思っているし、今の安型AVアンプ+プリメインという構成に満足もしているから、 現在のシステムからラックを考えてもまあいいだろう。 ■ 予算 この際、基本的には度外視。おおーエディさん、男らしいねぇ! でも10万円オーバーはさすがにキツイけど(汗) 気に入れば1万円だろうが5万円だろうが関係なく買うぞ。 若月のラックも10年使ったから、気に入ったものを買って また10年あるいはそれ以上、末永く愛用するつもりだ。 次回は、上記の条件を踏まえて具体的な品物の選定に入る。 |