Encounter



もしも願いが叶うなら、Mr. Childrenの全てを抱きしめたい

それはある日突然 空から舞い降りてきた 神様が与えてくれた運命なのか 軌跡なのか
は彼らの音楽に出逢った それは偶然ではなく必然だったような気がする
世の中にこんなに素晴しいものがある事を どうして今まで気が付かなかったのだろう

Mr.Childrenが私に与えたものは とてつもなく大きい
共に歩んできた道は 彼らが歩んできた時間の半分にも満たないけれど
両手に抱え切れないほどの沢山の喜び かけがえの無い大切な時をもらった
そして彼らは私の人生に彩りを与えてくれた


私はMr.Childrenと出逢い 今も
彼らの音楽を愛し続けている自分にプライドを持っている
そしてこれからもずっと そうでありたいと願う




彼らが全盛期だった1994年、
Tomorrow Never Knows」es」がヒットしている頃
会社の有線から流れるMr.Childrenの曲を幾度と無く耳にしていた
印象深いイントロが流れるたび 「この曲良くかかるなあ」なんて思いながら・・・
そしてテレビやラジオからも 彼らの名前は至る所で聞いていたはずなのに
当時の私は大好きだった洋楽はおろか 音楽というものから遠ざかっていた

 いつからだろう 自分の心に余裕が出始めた頃
会社の同僚と良くカラオケに行くたびに 巷に溢れる曲を知らない自分に気が付いた
そしてテレビやラジオのヒットチャートを意識するようになり
以前のような音楽に対する情熱が再び生まれ始めた
そんな時にMr.Childrenの音楽にも触れた 数あるJポップの中の一つとして
その時は未だ強い興味は湧かなかった そんな私がある日目にした
衝撃映像

それはテレビに映るMr.Childrenの、いや正確には
「桜井和寿」の姿だった

忘れもしない それは偶然見ていた音楽番組「FAN」だった
何の曲を歌っていたのか当時の私には分らなかった しかしその映像を見た時
演奏する彼らを見た時 
私は完全に固まっていた
釘付けになるどころではない テレビの前で瞬きもせず 身動きも出来なかった
それ程の
もの凄い衝撃が私の体に走ったのだ
こんなにも力強く 体の底から搾り出すように 血管が切れそうになるくらいに

一生懸命歌う人を今まで見た事が無かった

この人は、この桜井和寿という人はいったいどういう人なのだ!?
一度つかんだら離さない心地良いメロディ 魂の叫びにも似たボーカルスタイル
意図的に作っていない自然な美しさ 桜井和寿のかもし出すオーラは私の心を鷲づかみにした
かすみがかったハスキーな彼の声 心に突き刺さる力強さ
どれを取っても自分の感性に怖いほど合っていた
 
それ以来 完全に私はMr.Childrenの虜となった


 Mr.Childrenというバンドは本当に不思議な魅力を持っている
彼らの魅力を語ればきっと 一晩中かかっても足りない
書き出せば1枚や2枚では語りつくせないだろう それ程深いものがある
聞けば聞くほど心から離れられない
そして一旦その世界に入ってしまうとそこから抜け出す事は出来ない

今まで洋楽ばかり聴いていた私が バリバリの邦楽にハマってしまうとは
昔の私を知っている友人以上に自分が一番驚いている 人生どこでどう転ぶか分らないものだ(^_^;)

 
その頃付き合っていた彼はミスチルのファンだった 多分私よりもずっと
彼は私の誕生日にリリースされたばかりの
「深海」をプレゼントしてくれた
FANの映像に続いて それが
もう一つの運命の始まりだった
初めてMr.Childrenの音楽をじっくり 真剣に聴いたのがこのアルバムだった
もしミスチルに出逢ったのがもっと前だったら ここまで好きになっていたかどうか疑問である
それ程この深海は私に 強烈なインパクトを与えた

聞き込むほどに引き込まれる
100万回聴いても飽きない 不思議な魅力がある曲たち
魂に突き刺さるような力強さ
プログレやブルース等の洋楽が好きだった私にとって
あのストイックでヘヴィなサウンドが 自然と耳に馴染んだのかもしれない
彼らのアルバムの中で一番数多く聞いた事は間違いないだろう
擦り切れて音が飛ぶほど聴き込んだ
この経験が後々、「深海」の魔法ならぬ「呪縛」に捕われる事となる。(笑)

 

実は私より先に弟がCDを持っていた
始めそれを借りて聞いていたが どうしても自分の物が欲しくなり 遂には今までの作品を一気に全て購入
かなりの出費ではあったが Mr.Childrenの音楽は 決して私を裏切る事は無かった
それどころか想像以上にクオリティの高いサウンド
聴けば聴くほどに心に染みる音楽 ミスチルマジックにはまっていった
繰り返し、繰り返し、狂ったように何度も聞いた

そして いつしか私はMr.Childrenのライブに行きたいと思うようになっていた
この目で彼らの生の姿を 愛するMr. Childrenの音楽を体で感じたいと


<衝撃の初ライブ!国立代々木体育館1996年10月1日>

今思えば一般発売日にしかも電話で30分後やっとに繋がって、その席はアリーナ6列目!
「軌跡」としか思えない幸運であった。これはミスチルの神様が私に与えてくれたプレゼントなのかもしれないと
勘違いを起すほど(笑)。 今でもハッキリ覚えている、ライブが始まった時のあの「あの」気絶しそうなほどの衝撃と興奮を・・。
実際に1曲目でホールの天井を突き抜けるような桜井さんの雄叫びを聞いた時、眩暈をおこして一瞬気が遠のいた・・・
目の前で繰り広げられている光景が信じられなかった、嘘か現実かはたして幻か???それ程すさまじい衝撃だった。

桜井さんのパワフルなボーカル、ステージパフォーマンス、壮大な音楽の融合、スクリーンの演出、
どれを取っても見事なまでに私を感動させた。素晴しい、素晴しすぎる。この世にこんなに素晴らしぃ「モノ」があるとは。
終了後興奮と感動で放心状態に陥る、暫く口を利くことも出来なかったのを今でも覚えている。
そしてこの日を境に私の「怒涛のMr. Children人生」が始まるのだった。

 

 

<RorPツアーファイナル東京ドーム1997年3月28日>

彼らにとって活動休止前の最後のドーム公演、ツアーファイナルである。
来月渡米する事が決まっていた私にとって、特に感慨深いものがあった。
まるで行動を共にしているかのようなスケジュールに、自分の人生を重ね合わせた。
「僕達もまた、新しい方向へ進んで行きます」という桜井さんの言葉を心に刻んで、私は旅立った。
当時の私には彼らの精神的状態など知る由も無く、ただ壮大な音楽に酔っていた。
そして後にこの日の模様はビデオ化され伝説のライブとなった。

<ディスカバリーツアー日本武道館1999年2月27日>

活動再開後のディスカバリーツアー。前回のツアーに比べて非常にシンプルでスクリーンも無い。
「後ろを向いている警備の方にも2階席の人にもこの歌が届くように、心を込めて歌います。」
手の込んだ演出を一切排除して、サウンドだけを前面に押し出した。
正しく「音楽」で勝負をしている彼らの姿勢は、とても自信に満ちていた。
1年以上の充電期間を通して何か吹っ切れたのか、ますますパワーアップして大きくなった彼らがとても輝いて見えた。

その後2001年のQツアー、夏のポップザウルスツアーを経て現在に至る。

 

 


Mr.Childrenを好きである事とは>

ある日ふと感じた事がある
「ノーマル」「正統派」「普通」ってそんなにいけない事なのだろうか?
人は時として普通である事を嫌がり、無理に変わったものへと趣向を走らせる
他人との差別化を図るため、人と違った意見を言ったり行動したりする
それがあたかもカッコ良い事のように・・・。
自分の本当の姿を偽って 違う自分を演出するのはかなりエネルギーが要る
それはMr. Childrenの音楽について考える時の、私の姿と重なる

理屈ぬきに、純粋にMr. Childrenの音楽を楽しみたい!
好きである事に理由なんて必要なのだろうか

「好き」は「好き」で良いじゃないか、と思うようになった
それを教えてくれたのは
本当に楽しそうに演奏する、純粋に音楽を楽しんでいるMr.Childrenの姿だった
彼らのライブを見てそれまでの価値観が変わってしまったのだ
それは2001年夏の野外ライブ「ポップザウルス」初日の静岡エコパでの事だった

あの時の彼らの笑顔は世界一美しかった、今までのどのライブよりも

 

<人生の中で一番楽しかった時>

あなたは人生の中で一番楽しい時、瞬間というものがありますか?
そして「これ」だと自信を持ってハッキリ言えますか?
 私にとってそれは2001年9月の沖縄であった。

あの日あの野外劇場でのあの3時間
それが私の人生の中で、30数年生きてきてもっとも、一番至上最高の楽しい「時」だった
これだけは断言できる
世界で一番好きなMr.Childrenに 一番近くにいる事が出来た瞬間
彼らと同じ空気を吸って同じ時を過ごし 音楽を、ライブを共に楽しんだ
一生忘れないだろう
 
〜沖縄ライブファイナルレポ「終わりなき旅路の果て」〜

「楽しくて気が狂いそうだった」こんな気持ちは生まれてはじめてである

興奮気味に目を輝かせて話す私を「洗脳だ」と言って友人は笑うけれど・・・
でもこの気持ちを知らない人より、知っている人のほうが絶対幸せだと確信している
彼らがいなかったら生きていけない…とまでは言わないけれど
間違いなくMr.Childrenは 私の体の一部になっている。


私はMr.Childrenと出逢い 今も彼らの音楽を愛し続けている自分にプライドを持っている


「歌は誰にでも歌える。けれど世の中には歌うべき人がいる、と思った。歌を人に聞かせる、
このシンプルかつ美しい職業につくべき人が絶対にいるのだ、と確信した。
そしてボーカル雑誌『BREaTH』は誕生した。桜井和寿の歌がきっかけだった、
と言うことを、ここで告白してしまおう。」(1999年BREaTH Vol.7)

人の一生を変えてしまう程の力を持っている 音楽とは何て素晴らしいものなのだろう

音に触れ 音を楽しみ 心を癒すことが出来る

そんな空の下に生きている事を幸せに思う




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