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パラダイス・アイランド

独身時代、すっかり南の島フリークになっていた私には、そりゃもう素敵な夢があった。
それはズバリ!

「水上コテージに泊まる」

ことだ。
20代半ばの頃、私は彼氏がいなかったので海外旅行へは常に「女友達」と行っていた。
美しいビーチ、ロマンチックな夕日、花で彩られたベッドの上・・・・・
そのどれもが素敵なんだけど、

「いや〜素敵な男性と来たかったよね〜」

と友人と思わず顔を見合わせてしまうことにつながるわけで。
ふん、気にしない気にしないっ、私は楽園にいるんだからそれだけで十分よっ!と本気で
考えてはいたものの、どーーーしても出来ないことがあった。それはズバリ!

「水上コテージに泊まる」

ことだ(再び繰り返されるこのフレーズ)。
ちょっとしつこかったわね、ほほほ。
私は一人でも映画を観に行けるし牛丼だって食べに行けるしミュージカル鑑賞だって
ニューヨーク 参照)オーケーである。でも、いくら他人の目を気にしないと言ったって、
さすがに

女友達と二人で水上コテージ、

これは出来ないでしょう・・・!
そんなわけで、結婚して待ちに待った3ヶ月後のハネムーンは、なにがなんでも水上
コテージ宿泊!と決めていた。

選んだのはパラダイス・アイランド。
数ある水上コテージの中でも、比較的安価な割りにきれいなイメージだったからだ。
ちなみに私が初めてモルディヴに行ったときのバロス・ホリディ・リゾート は、ちょうど水上
コテージ建設中であった。
本当に美しい島だけれど、値段がパラダイス・アイランドよりもずっと高いのでご注意を。

とにもかくにも、ついに念願かなって水上コテージに泊まることになった。

水上コテージから
水上コテージからの眺め1996年12月

・・・悪いけどね(いや別に悪くないけど)、ほんっっっとにすんばらしかった!
パラダイス・アイランドのコテージについて書くと、床は清潔感あふれるタイル張り。
広々とした印象で、テレビなどの設備もあり、シャワールームからも海が見える造りに
なっている。
水上コテージであるからもちろん、デッキに出るまでもなくベッドに寝転んでいるだけで
いつでもすぐそこにクリスタルブルーの海が見え、文字通り

まるで海に浮かんでいるかのような

感覚である。
遠浅なため波の音がうるさくて眠れないなどということもない。
ラッキーなことに、私達が泊まった部屋(忘れもしない181号室)からは小さな島が
真正面に見え、そりゃもう絶景なのであった。

クリスマスシーズンだったためリゾートは満室で、二人きりになりたいと頼んでも、
食事は常に別のカップルと相席になってしまったのが残念とも言えるが、彼らとの会話も
また楽しかったのは事実。

またこの島は、マンタ・スポットという有名なダイビングポイントに非常に近いことでも
知られる。
私はここのダイビングショップ(デルフィス)系列を、ヴィリバル でも利用したことが
あったため、5パーセント割引で利用することができた。
今度同じショップを使うと、10パーセント割引になるそうだ。

大きなプールやジムまであり、モルディヴの中では比較的大きく施設の整った島といえ
るだろう。
それでいてビーチは本当に美しく、どこをとっても絵になる島であった。
こぢんまりとした島が好きな私だが、明るさを全面に出した島も最高だな、と実感。
初めてモルディヴに行く人やハネムーナーには是非オススメである。