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223系は関空快速用として、開港に先立って1994年の4月に登場した形式です。登場当時は6両編成×9本と2両編成×7本の計68両でした。現在も後述する編成組み換えが行われたものの、合計両数は変わっていません。つまり、基本番台は一切増備が行われていないのです。 登場当時は6連が主で、2連は2+2の4連として日根野〜関西空港間折返し運転のシャトル列車や、JR難波行き8両編成の増結用などとして使われていました。ちなみに、JR難波行きと京橋行きとの増解結が行われたのは天王寺駅です。 一時期は関空特快「ウイング」が登場したりCAT荷物室が設置されたりもしましたが、大阪環状線から日根野以南に直通する列車を走らせよと言う要望が多く有りました。そこで新たに紀州路快速を運転開始、編成を3連と5連に組み替えた上で日根野で分割併合運転という形態となりました。 関空・紀州路快速用の223系は221系や新快速用の223系と異なり、座席は1+2配置の3扉転換クロスシートで、色は関空のコーポレートカラーの青系色(水色)です。 |
製造初年:1994年(平成6年) | 制御方式:GTO素子使用VVVFインバータ制御 |
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1999年5月の紀州路快速登場にあわせて223系0番台を3連と5連に組み替えることになりましたが、6連が9本あるのに対し2連は7本しかなかったことから、先頭車が2編成4両分不足するために、同時期に製造されていた223系2000番台を多少改良した2500番台が増備されました。 2500番台は車体構造などは2000番台とほとんど同じですが、最高速度は0番台と同じく120km/hで、加速度なども0番台と同一となっています。内装は0番台と同じ意匠となっていますが、扉間のクロスシート数やトイレなどは2000番台と同一となっています。 余談ですが、この関空快速と紀州路快速は時間帯によって3連と5連を使い分けています。ところが3連と5連の併結位置は変わらないため、列車によって関空快速が前だったり紀州路快速が前だったりします。そのため誤乗が多かったようで、クレームなども結構な数があったようです。 |
製造初年:1999年(平成11年) | 制御方式:IGBT素子使用VVVFインバータ制御 |