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221系は東海道線、山陽線の輸送力増強のために1988年に新快速、快速用および117系の置き換え用として登場した形式で、JR西日本となって初めての新造車となります。3扉の転換クロスシート車輌で、その後のJR西日本の基準となった形式です。 1988年から1992年にかけて474両が製造されましたが、他形式の動きに合わせて頻繁に配置換え、組成換えを行っています。2連、4連(2通り)、6連、8連の計5種類の編成が存在し、2両編成から12両編成まで2両単位で自由自在に編成を組むことができます。 当初のメインであった新快速運用については、1991年に117系を全て置き換えて以来95年まで221系の天下が続きました。しかしながら、その後223系1000番台の登場、さらには223系2000・3000番台の登場により2000年には完全に新快速運用から撤退しました。ちなみに、223系への過渡期には221系と223系を併結していたこともあります(最高速度は120km/h)。 221系はMM´方式と1M方式が同系列中に混在しているという珍しい形式です。車体番号は従来のMM´方式の場合、ユニットになっているM車は一方が221でもう一方が220となるところですが、この形式はMM´方式は221、1Mは220という特殊な分け方をしています。このため221系ののMT比は両数にかかわらず1:1です。 |
製造初年:1989年(平成元年) | 制御方式:界磁添加励磁制御 |