JR167系アコモ改造車(田町電車区)

 167系は165系急行型電車の修学旅行用として登場しました。そのため、乗降扉は165系の1000mmに比べて700mmと特急型並に狭くなっています。165系と同じく固定クロスシートですが、田町電車区のアコモ改造車(←写真)やメルヘン車などは回転リクライニングシートに取り換えられており、乗り心地が格段に上昇しています。

 修学旅行用として登場した167系ですが、その主役が新幹線に移ると165系と共に急行列車の運用に就きました。しかし急行列車もほとんど廃止された晩年は波動輸送用としてムーンライトながらの救済列車(臨時快速、通称「大垣夜行」)などの臨時列車や団体列車などに使用されていました。

 JR西日本からは2000年に姿を消し、JR東日本ではそれ以後も臨時快速大垣(東京)行きの主役級となっていましたが、それでも2003年春には臨時快速を含めた全用途が特急形の183系・189系に置き換えられ、完全に廃車となりました。

製造初年:1965年(昭和40年) 制御方式:抵抗制御
形式消滅:2003年(平成15年)

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