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189系は、それまで181系で運転されてきた信越本線の特急「あさま」用として1975年に登場しました。 信越本線横川〜軽井沢間、通称「横軽間」の碓氷峠は66.7‰という急勾配のため、そこを通る列車は常に横川方にEF63の重連を連結していました。ただし181系や165系などは機関車との協調運転が不可能であったので横軽間は無動力運転でした。このため最大両数は8両に制限され、輸送力不足となっていました。 489系や169系など協調運転可能な形式が登場する中、181系「あさま」も183系1000番台を元に協調運転を可能にした189系で運転されることとなり、これにより最大12両での運転が可能となりました。ちなみに、末尾9の形式は協調運転が可能で、車番のはじめに●印のある車輌は協調・非協調にかかわらず横軽間を通過可能です。 長らく「あさま」として運用されてきた189系ですが、1997年9月30日を持って横軽間は廃止されたため、現在は183系に混じって細々と活躍を続けています。 |
製造初年:1975年(昭和50年) | 制御方式:抵抗制御 |