忘れないということは
今回は小休止です。
ヴィム・ヴェンダース監督の“Buena Vista Social Club”という映画を見てきました。キューバのミュージシャンの ドキュメンタリー映画です。彼らの歌のなんと素晴らしいこと!その哀しみの表現のなんと艶やかなこと。 哀しみにちゃんと居場所のある国だなと思いました。
花たちには知って欲しくない、どんなに私が悩んでいるか。知ったら彼らは泣くだろうから。私の苦しみ。 どんなに私が苦しんでいるか彼らが知ったら、きっと死んでしまうから。
この歌を聴いていて泣きました。そうしたら歌っている女性も泣いていました。
歌って好きです。歌でしか言えないことのなんとたくさんあることか、人の抱えきれる以上のことが。
その日「忘れない」ってどういうことだろう、ともやもや考えていた。
ある掲示板で、「ハインリヒはヒルダ以外の女性を愛することができるのか」なんて ことを考えてみてたりしまして。
惹かれることはもちろんあるだろうし、もしかして、誰かと夜を過ごすこともあるかも。でもそんな時、彼女の面影を抱いて 彼女の声を聞くかもしれない。
いつか幸せになれなんて言葉は好きではない。そのままでいてもいいと私は思ってます。
はあ。で、そんなの文章にしようと思ったらこんな風にしかならなかった(^_^;。
音も声もないけれど。
んでわまた(^^)/~~ (逃亡〜 )))))))))))(・・)/すたた)(1999年12月15日記)
追記:ここに書いた歌はイブライム・フェレールとオマーラ・ポルトゥオンドのデュエット“Silencio”。
Buena Vista Social Clubシリーズの“Ibirahim Ferrer”に収録されてます。