アレッチ氷河下り・1日目 2005年6月21日
(ユングフラウヨッホ-->コンコルディアヒュッテ)
4人で世界遺産のアレッチ氷河をくだった。前日
グリンデルワルドのガイド組合へ行くと、まだ雪が
深いから、スノーシューを履くように言われ、早速
レンタルした。
出発の朝、グリンデルワルド駅で、ガイドのハンズ
さんと合流。登山電車でユングフラウヨッホへ向った。
スフィンクスに登ると、これから2日間かけて下る
アレッチ氷河の全貌(写真右)が見渡せる。
正午スノーシューを履き、アンザイレンして、いよいよ出発。
スタートしてみると、雪の上をただ歩いて下るだけなので、
これなら楽なものだと思った。
ところが、2時間半ほど歩いたところで、大きなクレバスに
遭遇。初め一番左から越そうとしたが、クレバスの幅が
広すぎて断念。この辺りまで来ると、アレッチ氷河の幅も
かなり広くなっている。渡れそうな箇所を求めて、クレバスに
沿って移動する。
結局、中ほどの一番幅の狭そうな所を飛び越す
ことにする。スノーシューは外して、ザックにくくり
つける。ガイドに続いて、Eさんが飛び越す(写真右)
までは順調だったが、その後、着地で倒れ込んだり、
踏み外して落ちそうになったりと、結構大変だった。
ザイルで確保しているので、大事には至らなかったが。
決定的瞬間の写真は、私が上で確保していたので、
撮っていない。
右の写真はクリックすると大画面で見られます。
難所を越した後、しばらく歩くと、今夜泊る山小屋
コンコルディアヒュッテが見えてくる。ヒュッテの下に
着いたのが午後4時。ここでザイルを外す。
しかし、まだ小屋までは岩に取り付けられた金属製の
梯子と階段を、標高差にして100mほど登らなければ
ならない。
こうして、やっと到着したコンコルディアヒュッテは、
なかなか快適だった。私はスイスの山小屋には何度も
泊っているが、こんなに空いていたのは初めて。まだ
時期が早いからであろう。私達4人は12人部屋を
独占使用した。食事もおいしかった。