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ビジネス書を読みましょう (蓄積版) テキスト一覧


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最終更新日:2011/02/20
290 ★★★★
【小惑星探査機はやぶさの大冒険】
著者:山根一真
出版社:マガジンハウス
サイズ:単行本/295p
発行年月:2010年07月
ISBN:9784838721030(483872103X) 4-8387-2103-X/978-4-8387-2103-0/978-4838721030
宇宙つながりで、今回は「はやぶさ」です。
2003年の打ち上げから2010年の帰還までの7年間を紹介します。
ブームにあやかって、インターネット等で公開されている情報を寄せ集めた様な本とは違い、7年間「はやぶさ」を追い続けた著者の思いが伝わってくる内容です。
ページ先頭
289 ★★★★
【NASAより宇宙に近い町工場】
僕らのロケットが飛んだ
著者:植松努
出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン
サイズ:単行本/200p
発行年月:2009年11月
ISBN:9784887597525(4887597525) 4-88759-752-5/978-4-88759-752-5/978-4887597525
先に紹介したコミックの主人公である植松努氏の著。
コミックだけでは物足らないので、検索して本書を見つけました。
夢を持ちあきらめないことの大切さ、「どうせ無理」とあきらめることの弊害を訴えます。
高い理想を持ち、社会を良くしていこうとする、著者の熱い思いが伝わってきます。
ページ先頭
288 ★★★★
【植松電機1 −「夢に向かって」植松努物語−】
『心を育てる』感動コミック VOL.7
著者:田原実/西原大太郎
出版社:インフィニティ
サイズ:単行本/241p
発行年月:2010年11月
ISBN:9784903758060(4903758060) 4-903758-06-0/978-4-903758-06-0/978-4903758060
株式会社インフィニティの担当者様から献本いただきました。この場を借りてお礼申しあげます。
ロケットをつくりたいという夢を追い続け、実現した、植松努氏の成功物語。
夢を追い続けることの尊さを訴えます。いい話です。
ページ先頭
287 ★★★
【星野リゾートの教科書】
サービスと利益両立の法則
著者:中沢康彦/日経トップリーダー編集部
出版社:日経BP社
サイズ:単行本/229p
発行年月:2010年10月
ISBN:9784822264116(4822264114) 4-8222-6411-4/978-4-8222-6411-6/978-4822264116
星野リゾートで実際に起った事例を取り上げ、その時にどのような教科書を参考にし、解決したのかを説明します。
教科書として紹介されている本は、いずれもビジネス書として有名なものばかりですが、そういった本の理論を実際の経営にどのように活用するのかに主眼がおかれています。
星野リゾートの経営を書いた本というよりは、星野社長によるビジネス書の解説、紹介の本。
ページ先頭
286 ★★★
【ビジネスパーソンのための断捨離思考のすすめ】
著者:田崎正巳
出版社:同文舘出版
サイズ:単行本/223p
発行年月:2010年11月
ISBN:9784495591519(4495591517) 4-495-59151-7/978-4-495-59151-9/978-4495591519
同文舘出版編集部の担当者様から献本いただきました。この場を借りてお礼申しあげます。
ビジネスの世界で重要な戦略である「集中と選択」を、「断捨離」という言葉で表現しているだけで、目新しい内容はありません。
前半部分(というか全体の3分の2)は、経営レベルの戦略に関する内容で、読み物としては面白いが、ビジネスパーソンにどれだけ役立つかといえば...?
ページ先頭
285 ★★★★
【アリババ帝国】
ネットで世界を制するジャック・マーの挑戦
著者:張剛
出版社:東洋経済新報社
サイズ:単行本/321p
発行年月:2010年07月
ISBN:9784492502075(4492502076) 4-492-50207-6/978-4-492-50207-5/978-4492502075
翻訳者の永井様から献本いただきました。この場を借りてお礼申しあげます。
中国で最大級のIT関連グループであるアリババ(阿里巴巴)の創業から現在に至るまでの軌跡を追います。
日本が不況から立ち直ることができずにもたついている間に、隣国でこのような企業が驚異的な発展を遂げているのに驚かされると同時に、そういった情報が日本国内にほとんど届かないことに違和感を感じます。
中国のIT産業を紹介した書物が少ないだけに、貴重な本です。
ただ、劇画の世界を画いているような内容で、ノンフィクションであっても、いわゆる「ビジネス書」とは趣が違います。
ページ先頭
284 ★★★★
【ロウソクの科学】
角川文庫
著者:マイケル・ファラデー
出版社:角川書店
サイズ:文庫/180p
発行年月:1989年08月
ISBN:9784043127016(4043127014) 4-04-312701-4/978-4-04-312701-6/978-4043127016
古典的な名著として世界的に有名な本です。
中学生くらいが対象年齢のもので、私もその頃に一度読んでいます。
何十年かぶりに読んだのですが、その時以上の感動がありました。
「科学とは何か」「学ぶとはどういう事か」を考えさせられる内容です。
ページ先頭
283 ★★★★
【星の王子さま】
新潮文庫
著者:アントアーヌ・ド・サン・テグジュペリ
出版社:新潮社
サイズ:文庫/158p
発行年月:2006年04月
ISBN:9784102122044(4102122044) 4-10-212204-4/978-4-10-212204-4/978-4102122044
若い頃に読んだ覚えがあるのですが、「夏休みフェア」で書店に平積みにしてあるのを見て、思わず買ってしまいました。
読むたびに違った感動があります。
決して子供向きの本ではなく、大人のための本です。
ビジネス書は読まない人でも、こういった本は読んでほしいです。
ページ先頭
282 ★★★★★
【日本経済を凋落させた七人】
「失われた20年」を検証する!
著者:三橋貴明
出版社:飛鳥新社
サイズ:単行本/126p
発行年月:2009年12月
ISBN:9784870319776(4870319772) 4-87031-977-2/978-4-87031-977-6/978-4870319776
夏の参議院選では、惜しくも落選した三橋貴明氏の著。
「失われた20年」に行われた経済政策について検証します。
個人を糾弾するようなタイトルですが、あくまでも政策に関する批判であって、個人を攻撃したものではありません。
また、単なる批判だけにとどまらず、どう考え、どうすべきであったのかを分かりやすく具体的に論じます。
ページ先頭
281 ★★★★
【敗者復活力】
50億円企業を作った中卒元キックボクサーの人生逆転
著者:廣田康之
出版社:同文舘出版
サイズ:単行本/217p
発行年月:2010年10月
ISBN:9784495589714(4495589717) 4-495-58971-7/978-4-495-58971-4/978-4495589714
同文舘出版編集部の担当者様から献本いただきました。この場を借りてお礼申しあげます。
中卒の元プロキックボクサーが説く成功法則。
どこの本にも書かれている「当たり前」のことしか書いていないですが、熱い思いが伝わってきます。
あえていうなら、著者が成功したのは、「負け組」であったから。
「負け組」であるがゆえに「リスク」を取ることができ、変化を受け入れることができた、ということでしょう。
それなりの学歴を持ち、それなりの企業で働き、それなりに仕事ができて、それなりに満足した生活が送れているぼんくらには、簡単そうでできないことです。
ページ先頭
280 ★★★★
【本当はちがうんだ日記】
集英社文庫
著者:穂村弘
出版社:集英社
サイズ:文庫/213p
発行年月:2008年09月
ISBN:9784087463538(4087463532) 4-08-746353-2/978-4-08-746353-8/978-4087463538
何の役にも立たないエッセイです。
ただ、どうしようもなくおもしろい。
「変なヤツ」の「いびつな本音と妄想」に共感させられます。
決して万人受けするようなものではありません。また、著者もはじめからそんな事を期待していません。
共感した人にしか支持されない微妙な内容です。
ページ先頭
279 ★★★
【じつは体に悪い19の食習慣】
著者:南清貴
出版社:ワニ・プラス/ワニブックス
サイズ:新書/221p
発行年月:2010年06月
ISBN:9784847060175(4847060172) 4-8470-6017-2/978-4-8470-6017-5/978-4847060175
食に関する「常識のウソ」を指摘します。
初めのうちは、「何となくおかしいと思っていたけれどやっぱりそうだったのか」「これは自分も騙されていた」などと、自分の感覚に照らし合わせて興味深く読めます。
ただ、後半から内容はどんどん過激になっていき、最後は「そこまで気にしていたら食べるものがなくなってしまう」と反発したくなります。
また、口述筆記のためか、主語と述語の不一致や、意味のない接続詞が散見され、作りが荒い印象を受けます。
ページ先頭
278 ★★★
【鈍感力】
集英社文庫
著者:渡辺淳一
出版社:集英社
サイズ:文庫/239p
発行年月:2010年03月
ISBN:9784087465426(408746542X) 4-08-746542-X/978-4-08-746542-6/978-4087465426
小さなことは気にせず図太く生きた方が人生幸せですよ、といった内容。
確かに、世の中というのは、鈍感で自分中心の人間が得をするようにできています。
あまり繊細すぎる人間は能力があっても成功者になれない、という著者の主張も理解できます。
でも、私は、小さなことに悩み傷つき、常に損な役回りをし、繊細に真面目に生きる人に魅力を感じます。
ページ先頭
277 ★★★★
【伝える力】
「話す」「書く」「聞く」能力が仕事を変える!
PHPビジネス新書
著者:池上彰
出版社:PHP研究所
サイズ:新書/205p
発行年月:2007年05月
ISBN:9784569690810(4569690815) 4-569-69081-5/978-4-569-69081-0/978-4569690810
「伝える」ということを、コミニュケーションの視点とプレゼンテーションの視点から、解説します。
ノウハウやテクニックだけでなく、心構えや基本となる考え方に重点を置いた説明は、分かりやすく好感が持てます。
一つ一つの内容は、どこの本にも書かれているものばかりで、特に目新しさはないですが、うまくまとまっており、読者を引き込みます。
ページ先頭
276 ★★★★
【知らないと恥をかく世界の大問題】
角川SSC新書
著者:池上彰
出版社:角川書店
サイズ:新書/182p
発行年月:2009年11月
ISBN:9784047315044(4047315044) 4-04-731504-4/978-4-04-731504-4/978-4047315044
経済問題を中心に、環境問題、資源問題、中東をはじめとする世界各地での小競り合い等、世界で起こっている様々な問題を解説します。
ニュースを聞いても、新聞を読んでも、もう一つ理解出来ない、といった人向けの、浅く広い内容です。
ページ先頭
275 ★★★★
【競争と公平感】
市場経済の本当のメリット
中公新書
著者:大竹文雄
出版社:中央公論新社
サイズ:新書/245p
発行年月:2010年03月
ISBN:9784121020451(4121020456) 4-12-102045-6/978-4-12-102045-1/978-4121020451
国内外で実施された多くの経済政策、雇用政策について、その政策で利益を得たのは誰か、損をしたのは誰か、社会全体としてはプラスであったのか、といった検証を経済学的に解説します。
「競争と公平感」というタイトルは、気持ちは理解できますが、タイトルから受ける印象と内容とはやや異なります。
ページ先頭
274 ★★★★
【日本経済の真実】
ある日、この国は破産します
著者:辛坊治郎/辛坊正記
出版社:幻冬舎
サイズ:単行本/215p
発行年月:2010年04月
ISBN:9784344018167(4344018168) 4-344-01816-8/978-4-344-01816-7/978-4344018167
「長引く不況から日本経済は復活できるのか」「超債務国となった日本の将来はどうなるのか」「民主党の経済政策は成功するのか」辛坊氏が熱く語ります。
アンチ派の多い辛坊氏だけあって、本書に対する評価は賛否両論というよりは、否定的な評価の方が多いようです。
読まずに否定するのではなく、まずは読んでから自分自身の目で判断すべきでしょう。
ページ先頭
273 ★★★★
【自分を鍛える働き方】
「刑事五十訓」に学ぶ
著者:飯田裕久
出版社:サンマーク出版
サイズ:単行本/206p
発行年月:2010年05月
ISBN:9784763199607(4763199609) 4-7631-9960-9/978-4-7631-9960-7/978-4763199607
サンマーク出版編集部の担当者様から献本いただきました。この場を借りてお礼申しあげます。
刑事の世界で代々受け継がれてきた、格言集「刑事五十訓」を一つ一つ解説や体験を交え解説していきます。
仕事に望む姿勢、仕事観について述べている部分は、刑事に特化したものではなく、多くのビジネスマンに当てはまる内容です。
さらに、生き方、人生観について述べてている部分は、ビジネスマンだけでなく、多くの人が共感できるものでしょう。
ターゲットはあくまでも若いビジネスマンでしょうが、(ビジネスに無縁の人も含めて)誰が読んでも満足できる内容です。
ページ先頭
272 ★★★★
【日本は世界5位の農業大国】
大嘘だらけの食料自給率
講談社+α新書
著者:浅川芳裕
出版社:講談社
サイズ:新書/189p
発行年月:2010年02月
ISBN:9784062726382(4062726386) 4-06-272638-6/978-4-06-272638-2/978-4062726382
食料自給率というものが、いかに意味のない指標であるのかを主張し、日本の農業の実態と、農業政策の問題点に言及します。
あくまでの一つの意見ですので、その妥当性に関しては慎重にならざるを得ませんが、今までメディアで取り上げられることのなかった情報も多くあり、刺激的な内容です。
本書に反論する立場からの主張も聞いてみたいところです。
ページ先頭
271 ★★★
【20代にしておきたい17のこと】
だいわ文庫
著者:本田健
出版社:大和書房
サイズ:文庫/198p
発行年月:2010年04月
ISBN:9784479302834(4479302832) 4-479-30283-2/978-4-479-30283-4/978-4479302834
タイトルのとおり、20代のうちに経験しておくべきことを17の項目にまとめています。
平易な語り口で読みやすい内容ですが、具体的に何をすればいいのかは書いてありません。
「人生最大の失敗をしろ」なんて言われても、わざわざ失敗するために行動を起こせるわけでもなく、失敗しそうな場合はなんとかそれを回避しようとするのが通常の行動です。どうすれば人生最大の失敗ができるのかは誰も教えてくれません。
もちろん、著者の「いいたいこと」や「気持ち」は分かりますが...
具体的な方法論ではなく、「気持ち」に共感することで満足できる人であれば、「買い」でしょうか。
ページ先頭
270 ★★★★
【残念な人の思考法】
日経プレミアシリーズ
著者:山崎将志
出版社:日本経済新聞出版社
サイズ:新書/230p
発行年月:2010年04月
ISBN:9784532260750(4532260752) 4-532-26075-2/978-4-532-26075-0/978-4532260750
能力もやる気もあるのに、成果がでない「残念な人」の考え方や行動を取り上げ解説します。
ただ、あくまでも散文的なエッセイといった内容で、「残念な人」の「思考法」を論理的に分析したようなものではありません。また、「残念な人」の話は本書の前半部分だけで、後半部分は仕事に取り組む際の心構えや考え方について説いた内容になっています。
それなりに興味深い話ではありますが、なんとなくまとまりがなくなってしまっているのは残念です。
プロローグで、著者自身も「残念な人」であるとしていますが、少なくともここで例に上げているのは、本書でいうところの「残念な人」の範疇には入らないもので、違和感を感じます。
ページ先頭
269 ★★★
【大人の「男と女」のつきあい方】
艶のある男の色気の磨き方
著者:川北義則
出版社:中経出版
サイズ:単行本/253p
発行年月:2010年05月
ISBN:9784806137160(4806137162) 4-8061-3716-2/978-4-8061-3716-0/978-4806137160
中経出版編集部の担当者様から献本いただきました。この場を借りてお礼申しあげます。
少し前に紹介した「遊びの品格」の川北氏の著。
「遊びの品格」よりさらにグレードアップしています。草食系のぼんくらには、ちょっとキツイ。
ページ先頭
268 ★★★★★
【考えない練習】
著者:小池龍之介
出版社:小学館
サイズ:単行本/222p
発行年月:2010年02月
ISBN:9784093881067(4093881065) 4-09-388106-5/978-4-09-388106-7/978-4093881067
「考える」のではなく「感じる」ことの大切さを説きます。
読んでいるだけで、心が癒されます。
巻末の池谷裕二氏との対談も興味深いです。
ページ先頭
267 ★★★
【衆愚の時代】
新潮新書
著者:楡周平
出版社:新潮社
サイズ:新書/191p
発行年月:2010年03月
ISBN:9784106103537(4106103532) 4-10-610353-2/978-4-10-610353-7/978-4106103537
社会に蔓延する偽善をブッタ切ります。
著者はあくまでも作家であり、政治や経済には素人です。そのため、事実関係の認識や論理展開に多少の甘さがあり、感情論に傾いているのは否めません。
「言いにくいこと」「思っていても口にしないこと」を代弁してくれますが、「溜飲の下がる思い」というのはありません。
もうひとつものたらない。
ページ先頭
266 ★★★
【語学力ゼロで8カ国語翻訳できるナゾ】
どんなビジネスでもこの考え方ならうまくいく
講談社+α新書
著者:水野麻子
出版社:講談社
サイズ:新書/187p
発行年月:2010年02月
ISBN:9784062726368(406272636X) 4-06-272636-X/978-4-06-272636-8/978-4062726368
特許翻訳を主に手がける翻訳者が、翻訳業務に関する自身の考え方と方法を論じます。
前半部分では、翻訳に必要な能力は、「語学力」や「専門知識」ではなく、「情報収集力」であることを説きます。
後半部分では、一転して、いかに効率的に翻訳作業を行うか、という話題になり、ワードやエディタで、一括置換やマクロを活用した作業方法を紹介します。
著者が本当に言いたかったのはあくまでも前半部分と思いますが、個人的には、「当たり前」のことが書かれている前半部分よりも、後半の方法論の方が興味を持って読めました。
ページ先頭
265 ★★★★
【変わる世界、立ち遅れる日本】
PHP新書
著者:ビル・エモット
出版社:PHP研究所
サイズ:新書/212p
発行年月:2010年03月
ISBN:9784569777283(4569777287) 4-569-77728-7/978-4-569-77728-3/978-4569777283
エモット氏の最新の著。
今、国際経済はどうなっているのか、これからどう変わっていくのか、そして、日本はどう変わるべきなのか、広い視野と深い洞察力で難問に切り込みます。
傾聴に値する内容です。
ページ先頭
264 ★★★
【頭がよくなる「経済学思考」の技術】
著者:木暮太一
出版社:中経出版
サイズ:単行本/192p
発行年月:2010年04月
ISBN:9784806136828(4806136824) 4-8061-3682-4/978-4-8061-3682-8/978-4806136828
中経出版編集部の担当者様から献本いただきました。この場を借りてお礼申しあげます。
「インセンティブ」、「ルール」、「均衡点」の3つで、物事の結果を論理的に予測する考え方を学びます。
「お金」の話だけでなく、日常生活の中の身近な話題を多くとりあげ、わかりやすく解説します。
この本にも「頭がよくなる」がついています。「頭がよくなる」を付ければ何でも売れるのでしょうか。不快です。
ページ先頭
263 ★★★
【頭をよくする本】
川島隆太先生と100人の子どもたちが脳について考えてみた!
著者:川島隆太
出版社:KKベストセラーズ
サイズ:単行本/157p
発行年月:2004年12月
ISBN:9784584159859(4584159858) 4-584-15985-8/978-4-584-15985-9/978-4584159859
「脳」に関して、子供たちの100の質問に著者が答えます。
脳の構造や機能に関して、専門家がわかりやすく解説します。
それなりに勉強にはなりますが、最近はやりの「頭をよくする」「脳を鍛える」といった内容ではありません。
ページ先頭
262 ★★★★
【頭がよくなる知的生産の技術】
著者:三木光範
出版社:中経出版
サイズ:単行本/223p
発行年月:2010年03月
ISBN:9784806136484(4806136484) 4-8061-3648-4/978-4-8061-3648-4/978-4806136484
中経出版編集部の担当者様から献本いただきました。この場を借りてお礼申しあげます。
創造的な仕事をするためには「ムダ」が大切であるという話です。
理工学部で「最適化」の研究に携わっている著者が、今までにない視点で、知的生産力の向上を考えます。
技術よりも考え方を説いたもので、いわゆる「知的生産」ものではありません。
また、タイトルの「頭がよくなる」というのも意味不明です。
内容は、悪くないだけに、あまりにも内容とかけ離れたタイトルは残念です。
ページ先頭
261 ★★★★
【世界一やさしい成功法則の本】
今日にでも、別人になれる言葉
知的生きかた文庫
著者:山崎拓巳
出版社:三笠書房
サイズ:文庫/222p
発行年月:2009年05月
ISBN:9784837977841(4837977847) 4-8379-7784-7/978-4-8379-7784-1/978-4837977841
1テーマ5ページ前後で、およそ30のテーマについて解説します。
読みやすく、共感を感じるテーマが多くあります。
「はじめに」で、「ひとつでもいいから、自分にあった『成功法則』に出会えば、それで十分なんです」と説いています。それこそが、本書の一番の「成功法則」かもしれません。
ページ先頭
260 ★★★★
【教え上手】
“自ら伸びる”人を育てる
著者:有田和正
出版社:サンマーク出版
サイズ:単行本/223p
発行年月:2009年12月
ISBN:9784763199775(4763199773) 4-7631-9977-3/978-4-7631-9977-5/978-4763199775
サンマーク出版編集部の担当者様から献本いただきました。この場を借りてお礼申しあげます。
多くの例を上げ、教えるとはどういう事かを論じます。
単なる技術を説いた本ではなく、著者の人間性や哲学が感じられる本です。
多くの人に読んでいただきたい、いい本です。
ページ先頭
259 ★★★★
【超バカの壁】
新潮新書
著者:養老孟司
出版社:新潮社
サイズ:新書/190p
発行年月:2006年01月
ISBN:9784106101496(4106101491) 4-10-610149-1/978-4-10-610149-6/978-4106101496
「バカの壁」に続いて「超バカの壁」です。こちらは、今回はじめて読みました。
「バカの壁」と打って変わって、面白い本です。
そういう考え方もあったのか、と感心させられる部分が多くあります。
ページ先頭
258 ★★★
【バカの壁】
新潮新書
著者:養老孟司
出版社:新潮社
サイズ:新書/204p
発行年月:2003年04月
ISBN:9784106100031(4106100037) 4-10-610003-7/978-4-10-610003-1/978-4106100031
「アホの壁」を読んだ機会に、以前に読んだ「バカの壁」を再読しました。
前に読んだときは、あまり面白いとは思わなかったのですが...今回もやっぱりもうひとつというのが正直な感想です。
上質なエッセイと思いますが、400万部売れたというのは理解できません。
ページ先頭
257 ★★★★
【アホの壁】
新潮新書
著者:筒井康隆
出版社:新潮社
サイズ:新書/184p
発行年月:2010年02月
ISBN:9784106103506(4106103508) 4-10-610350-8/978-4-10-610350-6/978-4106103506
タイトルは、もちろん、養老孟司氏の「バカの壁」をもじったものですが、内容は、パロディーではありません。また、ギャグや悪ふざけも一切ない真面目な本です。
もちろん、筒井氏の本ですから、真面目にアホなことを論じるという点で既に「アホ」な本であるわけですが...
「バカの壁」より面白いです。
ページ先頭
256 ★★★★
【ずるい!? なぜ欧米人は平気でルールを変えるのか】
ディスカヴァー・トゥエンティワン
著者:青木高夫
出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン
サイズ:新書/200p
発行年月:2009年12月
ISBN:9784887597792(4887597797) 4-88759-779-7/978-4-88759-779-2/978-4887597792
スポーツ、政治、経済等の分野でのいくつかの例を挙げながら、欧米人と日本人のルールに対する考え方の違いを説きます。
日本人の多くは、ルールを変えてまで自分たちが有利になるようにするのを「ずるい」と考えますが、それは、ルールとプリンシプルの違いを混同していることによると説明します。
また、ルールが現状に合わなくなれば変えるのは当然であり、そのルール作りに積極的に参加しようとしないのは、最初から負けているのと同じで、ルール作りから勝負が始まっていることを認識しなければならないとしています。
章によっては、本書の趣旨からは少し外れた「浮いた」内容がありますが、それ以外の部分は説得力のある共感できる内容です。
ページ先頭
255 ★★★
【人にはぜったい教えたくない「儲け」の裏知恵】
青春文庫
著者:岩波貴士
出版社:青春出版社
サイズ:文庫/189p
発行年月:2010年01月
ISBN:9784413094542(4413094549) 4-413-09454-9/978-4-413-09454-2/978-4413094542
品の無いタイトルですが、しっかりした内容の本です。
通常、この手のハウツーものは、言い古された情報の寄せ集めであることが多いものですが、本書はそれなりにオリジナリティーを感じます。
多くの具体例を紹介していますが、その中には明らかな間違いや著者の勘違いがいくつかあります。雑な印象は否めません。
目のつけどころは悪くないだけに残念です。
ページ先頭
254 ★★★★
【歪んだ正義】
特捜検察の語られざる真相
角川文庫
著者:宮本雅史
出版社:角川学芸出版
サイズ:文庫/331p
発行年月:2007年05月
ISBN:9784043827039(4043827032) 4-04-382703-2/978-4-04-382703-9/978-4043827039
今年の初め、民主党の小沢一郎氏が、政治資金問題で東京地検特捜部の事情聴取を受けました。
結果的に不起訴になりましたが、この件で小沢氏と民主党は政治的に大きな打撃を受けました。
政治的な議論はここでの趣旨ではないので、これ以上の言及はしませんが、マスコミを巧みに利用しターゲットを社会的に窮地に追い込んでいく特捜のやり方と、それに迎合して国民を仰ぎたてるマスコミの報道に対して、疑問を感じた事件でもありました。
本書では、過去のいくつかの事件を取り上げ、「特捜」の姿に迫ります。
ページ先頭
253 ★★★★
【リーダーになる人のたった1つの習慣】
著者:福島正伸
出版社:中経出版
サイズ:単行本/174p
発行年月:2008年11月
ISBN:9784806131113(4806131113) 4-8061-3111-3/978-4-8061-3111-3/978-4806131113
経営者育成のためのセミナーで学んだ3人が、赤字のカラオケ店の経営を実際に任され、業績回復を目指す......と物語を通じて、リーダーになる人にとって何が重要であるのかを説きます。
フィクションではありますが、実話をベースにしているということです。
これだけでマネジメントができれば苦労しない、という気がしないでもないですが、素直に感動したい内容です。
ページ先頭
252 ★★★★
【「渋滞」の先頭は何をしているのか?】
宝島社新書
著者:西成活裕
出版社:宝島社
サイズ:新書/221p
発行年月:2009年06月
ISBN:9784796658430(4796658432) 4-7966-5843-2/978-4-7966-5843-0/978-4796658430
渋滞にかかわる様々なアプローチを渋滞学と名付け、メカニズムや解消法を解明します。
知的好奇心を刺激する内容です。
車の渋滞から人の渋滞、さらには、動物の渋滞へと話題は広がり、企業の渋滞、経済の渋滞等、あらゆる現象を「渋滞」を切り口に論じます。
ページ先頭
251 ★★★
【成功のコンセプト】
幻冬舎文庫
著者:三木谷浩史
出版社:幻冬舎
サイズ:文庫/205p
発行年月:2009年12月
ISBN:9784344414006(4344414004) 4-344-41400-4/978-4-344-41400-6/978-4344414006
2007年10月に単行本として刊行したものを単行本化したもの。
楽天の創業者、三木谷氏が、今の楽天を築き上げるまでに何をやってきたのかを語ります。
こういった本では、創業者の熱い情熱が伝わってくるものですが、残念ながら本書ではそういったものをあまり感じ取れません。あまりにも、冷静で理論的な三木谷氏の人柄のせいでしょうか?
ページ先頭
250 ★★★
【頭がよくなる「図解思考」の技術】
自分の考えを整理し、わかりやすく伝える方法
著者:永田豊志
出版社:中経出版
サイズ:単行本/199p
発行年月:2009年11月
ISBN:9784806135494(4806135496) 4-8061-3549-6/978-4-8061-3549-4/978-4806135494
中経出版編集部の担当者様から献本いただきました。この場を借りてお礼申しあげます。
プレゼンテーションとしての図解の技術を解説した本は多くありますが、本書は、入ってきた情報を整理するメモとして、図解の活用を説きます。
そういえば、人に伝えるときに図で分かりやすく説明することはしても、自分自身が理解するために図でメモを取ることはあまりしません。
目のつけどころは、面白いです。
ページ先頭
249 ★★★★★
【読むだけですっきりわかる日本史】
宝島社文庫
著者:後藤武士
出版社:宝島社
サイズ:文庫/348p
発行年月:2008年06月
ISBN:9784796663991(4796663991) 4-7966-6399-1/978-4-7966-6399-1/978-4796663991
日本の歴史を一冊にまとめたもの。
内容としては中学生レベルのものですが、教科書では取り上げられないようなことも紹介されており、楽しみながら読み進めることができます。
非常に濃い内容の本です。
何回も読み直して理解を深めたいものです。
ページ先頭
248 ★★★
【欠点を直さずに幸せに生きる方法】
著者:齊藤正明
出版社:サンマーク出版
サイズ:単行本/191p
発行年月:2009年11月
ISBN:9784763199768(4763199765) 4-7631-9976-5/978-4-7631-9976-8/978-4763199768
サンマーク出版編集部の担当者様から献本いただきました。この場を借りてお礼申しあげます。
ありのままの自分を受け入れ、できないことはできないと認め、ラクに生きましょう、という内容です。
著者の言いたいことは理解できますが、全てを右から左に受け流すような悟りきった生き方を説かれると、「後ろ向き」で嫌な気分になってきます。
ページ先頭
247 ★★★
【頂きはどこにある?】
著者:スペンサー・ジョンソン
出版社:扶桑社
サイズ:単行本/126p
発行年月:2009年09月
ISBN:9784594060527(4594060528) 4-594-06052-8/978-4-594-06052-7/978-4594060527
以前に紹介した「チーズはどこへ消えた?」のスペンサー・ジョンソンの著。
「谷」に住む若者が「山」に登り、そこで1人の老人に出会い教えを受け...
とフィクション仕立てで、人生の「山」と「谷」に対する対処法を説きます。

世界的なベストセラーだそうです。
いい本だとは思いますが、これだけで人生の成功者になれるわけではなく、なぜそこまで評価される本であるのかは私には理解できません。
ページ先頭
246 ★★★
【営業の見える化】
著者:長尾一洋
出版社:中経出版
サイズ:単行本/224p
発行年月:2009年10月
ISBN:9784806134749(4806134740) 4-8061-3474-0/978-4-8061-3474-9/978-4806134749
NIコンサルティングPR事務局の担当者様から献本いただきました。この場を借りてお礼申しあげます。
社外での活動が多く、かつ、個人プレーが中心のため「見えにくい」営業を、「見える化」するための手法を紹介しています。
あくまでも営業部門に特化した内容ですが、基本となる考え方は、営業以外の業務においても大いに参考になるものです。
ページ先頭
245 ★★★
【誰とでも15分以上会話がとぎれない!話し方66のルール】
著者:野口敏
出版社:すばる舎
サイズ:単行本/239p
発行年月:2009年07月
ISBN:9784883998302(4883998304) 4-88399-830-4/978-4-88399-830-2/978-4883998302
人気のある本らしいです。
この手の本が売れるということは、それだけ、会話が苦手な人が多いということでしょう。
私自身も、人と話をするのは大の苦手で、特に苦手な人(というか波長の合わない人)とは、1分と話が続かないことがよくあります。
そういう人が、この本を読んで、すぐに会話が得意になるわけではありません。
あくまでも、基本となる考え方を理解し、その上で66のルールに基づく訓練を繰り返すことで上達するというものです。
テクニックよりも心の持ち方に視点をおいた内容は、説得力があり、共感が持てます。
ページ先頭
244 ★★★★
【あなたを邪魔する壁が小さくなる方法】
著者:内田和俊
出版社:大和書房
サイズ:単行本/230p
発行年月:2009年05月
ISBN:9784479792598(4479792597) 4-479-79259-7/978-4-479-79259-8/978-4479792598
大和書房編集部の担当者様から献本いただきました。この場を借りてお礼申しあげます。
ものごとに成功するのは、「やりかた」と「ありかた」の両方が重要であることを説きます。
その上で、「やりかた」よりも「ありかた」の方がより重要であるとし、深く掘り下げて解説します。
いわゆる、ハウツーものが「やりかた」を書いたものであるなら、本書は「ありかた」について解説した本です。
ページ先頭
243 ★★★
【リーダーになる人に知っておいてほしいこと】
著者:松下幸之助/松下政経塾
出版社:PHP研究所
サイズ:単行本/123p
発行年月:2009年04月
ISBN:9784569704104(4569704107) 4-569-70410-7/978-4-569-70410-4/978-4569704104
松下政経塾での未公開テープを起こしたもの。
松下幸之助氏の語りかける様子が伝わってきます。
ただ、寄せ集めの話であるためでしょうか、他の松下幸之助氏の本と比べると、心に響くものがありません。
松下幸之助氏の本を読んだことのない人が、あえて選ぶ本ではないと思います。
ページ先頭
242 ★★★★
【「0円販促」を成功させる5つの法則】
著者:米満和彦
出版社:同文館出版
サイズ:単行本/181p
発行年月:2009年03月
ISBN:9784495582913(4495582917) 4-495-58291-7/978-4-495-58291-3/978-4495582913
著者の米満様から献本いただきました。この場を借りてお礼申しあげます。
「0円販促」とは、その名のとおり、費用をかけないで行う販売促進を指します。金をかけずに、頭を使い、集客に結びつけるノウハウを提供します。
あくまでも、自営業を営んでいる人を対象にした話ですが、それ以外の人が読んでも充分楽しめる内容です。
ページ先頭
241 ★★★★
【タバコ狩り】
平凡社新書
著者:室井尚
出版社:平凡社
サイズ:新書/197p
発行年月:2009年06月
ISBN:9784582854688(4582854680) 4-582-85468-0/978-4-582-85468-8/978-4582854688
タバコをめぐる規制に真っ向から反論します。
しかし、著者が本当に訴えたいのは、タバコ問題ではなかったはずです。
自分と世界観や価値観を共有しない者を「悪」に仕立て上げ、それを徹底的に排除しようとする人間が権力を持ち、それにメディアが迎合し、多くの市民が扇動される。少しでも異論を唱えれば「悪」とみなされ、社会全体から袋叩きにあう。良識も無ければ、科学も論理も通用しない社会になってしまう。
タバコ問題はあくまでもこういった現象の一例でしかありません。
あまり、タバコに深入りせず、もう少し社会学的な考察を深めれば、もっと面白い本になったのではないでしょうか。
ページ先頭
240 ★★★★
【組織が大きく変わる「最高の報酬」】
トータル・リワードを活用した行動科学マネジメント
著者:石田淳
出版社:日本能率協会マネジメントセンター
サイズ:単行本/226p
発行年月:2009年08月
ISBN:9784820717461(4820717464) 4-8207-1746-4/978-4-8207-1746-1/978-4820717461
日本能率協会マネジメントセンター出版事業部の担当者様から献本いただきました。この場を借りてお礼申しあげます。
組織に活力をもたらす、効果的でわかりやすいマネジメントを提唱します。
いろいろなマネジメントの本を読み出すと、「人」の部分に深入りしすぎるものですが、本書に示された「人を変えるのではなく行動を変える」といった考え方は、説得力があります。
豊富な事例で読みやすく、かつ、内容の濃い本です。
ページ先頭
239 ★★★
【自己プロデュース力】
著者:島田紳助
出版社:ヨシモトブックス/ワニブックス
サイズ:単行本/125p
発行年月:2009年09月
ISBN:9784847018190(4847018192) 4-8470-1819-2/978-4-8470-1819-0/978-4847018190
NSCでの特別講義の内容をおさめたもの。
島田紳助氏が、現在の成功を手に入れるために、何をやってきたのかを語ります。
内容は素晴らしいのですが、なぜか、心に伝わってきません。
講義内容は、DVDでも出されており、本書はそれを編集者が文字化しただけともいえる内容。
また、書籍として出版するのにあたっての追稿や挨拶文さえも一切無い。
「はじめに」で紹介されているが、本書の出版に反対であった紳助氏を執拗に説得し「仕方ない。好きにしていいよ。」と最後に言わせ強引に出版したという印象を受ける。
ページ先頭
238 ★★★★
【トヨタ式カイゼンの会計学】
ジャスト・イン・タイムを会計的に説明する『Jコスト論』
著者:田中正知
出版社:中経出版
サイズ:単行本/287p
発行年月:2009年04月
ISBN:9784806132851(4806132853) 4-8061-3285-3/978-4-8061-3285-1/978-4806132851
中経出版編集部の担当者様から献本いただきました。この場を借りてお礼申しあげます。
会計学に時間の概念を取り入れた「Jコスト論」とよぶ理論を説きます。
冒頭から数式が出てきますが難しいものではなく、ゆっくり読めば誰でも理解できるレベルのものです。
コストを考えるのに時間を考慮することは常識であるが、それを理論化するとともに、現場で使えるものにした、といった内容。
こういった方面の本は読んだことがないだけに、新鮮で楽しめました。
ページ先頭
237 ★★★★
【思考の整理学】
ちくま文庫
著者:外山滋比古
出版社:筑摩書房
サイズ:文庫/223p
発行年月:1986年04月
ISBN:9784480020475(4480020470) 4-480-02047-0/978-4-480-02047-5/978-4480020475
よく売れているそうです。若い頃に読んだ覚えがあるのですが、内容を全く覚えていないので、もう一度読みました。
「整理学」といっても学問的な内容ではありません。体系的な考察もありません。
20年以上前に書かれたものなので、多少の古さを感じますが、本質的な部分では、違和感を感じません。
上質なエッセイで、多くの人に読んでもらいたい本ではありますが、「これほど売れる本なのか」という気がしないではないです。
ページ先頭
236 ★★★
【すごいほめ方】
みんながワクワク働ける職場づくりの魔法
著者:福原裕一
出版社:中経出版
サイズ:単行本/221p
発行年月:2009年07月
ISBN:9784806134237(4806134236) 4-8061-3423-6/978-4-8061-3423-7/978-4806134237
中経出版編集部の担当者様から献本いただきました。この場を借りてお礼申しあげます。
職場の活性化、モチベーションアップを「ほめる」という視点から論じます。
すぐにでも使えそうな「しかけ」を多数紹介しています。一見、幼稚とも思えるようなものもありますが、そういったものの方が、案外効果的なのかもしれません。
ページ先頭
235 ★★★
【日本人の知らない日本語】
なるほど〜×爆笑!の日本語“再発見”コミックエッセイ
著者:蛇蔵/海野凪子
出版社:メディアファクトリー
サイズ:単行本/141p
発行年月:2009年02月
ISBN:9784840126731(4840126739) 4-8401-2673-9/978-4-8401-2673-1/978-4840126731
漫画です。面白いです。
日本語の教科書ではありません。雑学書でもありません。
話題の本だけあって、「楽天」や「Amazon」に、多くの読者がコメントを書き込んでいます。
「役に立った」「日本語の知識が増えた」「自分の日本語の使い方の間違いに気づいた」といった評は的外れなものでしょう。「中身が薄い」といった評も、教科書としての情報量の少なさに言及したもので、同様に的外れ。
本書は、あくまでも、日本語学校という「異文化コミュニケーション」の場での出来事をもとにしたエッセイ。
日本語を学ぶ外国人、その外国人に日本語を教えている人たち、を応援したくなる本です。
ページ先頭
234 ★★★
【HEALTH HACKS!】
ビジネスパーソンのためのサバイバル健康投資術
著者:川田浩志
出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン
サイズ:単行本/288p
発行年月:2009年02月
ISBN:9784887596917(488759691X) 4-88759-691-X/978-4-88759-691-7/978-4887596917
ディスカヴァー・トゥエンティワン編集部の担当者様から献本いただきました。この場を借りてお礼申しあげます。
健康オタクを自称する医者による健康本。
巷に溢れる、何の根拠も無い眉ツバ情報を集めたいい加減な本ではありません。しっかりした内容の本です。
一見ビジネス書の様なタイトルが並んでいますが、これはビジネス書好きの著者による「遊び」で、ビジネス書ではありません。でも、巻末には50冊以上のビジネス書が参考資料としてあげられていて......やっぱりビジネス書?
ページ先頭
233 ★★★★
【脳に悪い7つの習慣】
幻冬舎新書
著者:林成之
出版社:幻冬舎
サイズ:新書/182p
発行年月:2009年09月
ISBN:9784344981447(4344981448) 4-344-98144-8/978-4-344-98144-7/978-4344981447
何事にも興味を持ち、物事に前向きに取り組むことの重要性を説いた本はよくありますが、この本ではそれを「脳のしくみ」から解説します。
「昔から、宗教家や哲学者、心理学者等、多くの人が言ってきたことは、科学的にも証明されている」という内容。
うまくまとめられており、納得しながら読み進むことができます。
揚げ足を取るのなら、こういった議論をする際も、脳によい習慣に目を向けるべきであり、本書のように「悪い」習慣を論じるのは、脳にとっても「悪い」考え方になるのだが...
ページ先頭
232 ★★★★
【才能を引き出すエレメントの法則】
あなたの「天才」が目覚める!能力開発7つの方法
著者:ケン・ロビンソン/ルー・アロニカ
出版社:祥伝社
サイズ:単行本/259p
発行年月:2009年08月
ISBN:9784396650445(4396650442) 4-396-65044-2/978-4-396-65044-5/978-4396650445
監修の金森様、祥伝社のご担当者から献本いただきました。この場を借りてお礼申しあげます。
「好きなこと」と「得意なこと」が出会う場所を「エレメント」という言葉で定義します。
成功者には、必ず「エレメント」との出会いの体験があるとのことです。
本書では多くの具体例を挙げ、エレメントを見つける方法を説いています。また、最終章では教育問題に触れ、真の教育のあり方を「エレメント」の概念を軸に論じます。
ページ先頭
231 ★★★★
【一生モノの勉強法】
京大理系人気教授の戦略とノウハウ
著者:鎌田浩毅
出版社:東洋経済新報社
サイズ:単行本/222p
発行年月:2009年04月
ISBN:9784492556375(4492556370) 4-492-55637-0/978-4-492-55637-5/978-4492556375
大人のための勉強法を説いています。
前半部分は、先に紹介した「仕事頭がよくなるアウトプット勉強法」(230)に通じる部分があります。
途中からは、情報収集、読書法といった、いわゆる「知的生産」ものの様な内容に進んでいきます。そのあとにとってつけたように、試験対策についての章があり、最後は人とのかかわりの重要性に言及しています。
共感できる部分が多く、引き込まれていきますが、何となくまとまりに欠けた内容です。
ページ先頭
230 ★★★★
【仕事頭がよくなるアウトプット勉強法】
著者:増永寛之
出版社:サンマーク出版
サイズ:単行本/207p
発行年月:2009年03月
ISBN:9784763199072(4763199072) 4-7631-9907-2/978-4-7631-9907-2/978-4763199072
ライブレボリューションの担当者様から献本いただきました。この場を借りてお礼申しあげます。
勉強とは「アウトプット」すなわち具体的な成果を前提としたものでなければならないことを説いています。
前半部分では、アウトプットに焦点を当てた効果的な勉強法をいくつか紹介しています。
後半は、勉強法というよりも、社会人としての心構えや、何のために勉強し続けるのか、といった自己啓発的な内容になっています。
ページ先頭
229 ★★★★
【V字回復の経営】
2年で会社を変えられますか
日経ビジネス人文庫
著者:三枝匡
出版社:日本経済新聞社
サイズ:文庫/458p
発行年月:2006年04月
ISBN:9784532193423(4532193427) 4-532-19342-7/978-4-532-19342-3/978-4532193423
著者がコンサルタントとして実際に携わった複数の事例を1つの話にし、脚色を加えた、ノンフィクションの様なフィクション。
事業改革というものを通して、経営とはどういったものであるのかを強烈に訴えます。

こんな組織で働きたい......ぼんくらにはちょっと厳しいかな......
ページ先頭
228 ★★★
【遊びの品格】
洗練された大人の男の遊び方
著者:川北義則
出版社:中経出版
サイズ:単行本/239p
発行年月:2009年06月
ISBN:9784806133667(4806133663) 4-8061-3366-3/978-4-8061-3366-7/978-4806133667
中経出版編集部の担当者様から献本いただきました。この場を借りてお礼申しあげます。
品格というよりは、粋な男の「たしなみ」を説いたエッセイ。多くの部分で共感できますが、所詮、野暮な「ぼんくら」には無縁の世界です。
ページ先頭
227 ★★★★
【あぁ、監督】
名将、奇将、珍将
角川oneテーマ21
著者:野村克也
出版社:角川書店
サイズ:新書/191p
発行年月:2009年02月
ISBN:9784047101838(4047101834) 4-04-710183-4/978-4-04-710183-8/978-4047101838
今シーズンを最後に惜しまれながら監督を引退した野村氏の著。
最後のシーズンが始まる前の2009年2月に書かれたものです。
プロ野球の歴代の監督を分析し、真の名監督とはどのようなものであるのかを説きます。
監督業というのはマネジメントそのものであり、一般企業で働く管理職の人や、それを目指す人には大いに参考になるでしょう。
ページ先頭
226 ★★★★
【あたたかい組織感情】
ミドルと職場を元気にする方法
著者:野田稔/ジェイフィール
出版社:ソフトバンククリエイティブ
サイズ:単行本/193p
発行年月:2009年03月
ISBN:9784797352610(4797352612) 4-7973-5261-2/978-4-7973-5261-0/978-4797352610
ソフトバンククリエイティブの担当者様から献本いただきました。この場を借りてお礼申しあげます。
「不機嫌な職場」(181)の続編的な内容(著者は異なるが、いずれもジェイフィールの創立メンバー)。
「組織感情」という概念を説き、その重要性と活性化する方法を紹介します。
中間管理職向けの内容です。
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225 ★★★
【シン!】
著者:高橋みゆき
出版社:実業之日本社
サイズ:単行本/231p
発行年月:2008年04月
ISBN:9784408451527(4408451525) 4-408-45152-5/978-4-408-45152-7/978-4408451527
最近、メディアへの露出が多くなった高橋みゆき選手の著。
バレーボールにかける思いを語った自叙伝的な内容。2008年の北京オリンピック直前の心境が綴られています。
それほど深い内容ではありませんが、著者に好感が持てる本です。
ページ先頭
224 ★★★
【伸びるしかけ】
著者:白潟敏朗
出版社:中経出版
サイズ:単行本/224p
発行年月:2009年03月
ISBN:9784806133308(4806133302) 4-8061-3330-2/978-4-8061-3330-8/978-4806133308
中経出版編集部の担当者様から献本いただきました。この場を借りてお礼申しあげます。
部下を成長させるための20の「しかけ」を紹介します。
全体として体系的なものは無いので、20のうちの1つか2つだけでも使えるものがあれば役立つでしょう。
また、それぞれの「しかけ」の元になっている「考え方」には興味深いものが多くあります。
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223 ★★★
【宮大工の人育て】
木も人も「癖」があるから面白い
祥伝社新書
著者:菊池恭二
出版社:祥伝社
サイズ:新書/227p
発行年月:2008年04月
ISBN:9784396111045(4396111045) 4-396-11104-5/978-4-396-11104-5/978-4396111045
伝説の宮大工、故・西岡常一棟梁のもとで薬師寺金堂などの建立にかかわってきた宮大工、菊池恭二氏の著。
「如何にして自分が一人前の宮大工になれたのか」「如何にして人を育ててきたのか」といった「人を育てる」という観点で書かれた本ではあるものの、多くの部分は著者自身の自叙伝的内容となっています。
もう少し「人」に踏み込んで欲しい。少し残念。
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222 ★★★
【山元加津子さんのねがい かっこちゃん 1】
『心を育てる』感動コミック VOL.4
著者:池田奈都子
出版社:インフィニティ
サイズ:単行本/198p
発行年月:2009年07月
ISBN:9784903758039(4903758036) 4-903758-03-6/978-4-903758-03-9/978-4903758039
株式会社インフィニティの担当者様から献本いただきました。この場を借りてお礼申しあげます。
養護学校の先生かっこちゃんのまわりで起こったエピソードを漫画にしたもの。気軽に読めて深く感動できます。
ページ先頭
221 ★★★
【人間力の磨き方】
講談社+α新書
著者:鳥越俊太郎
出版社:講談社
サイズ:新書/204p
発行年月:2006年06月
ISBN:9784062723848(4062723840) 4-06-272384-0/978-4-06-272384-8/978-4062723848
著者自身による自叙伝的な内容。
エッセイ的なものを期待していたため、事実が淡々と述べられているだけの内容は、やや物足らなさを感じます。
鳥越氏の考え方や生き方は、随所から読み取ることができますが、強く伝わってはきません。
ページ先頭
220 ★★★
【仕事と幸福、そして、人生について】
著者:ジョシュア・ハルバースタム
出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン
サイズ:単行本/304p
発行年月:2009年02月
ISBN:9784887596832(4887596839) 4-88759-683-9/978-4-88759-683-2/978-4887596832
ディスカヴァー・トゥエンティワン編集部の担当者様から献本いただきました。この場を借りてお礼申しあげます。
「何のために働くのか?」「仕事とは何であるのか?」「幸福とは何であるのか?」といった問題を考えます。自己啓発書というよりは、哲学書的な内容。
安易な答を与えるのではなく、むしろ読者に考えさせる本です。
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219 ★★★★
【「子ども力」を信じて、伸ばす】
著者:中村桂子
出版社:三笠書房
サイズ:単行本/222p
発行年月:2009年03月
ISBN:9784837922940(4837922945) 4-8379-2294-5/978-4-8379-2294-0/978-4837922940
子育て論の様なタイトルですが、今日の日本の教育の問題点を指摘するだけでなく、現代社会のあり方を問い直す、深い内容の本です。
科学者として功績を築いてきた作者らしく、難しく奥の深い問題に、平易な言葉で、かつ、鋭く切り込みます。
ページ先頭
218 ★★★
【愛と感謝の美容室 バグジー 1】
『心を育てる』感動コミック VOL.1
著者:田原実/山上幸二
出版社:インフィニティ
サイズ:単行本/198p
発行年月:2007年03月
ISBN:9784903758008(4903758001) 4-903758-00-1/978-4-903758-00-8/978-4903758008
株式会社インフィニティの担当者様から献本いただきました。この場を借りてお礼申しあげます。
ES(従業員満足)、CS(顧客満足)とは何であるのかを説きます。いい話です。
ただ、「例」として多くの感動的な話が出てきますが、本質的な話はほとんど出てきません。ご託を並べるより、感動が伝わればいい、といった内容。
「漫画」という表現の限界でしょうか?
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217 ★★★
【脳が元気になる、1日の習慣】
「朝、昼、夜、休日、休暇」の使い方で、幸せな未来を手に入れる
著者:佐藤富雄
出版社:ダイヤモンド社
サイズ:単行本/127p
発行年月:2009年01月
ISBN:9784478005491(4478005494) 4-478-00549-4/978-4-478-00549-1/978-4478005491
「朝」「昼」「夜」「休日(晴)」「休日(雨)」「休暇」の章から構成され、「五時から六時には起きる」「起きたらまず、太陽を見る」いった53のテーマについて、習慣づくりを紹介しています。
気軽に読める自己啓発書です。
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216 ★★★★
【「ここ一番」に強くなれ!】
『ドラゴン桜』流ビジネス突破塾
著者:三田紀房
出版社:大和書房
サイズ:単行本/197p
発行年月:2009年02月
ISBN:9784479771401(4479771409) 4-479-77140-9/978-4-479-77140-1/978-4479771401
大和書房編集部の担当者様から献本いただきました。この場を借りてお礼申しあげます。
「ドラゴン桜」の三田氏によるビジネス書。
内容は他のビジネス書や自己啓発書と大した違いはありませんが、視点や目線がユニークで、思わず膝をたたいてしまうようなところが多くありました。
「タメ」になるかどうかは別として、面白い本です。
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215 ★★★
【借金の底なし沼で知った お金の味】
25歳フリーター、借金1億2千万円、利息24%からの生還記
著者:金森重樹
出版社:大和書房
サイズ:単行本/279p
発行年月:2009年02月
ISBN:9784479771333(4479771336) 4-479-77133-6/978-4-479-77133-3/978-4479771333
著者の金森様から献本いただきました。この場を借りてお礼申しあげます。
25歳で莫大な借金を背負った著者の半生記。
著者がどのようにして騙され、追い込まれていったのかを生々しく綴ります。
個人的には、借金にまつわる本筋の話よりも、途中に織り込まれている多くの「余談」の方が面白く感じました。
ページ先頭
214 ★★★★
【セブン−イレブンの正体】
著者:古川琢也/『週刊金曜日』編集部
出版社:金曜日
サイズ:単行本/123p
発行年月:2008年12月
ISBN:9784906605521(4906605524) 4-906605-52-4/978-4-906605-52-1/978-4906605521
セブン−イレブン・ジャパンの裏の顔に迫る告発本。衝撃的な内容です。
セブン−イレブン・ジャパンの会長である鈴木敏文氏がトーハンの副会長であることから、当初、書店取次ぎを拒否されたという、いわくつきの本です。
本書の内容が事実無根のものなら、書店取次ぎを拒否するといった陰湿な対応をとるのではなく、堂々と反論すべきでしょう。取次ぎ拒否はその後撤回され、事態は収拾したらしいが、この件で、セブン−イレブン・ジャパンは、自ら本書の内容を認めたようなものでしょう。
ページ先頭
213 ★★★★
【がんばらない生き方】
著者:池田清彦
出版社:中経出版
サイズ:単行本/191p
発行年月:2009年01月
ISBN:9784806132844(4806132845) 4-8061-3284-5/978-4-8061-3284-4/978-4806132844
中経出版編集部の担当者様から献本いただきました。この場を借りてお礼申しあげます。
いい加減にだらだら生きることを薦めているわけではありません。心の持ち方を少し変えるだけで、肩の力が抜けて世の中うまく回りますよ、といった内容。読んでいてほっとします。
仕事に疲れた人、ストレスを抱え込んだ人、鬱になりかけの人に、おすすめ。
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212 ★★★★
【誰もが知っているはずなのに誰も考えなかった農のはなし】
Asahi eco books
著者:金子照美
出版社:アサヒビール/清水弘文堂書房
サイズ:単行本/189p
発行年月:2007年01月
ISBN:9784879505804(4879505803) 4-87950-580-3/978-4-87950-580-4/978-4879505804
「農」(本書では農業と農を区別し、相対的な概念として農という言葉を使っています)について、様々な視点から論じます。
エネルギーの循環、食物連鎖、生態系といった科学的側面からの分析から話が始まります。次に、農が富という概念を生み、国家の成立のもとになるといった歴史的側面の話。さらに、環境面からの話と、次々に話が展開していきます。
ページ先頭
211 ★★★
【超!部下マネジメント術】
1/3の時間と労力で人が育つインストラクショナルデザイン
著者:石田淳
出版社:インデックス・コミュニケーションズ
サイズ:単行本/197p
発行年月:2009年01月
ISBN:9784757305755(4757305753) 4-7573-0575-3/978-4-7573-0575-5/978-4757305755
ウィルPMインターナショナルの担当者様から献本いただきました。この場を借りてお礼申しあげます。
インストラクショナルデザインの概念をビジネスの世界で応用する方法を実践的に説きます。一人でも部下を持っている管理職の人であれば、参考になる部分があるでしょう。
ただ、私の場合、上司として部下に期待するのは、人間としての成長であって、単に仕事を覚えてもらうこととは考えていません。「人を育てる」という定義そのものの部分で、なんとなく違和感を感じます。
ページ先頭
210 ★★★
【水戦争】
水資源争奪の最終戦争が始まった
角川SSC新書
著者:柴田明夫
出版社:角川SSコミュニケーションズ
サイズ:新書/202p
発行年月:2007年12月
ISBN:9784827550191(4827550190) 4-8275-5019-0/978-4-8275-5019-1/978-4827550191
農作物を生産するのには灌漑用水が必要です。家畜は、その飼料である牧草や穀物の生産に大量の水を消費します。食料自給率が低い日本は、食料という形で、多くの水を輸入していることにもなります。このような概念をバーチャルウォーターというそうです。
そういった広い概念でとらえた水資源をめぐる世界情勢を論じます。
ページ先頭
209 ★★★
【ハリウッドスターはなぜプリウスに乗るのか】
知られざるトヨタの世界戦略
著者:塚本潔
出版社:朝日新聞社
サイズ:単行本/238p
発行年月:2006年03月
ISBN:9784022500977(4022500972) 4-02-250097-2/978-4-02-250097-7/978-4022500977
環境問題を取り扱った本と、タイトルを見て、勝手に思い込んで読み始めたのですが、そうではありませんでした。
トヨタがどのようにしてプリウスを開発したのかをまとめたもの。また、ハイブリッドカーの開発を通じて、トヨタだけでなく世界の自動車メーカーそれぞれの経営戦略を論じます。
トヨタが絶好調のときに書かれた本だけに、多少の違和感を感じます。
ページ先頭
208 ★★★
【[図解] 億万長者専門学校】
著者:クリス岡崎
出版社:中経出版
サイズ:
発行年月:2009年01月
ISBN:9784806132745(4806132748) 4-8061-3274-8/978-4-8061-3274-5/978-4806132745
中経出版編集部の担当者様から献本いただきました。この場を借りてお礼申しあげます。
タイトルのとおり、億単位の資産を構築するための考え方や習慣について解説します。
少し前に、同じ中経出版様から「仕事は3秒で決めなさい」という本を献本いただき、ここで紹介いたしましたが、そこでは「時間をかけて100%を目指すのではなく、60%で見切る」等、どちらかといえば、即断即決の行動の速さの重要性を説いているのに対し、本書では物事に対する考え方を変えることと5年10年の長期的な思考の重要性を説いています。
両者を読み比べれば、「3秒で仕事決める」よりは「1億円を手に入れる」ことのほうが、現実味がありそうです。
ページ先頭
207 ★★★★
【男道】
著者:清原和博
出版社:幻冬舎
サイズ:単行本/270p
発行年月:2009年01月
ISBN:9784344016095(4344016092) 4-344-01609-2/978-4-344-01609-5/978-4344016095
清原和博の自叙伝。
現役選手の中では、一番好きな選手の一人でした。
素直に感動しました。
本人が書いたのかどうかはわかりませんが、完成度の高い内容です。
ページ先頭
206 ★★★
【ビジネスパーソンのための自分プロデュース術】
転職に役立つ「自分の強み」の作り方、活かし方
著者:細井智彦
出版社:大和書房
サイズ:単行本/222p
発行年月:2008年12月
ISBN:9784479792482(4479792481) 4-479-79248-1/978-4-479-79248-2/978-4479792482
大和書房編集部の担当者様から献本いただきました。この場を借りてお礼申しあげます。
私は自分をアピールしたり売り込んだりするのは苦手です。そして、私と同じような人の多くがそうであるように、そういったことを好きになれません。転職などの機会がない限り、自己PRの巧拙で評価されることが少ないのが日本の社会の長所だと思っているからです。
ただ、角度を変えて、「得意なことにもう少し熱心に取り組む」「自分の長所を少し目立たせる」「今までより少し自信をつける」といった自己啓発本として読めば、共感できる部分も多く、得られるものもあります。
ページ先頭
205 ★★★★
【決断力】
角川oneテーマ21
著者:羽生善治
出版社:角川書店
サイズ:新書/201p
発行年月:2005年07月
ISBN:9784047100084(4047100080) 4-04-710008-0/978-4-04-710008-4/978-4047100084
タイトルは「決断力」とありますが、内容はもっと広く、先の谷川氏の著書と同様に、将棋を通して語った人生論的エッセイ。谷川氏の本と比較すると、驚くほど似ている部分と、かなりとらえ方が違う部分があり、興味深いです。
「谷川氏」「羽生氏」のいずれかの本を読んで面白いと感じた方は、もう一方も読まれると面白味が増すと思います。
ページ先頭
204 ★★★★
【集中力】
角川oneテーマ21
著者:谷川浩司
出版社:角川書店
サイズ:新書/186p
発行年月:2000年12月
ISBN:9784047040113(4047040118) 4-04-704011-8/978-4-04-704011-3/978-4047040113
谷川氏の誠実で謙虚な語り口は、説得力があります。
本のタイトルは「集中力」となっていますが、それ以外にも「思考力」「記憶力」「気力」などをテーマにしており、話題は将棋の話から多方面に広がっていきます。
将棋を通して語った谷川氏の人生論ともいえる内容で、単なる将棋エッセイではありません。
ページ先頭
203 ★★★
【殿様の通信簿】
新潮文庫
著者:磯田道史
出版社:新潮社
サイズ:文庫/280p
発行年月:2008年10月
ISBN:9784101358710(4101358710) 4-10-135871-0/978-4-10-135871-0/978-4101358710
戦国から元禄という、世の中が激変し、人々の価値観も大きく変化していく時代に焦点を当て、その時代の大名の生き様を詳細に検証します。
「水戸黄門は悪所通いをしていた」などの暴露ネタは、あくまでも「掴み」であって、本書の趣旨ではありません。
ページ先頭
202 ★★★
【嫌われる敬語好かれるタメ語】
著者:内山辰美
出版社:中経出版
サイズ:単行本/190p
発行年月:2008年12月
ISBN:9784806132196(4806132195) 4-8061-3219-5/978-4-8061-3219-6/978-4806132196
中経出版編集部の担当者様から献本いただきました。この場を借りてお礼申しあげます。
多くの場面を例示し、その中で「嫌われる敬語」と「好かれるタメ語」を対比して、解説します。決して、敬語を軽視し、タメ語を推奨しているのではありません。人間関係の基本は「心」であり、「心」のない敬語は相手を遠ざけるといった内容。
気軽な読み物です。
ページ先頭
201 ★★★★
【ワンランク上の問題解決の技術/実践編】
著者:横田尚哉
出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン
サイズ:単行本/256p
発行年月:2008年07月
ISBN:9784887596450(4887596456) 4-88759-645-6/978-4-88759-645-0/978-4887596450
ディスカヴァー・トゥエンティワン編集部の担当者様から献本いただきました。この場を借りてお礼申しあげます。
技術の分野から生まれた、VE(バリューエンジニアリング=価値工学)の手法を一般化した、「ファンクショナルアプローチ」の理論と実践方法を詳しく解説しています。
「何のために?」という視点で物事に取り込む手法は、当たり前のようでありながら今までになかった新しいアプローチ法で、新鮮です。
ページ先頭
200 ★★★★★
【リエンジニアリング革命】
企業を根本から変える業務革新
日経ビジネス人文庫
著者:マイケル・ハマー/ジェームズ・チャンピ
出版社:日本経済新聞社
サイズ:文庫/365p
発行年月:2002年11月
ISBN:9784532191542(4532191548) 4-532-19154-8/978-4-532-19154-2/978-4532191542
米国で93年に発表され、同年に日本でも刊行された本の文庫版。15年前のものですが、古さを感じません。古典的名著として、必読書のひとつにあげられる本です。
副題にもあるとおり、リエンジニアリングとは、企業を根本から変えようとする「革新」であり、それは、プロセスを変革することから始まります。
単にリエンジニアリングの話題だけでなく、企業活動そのものについて、考えさせられることの多い内容です。
ページ先頭
199 ★★★★
【アンガー・マネジメント】
イライラ、ムカムカを一瞬で変える技術
著者:安藤俊介
出版社:大和出版
サイズ:単行本/223p
発行年月:2008年10月
ISBN:9784804717272(4804717277) 4-8047-1727-7/978-4-8047-1727-2/978-4804717272
著者の安藤氏および大和出版様から献本いただきました。この場を借りてお礼申しあげます。
怒りをコントロールすることの重要性、有用性と、その技術を説いた本です。
単に、怒りを自制するだけではなく、怒りというマイナスの感情を持たない(=イライラしない)思考を身につけることで、他人とよりよいコミュニケーションを図り、快適な人生が送れる、といった内容。
ページ先頭
198 ★★★
【朝2時間早く起きれば人生が変わる!】
不思議なほど思い通りにいく人の時間術
知的生きかた文庫
著者:宮西直子
出版社:三笠書房
サイズ:文庫/194p
発行年月:2006年09月
ISBN:9784837975847(4837975844) 4-8379-7584-4/978-4-8379-7584-7/978-4837975847
朝は苦手です。
朝が苦手な者からすれば、2時間早く起きるというのは、自己改革をともなった一大決心が必要です。そういう意味では「人生が変わる」というのはそのとおりだと思いますが...
「明日から2時間早く起きよう」と駆り立てられるほどの本ではありませんでした。
睡眠に関する科学的な解説もありますが、著者自身の専門分野ではないようで、「借り物」のような説明に終始しています。
ページ先頭
197 ★★★
【なぜあの人は「困った人」とつきあえるのか】
カチンとくる前にしておく48のこと
PHP文庫
著者:中谷彰宏
出版社:PHP研究所
サイズ:文庫/211p
発行年月:2005年04月
ISBN:9784569663708(4569663702) 4-569-66370-2/978-4-569-66370-8/978-4569663708
良好な人間関係を構築し、快適に生きていくための指南書。
「困った人」は「困っている人」、「怖そうな人」は「怖がっている人」、「持ってない人」が「持ってる人」の悪口を言う、等、考え方を変えるだけで、毎日が少し快適になる。
軽い読み物として、それなりに楽しめます。
ページ先頭
196 ★★★
【仕事は3秒で決めなさい】
著者:松本幸夫
出版社:中経出版
サイズ:単行本/206p
発行年月:2008年11月
ISBN:9784806131595(4806131598) 4-8061-3159-8/978-4-8061-3159-5/978-4806131595
中経出版編集部の担当者様から献本いただきました。この場を借りてお礼申しあげます。
「できるビジネスパーソン」になるための、ヒントをまとめたもの。すぐに取り組み、すぐに決断し、すぐに行動する、ことの大切さを説き、それを習慣化するための方法を紹介します。
紹介されている具体例や、解説内容から、20歳代から30歳代前半の若い人を想定した話と感じました。
ページ先頭
195 ★★★★
【論文の書き方】
岩波新書
著者:清水幾太郎
出版社:岩波書店
サイズ:新書/214p
発行年月:1959年03月
ISBN:9784004150923(4004150922) 4-00-415092-2/978-4-00-415092-3/978-4004150923
清水幾太郎氏の古典的作品。
発表から半世紀近く経っていますが、言葉の使い方や表現で若干の時代を感じる程度で、内容的にはほとんど「古さ」を感じることなく、違和感なく読めます。
「あとがき」で著者自身が述べているとおり、本書での「論文」とは、ひろく「知的散文」を意味しており、いわゆるビジネス文書も範疇に入る内容です。
文章の「書き方」というよりは、書くための「心構え」「姿勢」「考え方」といった、内面について論じた、啓蒙的な内容。
ページ先頭
194 ★★★★★
【ハーバード流交渉術】
知的生きかた文庫
著者:ロジャー・フィッシャー/ウィリアム・ユーリー
出版社:三笠書房
サイズ:文庫/250p
発行年月:1990年01月
ISBN:9784837903604(4837903606) 4-8379-0360-6/978-4-8379-0360-4/978-4837903604
交渉テクニックを説くだけのハウツーものではありません。
「交渉」というものを理論的に体系化し、実践に役立てます。
交渉術というよりは、コミュニケーション術ともいえる、示唆に富む内容です。
啓蒙書としても、非常に「面白い」本です。
ページ先頭
193 ★★★★
【扉の法則】
希望と幸せに満ちた人生の扉をひらく50の鍵
著者:ジェームズ・スベンソン
出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン
サイズ:単行本/125p
発行年月:2008年01月
ISBN:9784887596108(4887596103) 4-88759-610-3/978-4-88759-610-8/978-4887596108
ディスカヴァー・トゥエンティワン編集部の担当者様から献本いただきました。この場を借りてお礼申しあげます。
自己啓発書です。
50のテーマについて、物事に対する考え方や心構えを説きます。また、各テーマに応じて引用されている、偉人の格言や古典からの引用も理解を深めてくれます。
シンプルですが、心を穏やかにしてくれる本です。
ページ先頭
192 ★★★★
【カモメに飛ぶことを教えた猫】
白水Uブックス
著者:ルイス・セプルベダ
出版社:白水社
サイズ:新書/174p
発行年月:2005年11月
ISBN:9784560071519(4560071519) 4-560-07151-9/978-4-560-07151-9/978-4560071519
いわゆる、大人のための童話。
瀕死のカメモが墜落した場所にたまたま居合わせた黒猫ゾルバは、カモメと約束を交わす。カモメとの約束を果たすために、猫仲間が協力して...
「環境問題」や「民族問題」を題材にした小説ですが、「ネコ」の目から「やんわり」と批判し、最後は感動を誘います。
ページ先頭
191 ★★★★
【フルハウス ― 生命の全容 ―】
四割打者の絶滅と進化の逆説
ハヤカワ文庫
著者:スティーヴン・ジェー・グールド
出版社:早川書房
サイズ:文庫/420p
発行年月:2003年11月
ISBN:9784150502867(4150502862) 4-15-050286-2/978-4-15-050286-7/978-4150502867
「メジャーリーグに4割打者がいなくなったのはなぜか?」「ダーウィンの進化論は『進歩』と矛盾している?」という全く無関係な2つの問題を関連付けて解明します。
「何の本?」と聞かれても、答えづらい内容です。分類するなら、科学啓蒙書といったところでしょうか。
論理的な考察が中心で、私は面白いと思いましたが、意見は分かれるかもしれません。
理屈っぽいのが好きな理系向き?
ページ先頭
190 ★★★
【経営に終わりはない】
文春文庫
著者:藤沢武夫
出版社:文藝春秋
サイズ:文庫/235p
発行年月:1998年07月
ISBN:9784167130022(4167130025) 4-16-713002-5/978-4-16-713002-2/978-4167130022
本田宗一郎氏とともにホンダをつくりあげた藤沢武夫氏の回顧録的著作。
経営者、その中でも特に創業者の書いた本というのは、強い経営理念や信念を感じるものですが、類書に比べると、その点でやや物足りません。立派な功績を残した人だけに期待も大きく、余計にそう感じるというのもありますが...
好意的にとらえるなら、それが藤沢氏の個性ということでしょうか。
悪く言えば、口述筆記(というよりは放談)をただ文字にしただけの内容。
ページ先頭
189 ★★★★
【国語力のある子どもに育てる3つのルールと3つの方法】
ディスカヴァー携書 26
著者:水島醉
出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン
サイズ:新書/232P
発行年月:2008年09月
ISBN:9784887596498(4887596499) 4-88759-649-9/978-4-88759-649-8/978-4887596498
ディスカヴァー・トゥエンティワン編集部の担当者様から献本いただきました。この場を借りてお礼申しあげます。
国語力、その中でも基礎となる「読解力」をつけることの重要性とその方法を説きます。
あくまでも、小学生〜中学生を教育する立場からの議論ですが、それ以外の子供を持つ親であっても、さらには、自分自身の啓蒙としても一読する価値のある内容です。
ページ先頭
188 ★★★★★
【日本語の作文技術】
朝日文庫
著者:本多勝一
出版社:朝日新聞社
サイズ:文庫/342p
発行年月:1982年01月
ISBN:9784022608086(4022608080) 4-02-260808-0/978-4-02-260808-6/978-4022608086
有名な本なので今さら解説は不要とは思いますが...
日本語を書く全ての人に読んでいただきたい本です。
特に、「句読点のうちかた」の章は感銘を受けました。
何度も読み直して、「いい日本語」が書けるようになりたいものです。
ページ先頭
187 ★★★
【翻訳者はウソをつく!】
青春新書
著者:福光潤
出版社:青春出版社
サイズ:新書/185p
発行年月:2007年10月
ISBN:9784413041843(4413041844) 4-413-04184-4/978-4-413-04184-3/978-4413041843
翻訳にまつわる「雑学」や「苦労話」を軽妙な語り口で紹介していきます。
翻訳とは、単に言葉を橋渡しするのではなく、文化を橋渡しする作業である、というのが本書の趣旨と思いますが、もうひとつ伝わってきません。
興味深い題材を扱っているのに単なる「雑学本」に終わってしまったのが残念。
ページ先頭
186 ★★★
【脳を活かす仕事術】
「わかる」を「できる」に変える
著者:茂木健一郎
出版社:PHP研究所
サイズ:単行本/213p
発行年月:2008年09月
ISBN:9784569701936(4569701930) 4-569-70193-0/978-4-569-70193-6/978-4569701936
「脳を活かす勉強法」の姉妹編。
「勉強法」では「インプット」系の能力を向上させる方法を説いているのに対し、「仕事術」では「アウトプット」系の能力開花に主眼が置かれています。
豊富な例で読者を飽きさせることなく引き込んでいきますが、前作同様、「サイエンス」を感じることはできません。
ページ先頭
185 ★★★
【脳を活かす勉強法】
奇跡の「強化学習」
著者:茂木健一郎
出版社:PHP研究所
サイズ:単行本/188p
発行年月:2007年12月
ISBN:9784569696799(4569696791) 4-569-69679-1/978-4-569-69679-9/978-4569696799
今をときめく茂木健一郎氏による軽い読み物。
「集中力を養い能力を開花させる」方法を説いています。
それなりに説得力はあるのですが、軽すぎて物足らないです。
日頃テレビで言っているのと同程度の内容。せっかく「本」という媒体にするのであれば、もう少し科学的な説明が欲しかった。
ページ先頭
184 ★★★
【情報は1冊のノートにまとめなさい】
100円でつくる万能「情報整理ノート」
Nanaブックス
著者:奥野宣之
出版社:ナナコーポレートコミュニケーション
サイズ:単行本/229p
発行年月:2008年03月
ISBN:9784901491761(4901491768) 4-901491-76-8/978-4-901491-76-1/978-4901491761
売れているそうです。
題名どおりの内容です。スケジュール管理、備忘録、会議等の議事録、電話メモ、アイデアメモから日記に至るまで、何でもかんでも1冊のノートで管理するという方法を紹介しています。
どんなやり方でも長所短所はあるので、1つの考え方として参考になる部分はいくつかあります。
ノートだけでなく、便利な文房具の紹介もあり、内容が薄いながらもそれなりに楽しめます。
ページ先頭
183 ★★★★★
【手紙屋】
僕の就職活動を変えた十通の手紙
著者:喜多川泰
出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン
サイズ:単行本
発行年月:2007年08月
ISBN:9784887595705(4887595700) 4-88759-570-0/978-4-88759-570-5/978-4887595705
ディスカヴァー・トゥエンティワン編集部の担当者様から献本いただきました。この場を借りてお礼申しあげます。
就職活動中の主人公が「手紙屋」と名乗る謎の人物との文通を通じて、人間として成長していくのを描いたフィクションです。「働くとはどういうことか」「生きるとはどういうことか」考えさせられる一冊です。
就職を控えた若い人だけでなく、全ての人にお薦めします。
ページ先頭
182 ★★★★★
【ビジネスマンの父より息子への30通の手紙】
新潮文庫
著者:G.キングズリ・ウォード
出版社:新潮社
サイズ:文庫/292p
発行年月:1994年04月
ISBN:9784102428016(4102428011) 4-10-242801-1/978-4-10-242801-6/978-4102428016
経営者として成功を収めた著者が、同じ道を目指す息子へ宛てた手紙をまとめたもの。
世界的なベストセラーです。
単にビジネスのノウハウを書いたものではなく、経営哲学や人生観を書き綴ったものです。あくまでも「手紙」という形式をとっているので、論理的な考察に不十分な部分はありますが、それはこの本の目的とするところではないでしょう。
また、原文を読んでいないので正確性はわかりませんが、城山三郎氏の訳は、翻訳であることを忘れるほど「すばらしい」です。
ページ先頭
181 ★★★★
【不機嫌な職場】
なぜ社員同士で協力できないのか
講談社現代新書
著者:高橋克徳/河合太介/永田稔/渡部幹
出版社:講談社
サイズ:新書/205p
発行年月:2008年01月
ISBN:9784062879262(4062879263) 4-06-287926-3/978-4-06-287926-2/978-4062879262
社員同士が協力できない職場の問題点を鋭く解明しています。
見事な分析です。まるで、私の職場を描写したような内容です。
ただ、解決策に関しては、大した記述はありません。
特に、グーグルやサイバーエージェントの例は、違和感を感じます。
少なくとも前半の分析を踏まえれば、グーグルやサイバーエージェントといった特殊な例を取り上げても、参考にさえならないことは自明であると感じるのは私だけでしょうか?
ページ先頭
180 ★★★★
【日本でいちばん大切にしたい会社】
著者:坂本光司
出版社:あさ出版
サイズ:単行本/207p
発行年月:2008年04月
ISBN:9784860632489(4860632486) 4-86063-248-6/978-4-86063-248-9/978-4860632489
会社の不振を外部環境のせいだけにし、真剣に会社を良くしようと考えない経営者が多い中、従業員の真の幸せを考え、顧客に喜びを提供し、地域への貢献をし、その上で業績をあげている「日本でいちばん大切にしたい会社」を紹介します。
働くことの意味、会社とは何であるのかを考えさせられる内容です。
ページ先頭
179 ★★★★
【ご飯を大盛りにするオバチャンの店は必ず繁盛する】
絶対に失敗しないビジネス経営哲学
著者:島田紳助
出版社:幻冬舎
サイズ:新書/164p
発行年月:2007年05月
ISBN:9784344980389(4344980387) 4-344-98038-7/978-4-344-98038-9/978-4344980389
タレントの本ということで、いわゆるビジネス書とは読者層が異なるので、世間の評判ほどの期待はしていなかったのですが、なかなかの内容です。
中途半端なノウハウだけのビジネス書よりは、共感できる部分も多く、引き込まれます。
副題にある「経営哲学」というのは言い過ぎかもしれませんが、紳助氏の熱い思いが伝わってきます。
ページ先頭
178 ★★★
【餃子屋と高級フレンチでは、どちらが儲かるか?】
読むだけで「経営に必要な会計センス」が身につく本!
著者:林総
出版社:ダイヤモンド社
サイズ:単行本/225p
発行年月:2006年09月
ISBN:9784478470886(447847088X) 4-478-47088-X/978-4-478-47088-6/978-4478470886
会計の入門書。
父の遺言により倒産寸前の会社社長に就任した主人公が、会計コンサルタントの指導を受けながら会社を再生していく、というフィクション仕立てになっています。
章ごとに解説が設けられ、フィクションの部分で説明し切れなかった部分を補っています。
本質はその「解説」の部分だけです。物語としての完成度は低く物足らない。
わずかな内容をイマイチの脚色で水増しした、という感が強い。
入門書としてはこの程度のものが受けるのかもしれませんが...
ページ先頭
177 ★★★
【世界一の職人が教える仕事がおもしろくなる発想法】
青春文庫
著者:岡野雅行
出版社:青春出版社
サイズ:文庫/205p
発行年月:2008年02月
ISBN:9784413093903(4413093909) 4-413-09390-9/978-4-413-09390-3/978-4413093903
世界一といわれる職人の、仕事論、人生論。
もう少し、職人的な内容を期待していたのですが、技術的な部分に関しての記述はあまりありません。「世渡り力」が成功を左右するという部分は、職人の世界でも技術だけでは成功しないという著者の強い主張を感じます。
町工場の社長の単なる自慢話的な内容ですが、嫌味が無く爽快です。
ページ先頭
176 ★★★★
【はじめての課長の教科書】
著者:酒井穣
出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン
サイズ:単行本/232p
発行年月:2008年02月
ISBN:9784887596146(4887596146) 4-88759-614-6/978-4-88759-614-6/978-4887596146
特に目新しさはないですが、よくまとまった内容で、中間管理職の仕事を整理できます。
ただ、冒頭の「欧米では中間管理職の重要性に注目していない」というのは言いすぎでしょう。「日本の企業組織に合わせたマネジメント理論」が必要であることは否定しませんが、それが欧米のマネジメント理論と相反する部分は意外と少ない、というのが私の見解です。
以前に紹介した「静かなリーダーシップ」(021)などは、ハーバード・ビジネススクールの教師により書かれたものですが、本書に通じる部分は多いです。
ページ先頭
175 ★★★★
【Made in Japan(メイド・イン・ジャパン)】
わが体験的国際戦略
朝日文庫
著者:盛田昭夫/下村満子/エドウィン・ラインゴールド
出版社:朝日新聞社
サイズ:文庫/534p
発行年月:1990年01月
ISBN:9784022605825(4022605820) 4-02-260582-0/978-4-02-260582-5/978-4022605825
半分は森田氏の自叙伝的な内容、残りの半分は森田氏の経営哲学ともいえる内容で構成されています。
世界的な評価を受けた経営者としての言葉は、説得力があります。素直に共感できます。
すごい人です。
ページ先頭
174 ★★★★
【失敗を生かす仕事術】
講談社現代新書
著者:畑村洋太郎
出版社:講談社
サイズ:新書/220p
発行年月:2002年03月
ISBN:9784061495968(4061495968) 4-06-149596-8/978-4-06-149596-8/978-4061495968
「失敗学」の提唱者である畑村洋太郎氏の著。
失敗をどう生かし、体系化した知識として役立てていくかについて説いています。
必要なのは、成功するために失敗は不可欠なものであるという、失敗を受け入れる考え方であるとし、それを「失敗文化」と名付けています。
「失敗文化」を根付かせようとする著者の思いが伝わってきます。
ページ先頭
173 ★★★
【会社・仕事・人間関係が「もうイヤだ!」と思ったとき読む本】
著者:斎藤茂太
出版社:あさ出版
サイズ:単行本/199p
発行年月:2004年02月
ISBN:9784860630478(4860630475) 4-86063-047-5/978-4-86063-047-8/978-4860630478
斎藤茂吉の長男としても有名なモタ先生の本です。
自分の心をいかにコントロールし快適でストレスの少ない生活を送るのか、という内容です。決して小手先のテクニックではなく、軽い語り口でありながら本質に迫っています。
「もうイヤだ!」というほど悩んでいない人にもお薦めです。
ページ先頭
172 ★★★
【ホワイトカラーは給料ドロボーか?】
光文社新書
著者:門倉貴史
出版社:光文社
サイズ:新書/233p
発行年月:2007年06月
ISBN:9784334034054(4334034055) 4-334-03405-5/978-4-334-03405-4/978-4334034054
ホワイトカラーを取り巻く環境と問題点を分析、考察しています。説得力のある内容で、共感できる部分も多くあります。
ただ、本書では、ホワイトカラーを非常に広い概念でとらえています。派遣社員の単純事務作業者や、コンビニのアルバイト店員もホワイトカラーです。
それが本書でのホワイトカラーの定義である、といわれればそれまでですが、そこまで定義を広げるのであれば、なぜ、ホワイトカラーに限定した議論をしなければならないのか、という違和感が残ります。実際、最終章で論じている、所得格差やワーキングプアの問題などは、ホワイトカラーの問題ではなく労働者全体の問題として考えるべき内容と感じました。
ページ先頭
171 ★★★★
【コア・コンピタンス経営】
未来への競争戦略
日経ビジネス人文庫
著者:ゲアリ・ハメル/C.K.プラハラド
出版社:日本経済新聞社
サイズ:文庫/477p
発行年月:2001年01月
ISBN:9784532190316(4532190312) 4-532-19031-2/978-4-532-19031-6/978-4532190316
米国で94年に発表され、日本でも95年にベストセラーとなった本の文庫版です。
真の企業力とはどういうものであるのかを説きます。
世界のトップ企業に対する詳細な分析は、勉強になります。
ページ先頭
170 ★★★★★
【夢をかなえるゾウ】
著者:水野敬也
出版社:飛鳥新社
サイズ:単行本/357p
発行年月:2007年08月
ISBN:9784870318052(4870318059) 4-87031-805-9/978-4-87031-805-2/978-4870318052
いわゆる自己啓発書です。ゾウの神様ガネーシャが、サラリーマンの主人公の家に住みつき...と、フィクション仕立てで自己改革を説きます。
自己啓発書の類のベストセラーは「ハズレ」が多いですが、これは「アタリ」です。
ゲラゲラ笑えて、最後はジーンときます。
ページ先頭
169 ★★★★
【3年で辞めた若者はどこへ行ったのか】
アウトサイダーの時代
ちくま新書
著者:城繁幸
出版社:筑摩書房
サイズ:新書/237p
発行年月:2008年03月
ISBN:9784480064141(4480064141) 4-480-06414-1/978-4-480-06414-1/978-4480064141
「若者はなぜ3年で辞めるのか?」(168)の続編。
「昭和的価値観」を持たないアウトサイダーが、どのような価値観を持ち、どのように働き、社会参加しているのかを多くの実例をもとに論じます。
前作に続き、明快で過激な内容です。
ページ先頭
168 ★★★★
【若者はなぜ3年で辞めるのか?】
年功序列が奪う日本の未来
光文社新書
著者:城繁幸
出版社:光文社
サイズ:新書/231p
発行年月:2006年09月
ISBN:9784334033705(4334033709) 4-334-03370-9/978-4-334-03370-5/978-4334033705
以前に読んだ「内側から見た富士通」(035)の城繁幸氏の著。
年功序列制度を中心に、日本型経営について、過去の繁栄と90年代以降の行き詰まりを分析します。
制度の変革、社会の変革が必要な時期が来ているのに、多くの人の意識が変わらない状況を「昭和的価値観」と名付け、意識改革を説きます。
ページ先頭
167 ★★★★★
【君たちはどう生きるか】
岩波文庫
著者:吉野源三郎
出版社:岩波書店
サイズ:文庫/339p
発行年月:1982年11月
ISBN:9784003315811(4003315812) 4-00-331581-2/978-4-00-331581-1/978-4003315811
中学生の主人公が、人とのふれあいの中で人間として成長していく物語。
中高生向けの作品ですが、大人が読んでも感動します。心を洗われた気持ちになります。
1937年に書かれたものですが、古いと感じません。本質はいつの時代も変わらないものです。
もちろんビジネス書ではありませんが、多くのビジネスマンにも読んでいただきたい名著です。
ページ先頭
166 ★★★★
【M&Aで会社を強くする】
経営実践講座
日経ビジネス人文庫
著者:金児昭
出版社:日本経済新聞社
サイズ:文庫/291p
発行年月:2005年11月
ISBN:9784532193232(4532193230) 4-532-19323-0/978-4-532-19323-2/978-4532193232
M&Aにおいて実際にどのような交渉が行われるのかを具体的に紹介しています。
人材、特許、技術などの知的資産を「見えない資産」と呼び、「見えない資産」をめぐる折衝を「知の攻防」と名付け、その実践を詳細に説きます。
M&Aがテーマにはなっていますが、真の経営とはどのようなものであるのかを学ぶことができます。
ページ先頭
165 ★★★★
【権威主義の正体】
PHP新書
著者:岡本浩一
出版社:PHP研究所
サイズ:新書/254p
発行年月:2005年01月
ISBN:9784569639901(4569639909) 4-569-63990-9/978-4-569-63990-1/978-4569639901
「権威主義」という言葉はなかば日常語になっていますが、社会科学において「権威主義」は極めて重要度の高い専門用語ということです。本書ではその「権威主義」を社会心理学の立場から解説します。
地味なタイトルですが、刺激的で示唆に富んだ内容です。面白いです。
ページ先頭
164 ★★★
【会議革命】
PHP研究所
著者:斎藤孝
出版社:PHP研究所
サイズ:文庫/207p
発行年月:2004年04月
ISBN:9784569660578(4569660576) 4-569-66057-6/978-4-569-66057-8/978-4569660578
会議を活性化するための手法を提言します。目から鱗ともいえる画期的な方法を、具体的に紹介しています。非常に勉強になります。
ただ、著者が題材としているのは、ブレーンストーミングに近いもので、「参加者がアイデアを出し合って物事を決定する」会議です。
自分の職場を考えると、ほとんど活用する場が無い、というのが実感です。
ページ先頭
163 ★★★★
【コピー用紙の裏は使うな!】
コスト削減の真実
朝日新書
著者:村井哲之
出版社:朝日新聞社
サイズ:新書/226p
発行年月:2007年03月
ISBN:9784022731371(4022731370) 4-02-273137-0/978-4-02-273137-1/978-4022731371
ハウツーものに良く見られるようなタイトルですが、しっかりした内容です。
コスト削減をマネジメントの視点でとらえ、その重要性と利点を説きます。
コスト削減は決して「後ろ向き」の対策ではなく、「経営」と「現場」の隔たりを埋め、「現場力」を高める可能性を持つ重要な戦略である、という著者の思いが伝わってきます。
ページ先頭
162 ★★★★
【重大事件に学ぶ「危機管理」】
文春文庫
著者:佐々淳行
出版社:文藝春秋
サイズ:文庫/282p
発行年月:2004年04月
ISBN:9784167560119(4167560119) 4-16-756011-9/978-4-16-756011-9/978-4167560119
誰もが記憶している重大事件を題材に危機管理を論じます。
単に危機管理の重要性を説くだけでなく、なぜ、日本の組織は危機管理が弱いのかを分析し、日本に適した危機管理のあり方を提唱します。
危機管理に強い人物を一方的に支持するのではなく、「乱世の雄、治世の能吏」の両方のタイプの人間が組織には必要であるというのは、共感できます。
地味なタイトルですが、刺激的で面白いです。
ページ先頭
161 ★★★
【ビール最終戦争】
日経ビジネス人文庫
著者:永井隆
出版社:日本経済新聞社
サイズ:文庫/339p
発行年月:2006年07月
ISBN:9784532193478(4532193478) 4-532-19347-8/978-4-532-19347-8/978-4532193478
ビール業界の開発、営業、経営現場で奮闘する人たちの姿を活き活きと描いています。読んでいてやる気が沸いてきます。胸が熱くなります。
ただ、内容的には、数多くの現場を紹介しすぎたため、短編集的なものになってしまっています。また、各章のテーマが時系列になっていないため、余計に分かりにくく、まとまりが無いものに感じられます。
面白い内容だが、ノンフィクションとしての完成度はもうひとつ。
ページ先頭
160 ★★★
【新入社員が劇的に成長する3か月プログラム】
このやり方で“人間力”が高まり、自ら考え行動できる
著者:中尾ゆうすけ
出版社:こう書房
サイズ:単行本/223p
発行年月:2006年07月
ISBN:9784769609087(4769609086) 4-7696-0908-6/978-4-7696-0908-7/978-4769609087
人事部等の新人教育担当者向けに書かれたものですが、それ以外の新人を教育する立場の人が読んでも有用です。さらには、人材を育成する立場にある人、すなわち、おそらくは、全ての管理職の人、が読んでも共感できる部分が多いと思います。
よくまとまった内容で最後まで飽きずに読めます。ただ、副題にもあるように、「人間力」を高めるのが社員教育の目的である、という本書の主旨は、多くの類書で説かれていることで、目新しさはありません。
ページ先頭
159 ★★★
【採用の超プロが教えるできる人できない人】
サンマーク文庫
著者:安田佳生
出版社:サンマーク出版
サイズ:文庫/189p
発行年月:2006年03月
ISBN:9784763184184(4763184180) 4-7631-8418-0/978-4-7631-8418-4/978-4763184184
「できる人」と「できない人」の違いをさまざまな視点から論じます。
人材の採用・育成において、経営者や人事担当者はどのような考え方をすべきであるのか、を多くの例を用いながら説きます。人事担当以外の者でも、「できる人材」になるために何をすべきか、ということを間接的に学ぶことができます。
以前に読んだ、「千円札は拾うな」(118)と同じ著者のものです。千円札よりはこちらの方が面白いです。
ページ先頭
158 ★★★★
【スタバではグランデを買え!】
価格と生活の経済学
著者:吉本佳生
出版社:ダイヤモンド社
サイズ:単行本/284p
発行年月:2007年09月
ISBN:9784478002292(4478002290) 4-478-00229-0/978-4-478-00229-2/978-4478002292
モノの値段がどのようにして決まるのかを、「コスト」と(企業側の)「戦略」から説明します。多くの実例があり、分かりやすく面白いです。ただ、「経済学」っていうのとはちょっと違うかな、と感じます。
スタバの話はほんの一部です。むしろ、「携帯電話の料金はなぜ複雑なのか」といったタイトルの方が、全体を表さないまでも本書の趣旨に沿っているでしょう。
後半は、経済格差、比較優位、自己認識といった話題で、著者の思いは伝わってきますが、ちょっと話を広げすぎて焦点がぼやけたような気がします。
ページ先頭
157 ★★★★
【効率が10倍アップする新・知的生産術】
自分をグーグル化する方法
著者:勝間和代
出版社:ダイヤモンド社
サイズ:単行本/287p
発行年月:2007年12月
ISBN:9784478002032(4478002037) 4-478-00203-7/978-4-478-00203-2/978-4478002032
今、最も注目を集めている女性の一人です。
自己改革を図り、充実した毎日を送るためのノウハウが満載されています。
それなりに面白い内容で、役に立ちそうなことも多くあります。ただ、何となくあくせくして、後味が悪いのは、私が「ぼんくら」のせいでしょうか?(もう少しのんびりできないの?)
文章やプレゼンテーションについても論じていますが、本書自身がそれ程優れた内容とも思えません。(効率が10倍アップってどういう意味? 自分をグーグル化するってどういう意味?)
ページ先頭
156
【水は答えを知っている(2)】
結晶が奏でる癒しと祈りのメロディ
著者:江本勝
出版社:サンマーク出版
サイズ:単行本/238p
発行年月:2003年01月
ISBN:9784763194817(476319481X) 4-7631-9481-X/978-4-7631-9481-7/978-4763194817
とんでもない本です。水が結晶化するときに水に言葉をかけると綺麗な結晶ができるそうです。音楽を聴かせると音楽にあった結晶ができるそうです。
「愛すること」「感謝すること」「尊敬すること」の大切さを説き、物事に前向きに取り組むことを説いた部分は、自己啓発書として悪くは無いのですが、そこに「波動」とやらを持ち込むことで一気に胡散臭い話になってしまいます。
いかにも科学的な実験を行っているようなことを言いながら、最後には科学的に証明できないと開き直っています。支離滅裂です。科学に対する冒涜です。
ページ先頭
155 ★★★★
【データはウソをつく】
科学的な社会調査の方法
ちくまプリマー新書
著者:谷岡一郎
出版社:筑摩書房
サイズ:新書/169p
発行年月:2007年05月
ISBN:9784480687593(4480687599) 4-480-68759-9/978-4-480-68759-3/978-4480687593
少し前に読んだ「『社会調査』のウソ」(150) の谷岡一郎氏の著。内容も良く似ています。
日常で目にする社会調査データの真偽を見分けるコツを、事例をもとに解説します。単に、答を提示するのではなく、自分で考えることの重要性を説いています。
所々にある、いしいひさいち氏の漫画が核心をついていて面白いです。
ページ先頭
154 ★★★
【「6つの脳力」が成功を引き寄せる】
米国発ビジネス能力開発の最新ノウハウ
著者:児玉光雄
出版社:青春出版社
サイズ:単行本/261p
発行年月:2001年12月
ISBN:9784413033091(4413033094) 4-413-03309-4/978-4-413-03309-1/978-4413033091
脳の機能を「イメージ脳」「集中脳」「論理脳」「ひらめき脳」「記憶脳」「感覚・運動脳」の6つに分類し、それぞれの脳力の機能を解説するとともに、伸ばし方の具体的方法(=訓練法)を提案しています。
いわゆるハウツーものですが、具体的ですぐに使えそうな例も多く、それなりに役に立つ内容です。
「論理脳」の章では、いくつかのパズルを出題し、論理的な推論方法を解説していますが、残念ながら答の間違っているものがあります。興醒めです。(単なる誤植ではなく、明らかに著者の推論方法が間違っている=著者の論理脳レベルは低い)
ページ先頭
153 ★★★★
【運命を拓く】
天風瞑想録
講談社文庫
著者:中村天風
出版社:講談社
サイズ:文庫/332p
発行年月:1998年06月
ISBN:9784062637398(4062637391) 4-06-263739-1/978-4-06-263739-8/978-4062637398
う〜ん、コメントしづらいです。
哲学なんですが、宗教的と思える部分も多く、科学的とは言えない内容です。
積極的に生きることの大切さを説いており、人生の指南書として、私は感銘を受けましたが、人によってはきな臭さを感じるかもしれません。
ページ先頭
152 ★★★★
【企業参謀】
講談社文庫
著者:大前研一
出版社:講談社
サイズ:文庫/218p
発行年月:1985年10月
ISBN:9784061836303(4061836307) 4-06-183630-7/978-4-06-183630-3/978-4061836303
文庫版の出版年は1985年ですが、その前に単行本で発表されているので、30年前に発表されたことになります。最近の大前氏のものに比べると、勢いはありませんが、理論面での緻密さを感じます。
第二章は方法論的な解説でやや退屈ですが、それ以外の部分は刺激的です。独自の視点からの独自の理論展開は、一読に値します。
役に立つかどうか、といった端的な評価だけでこの本を論じるのは的外れでしょう。
ページ先頭
151 ★★★
【上司は思いつきでものを言う】
集英社新書
著者:橋本治
出版社:集英社
サイズ:新書/221p
発行年月:2004年04月
ISBN:9784087202403(4087202402) 4-08-720240-2/978-4-08-720240-3/978-4087202403
著者は、「桃尻娘」の橋本治氏。まじめな内容です。
なぜ、「上司は思いつきでものを言う」のかを理屈っぽく論じます。私自身も理屈っぽい方ですが、この本の理屈っぽさは相当です。なかなか考えさせられる内容ですが、理屈っぽいのが苦手な人にはお薦めできません。
ページ先頭
150 ★★★★
【「社会調査」のウソ】
リサーチ・リテラシーのすすめ
文春新書
著者:谷岡一郎
出版社:文藝春秋
サイズ:新書/222p
発行年月:2000年06月
ISBN:9784166601103(4166601105) 4-16-660110-5/978-4-16-660110-3/978-4166601103
世の中の社会調査の過半数はゴミであるとし、多くの実例を名指しで上げ、それらの調査が、いかに非科学的、非論理的であるのかを解説しながら、正しい情報の見分け方を学びます。過激な内容で面白いです。 ページ先頭
149 ★★★
【世界を変えるお金の使い方】
著者:山本良一/Think the Earthプロジェクト
出版社:ダイヤモンド社
サイズ:単行本/160p
発行年月:2004年12月
ISBN:9784478871034(4478871035) 4-478-87103-5/978-4-478-87103-4/978-4478871034
「いかに金を稼ぐか」について書かれた本は世の中に多くあるが、「いかに金を使うか」について書かれた本は、ほとんどない。本書はそれに取り組んだ数少ない本であり、評判もいいようだが、やや物足らない。
世界中の人々が、ほんの少しずつでも金を出し合えば世界は変わる、というのは理解できるが、本当に大事なのは、金を出すことでないことは、いうまでもない。本書の真の狙いである、人々の心を変え、行動を起こさせる、という部分が伝わってこない。
ページ先頭
148 ★★★★★
【脳はなにかと言い訳する】
人は幸せになるようにできていた!?
著者:池谷裕二
出版社:祥伝社
サイズ:単行本/353p
発行年月:2006年09月
ISBN:9784396681135(4396681135) 4-396-68113-5/978-4-396-68113-5/978-4396681135
池谷先生の本は、これで3冊目です。
脳に関する話題を26テーマ取り上げ、最新の研究を含め解説します。
知的好奇心を刺激する内容です。周りの人に紹介したくなる本です。
ページ先頭
147 ★★★★
【すべては「単純に(シンプリファイ)!」でうまくいく】
著者:ローター・J.ザイヴァート/ヴェルナー・ティキ・キュステンマッハー
出版社:飛鳥新社
サイズ:単行本/223p
発行年月:2003年03月
ISBN:9784870315440(4870315440) 4-87031-544-0/978-4-87031-544-0/978-4870315440
ためになります。面白いです。
Simplifyに生きるとは、決して、何も考えずにバカに生きることではありません。不要で人生にとってマイナスなものをそぎ落とし、快適な人生を目指そうという、前向きな考え方で、奥の深いものです。
快適で豊かな人生を送るための自己啓発書。
ページ先頭
146 ★★★★★
【7つの習慣】
成功には原則があった!
著者:スティーヴン・R.コヴィー/ジェームス・スキナー
出版社:キング・ベアー出版
サイズ:単行本/481p
発行年月:1996年12月
ISBN:9784906638017(4906638015) 4-906638-01-5/978-4-906638-01-7/978-4906638017
有名な本なので今さら私が説明するまでもないですが...
「人生において成功するための土台は人格にある」という考えのもと、「人格は繰り返される習慣の結果として育成されるものである」と説き、人格を育てるための習慣を学びます。
素晴らしい内容です。何度も読みたい本です。
ページ先頭
145 ★★★
【不都合な真実】
切迫する地球温暖化、そして私たちにできること
著者:アル・ゴア
出版社:ランダムハウス講談社
サイズ:単行本/325p
発行年月:2007年01月
ISBN:9784270001813(427000181X) 4-270-00181-X/978-4-270-00181-3/978-4270001813
「温暖化による環境破壊」を文字と写真とで読者に訴えかけます。ゴア氏の環境問題に対する思いが伝わってきます。
ただ、数字やグラフを多用しているのにもかかわらず、科学的な論証はほとんど見られません。また、政治的なキナ臭さも感じざるを得えません。
確かに、環境問題は政治の影響を大きく受けますが、それが本質ではないでしょう。変えるべきは、政治ではなく、人々の認識であり、人々の心であることは、この本自身の主張でもあります。にもかかわらず、サイエンスをなおざりにした政治的な視点に偏った主張には、違和感を感じました。
ページ先頭
144 ★★★★
【鈴木敏文の「統計心理学」】
「仮説」と「検証」で顧客のこころを掴む
日経ビジネス人文庫
著者:勝見明
出版社:日本経済新聞社
サイズ:文庫/265p
発行年月:2006年03月
ISBN:9784532193201(4532193206) 4-532-19320-6/978-4-532-19320-1/978-4532193201
セブンイレブンを創業以来30年にわたって育てあげてきた、鈴木敏文氏の経営論。
鈴木氏は、常に他人と違うことを考え、他人と違う行動をとっているように見えますが、それは一般人にはない卓越した洞察力と先見性があるからであり、決して奇をてらったものではないことがよく分かります。
30年間ぶれることのない経営論、経営哲学は、一読に値します。
ページ先頭
143 ★★★★
【会計心得】
もうかる会社には理由がある!
日経ビジネス人文庫
著者:金児昭
出版社:日本経済新聞社
サイズ:文庫/204p
発行年月:2004年11月
ISBN:9784532192600(4532192609) 4-532-19260-9/978-4-532-19260-0/978-4532192600
本書冒頭にも明記されていますが、会計の教科書ではありません。会計的な考え方(=会計マインド)の重要性を説いた、ビジネスパーソンのための啓蒙書。
経理・財務の側面から見た経営学ともいえる内容で、若い人から管理職まで、幅広い層を対象に書かれています。
ページ先頭
142 ★★
【LD(学習障害)とADHD(注意欠陥多動性障害)】
講談社+α新書
著者:上野一彦
出版社:講談社
サイズ:新書/194p
発行年月:2003年05月
ISBN:9784062721967(4062721961) 4-06-272196-1/978-4-06-272196-7/978-4062721967
私の職場にLDの人間がいます。正直、仕事ができなくて困っています。何か参考になりそうなことがあればと、読んだのですが、ほとんど参考になりませんでした。
本書はあくまでも「LD、ADHDの子供をどう育てていくのか?」という教育現場の立場で書かれたもので、主旨が違うと言われればそれだけですが...
ページ先頭
141 ★★★★★
【世界に格差をバラ撒いたグローバリズムを正す】
著者:ジョーゼフ・E.スティグリッツ
出版社:徳間書店
サイズ:単行本/414p
発行年月:2006年11月
ISBN:9784198622541(419862254X) 4-19-862254-X/978-4-19-862254-1/978-4198622541
グローバル化によって、勝者はますます富を集め、敗者は貧困から抜け出せない。
この20-30年で発展に成功した途上国はほとんどなく、むしろほとんどの国で経済政策は失敗に終わっている。その原因は、先進国が有利になるようにルール化されたグローバリズムにある。
さまざまな実例をあげ、グローバリズムの問題に正面から取り組んでいます。
ページ先頭
140 ★★★
【全予測2030年のニッポン】
世界、経済、技術はこう変わる
著者:三菱総合研究所
出版社:日本経済新聞出版社
サイズ:単行本/163p
発行年月:2007年02月
ISBN:9784532352424(4532352428) 4-532-35242-8/978-4-532-35242-4/978-4532352424
2030年に日本が、世界が、どのようになっているのかを、様々な視点から論じています。
環境問題、人口問題から、政治、経済、さらには、科学技術に至るまで、大胆に予測しています。
ページ先頭
139 ★★★★
【進化しすぎた脳】
中高生と語る「大脳生理学」の最前線
ブルーバックス
著者:池谷裕二
出版社:講談社
サイズ:新書/397p
発行年月:2007年01月
ISBN:9784062575386(4062575388) 4-06-257538-8/978-4-06-257538-6/978-4062575386
以前に読んだ、「海馬」(109)の池谷先生の著。
ビジネス書ではありませんが、知的好奇心を刺激する内容は一読の価値はあります。
脳研究の最前線の話題を、高校生でも分かるように解説するというものですが、かなり突っ込んだ話題も多く、大人でも興奮させられます。
ページ先頭
138 ★★★
【愚か者の哲学】
愛せない場合は通り過ぎよ!
著者:竹田青嗣
出版社:主婦の友社
サイズ:単行本/191p
発行年月:2004年09月
ISBN:9784072353356(4072353353) 4-07-235335-3/978-4-07-235335-6/978-4072353356
哲学書ですが、学問的なものではありません。哲学的エッセイといった内容。
評判のいい本だそうです。
平易な文章ですが、内容はかなり難解です。
読む人それぞれによって、共感する深さは違うでしょうが、買った人皆が本当に理解しているのかちょっと心配(余計なお世話?)。
何度か読み直して味が出てくる本。
ページ先頭
137 ★★★★
【環境問題はなぜウソがまかり通るのか】
著者:武田邦彦
出版社:洋泉社
サイズ:単行本/221p
発行年月:2007年03月
ISBN:9784862481221(4862481221) 4-86248-122-1/978-4-86248-122-1/978-4862481221
環境問題にかかわる「常識のウソ」を、科学的に、あるいは、地道な調査により、検証しています。
メディアによる偏った報道を「故意の誤報」と名付け糾弾します。
単に、環境問題にとどまらず、「ウソがまかり通る社会は、文化を破壊し、人々の心を退廃させる」と、社会全体に警鐘を鳴らしています。
ページ先頭
136 ★★★★
【ディズニーが教えるお客様を感動させる最高の方法】
著者:ディズニー・インスティチュート
出版社:日本経済新聞社
サイズ:単行本/210p
発行年月:2005年11月
ISBN:9784532312527(4532312523) 4-532-31252-3/978-4-532-31252-7/978-4532312527
大好きなディズニーものです。
今まで読んだディズニーものと違い、ディズニー内部の目(ディズニー・インスティチュート)から書かれたものです。
ディズニー・インスティチュートとは、ディズニーの人材研修機関でありながら、全世界の多様な業種のビジネスパーソンを対象に、数多くの研修プログラムを提供している機関です。
サービスというものを非常に理論的に体系化しており、参考になります。
ページ先頭
135 ★★★
【古代への情熱 改版】
シュリーマン自伝
新潮文庫
著者:ハインリヒ・シュリーマン
出版社:新潮社
サイズ:文庫/181p
発行年月:2004年09月
ISBN:9784102079010(4102079017) 4-10-207901-7/978-4-10-207901-0/978-4102079010
ビジネス書ではありませんが、必読書と聞いて読みました。
「まえがき」にも書かれているように、自伝といえるのは初めの章だけで、あとの部分は彼の死後第三者により書かれたもので、記述も三人称になっています。
おとなになって伝記的なものを読んだことはなかったのですが、素直に感動しました。
ページ先頭
134 ★★★
【なぜ、社長のベンツは4ドアなのか?】
誰も教えてくれなかった!裏会計学
著者:小堺桂悦郎
出版社:フォレスト出版
サイズ:単行本/193p
発行年月:2006年06月
ISBN:9784894512269(4894512262) 4-89451-226-2/978-4-89451-226-9/978-4894512269
今さら、といった感じですが、たまたま借りられたので読んでみました。
この手のハウツーものは、嫌いな方ですが、以外に面白かったです。
ただ、対象はあくまでも個人事業主で、サラリーマンの私には無縁の世界です。
ページ先頭
133 ★★★
【一勝九敗】
新潮文庫
著者:柳井正
出版社:新潮社
サイズ:文庫/274p
発行年月:2006年04月
ISBN:9784101284514(4101284512) 4-10-128451-2/978-4-10-128451-4/978-4101284514
ユニクロ柳井氏の自叙伝。
過去の出来事を淡々と述べながらも、数々のエピソードから、その経営哲学を感じ取ることができる。
2003年11月に刊行された単行本の文庫版。
ページ先頭
132 ★★★★
【これも経済学だ!】
ちくま新書
著者:中島隆信
出版社:筑摩書房
サイズ:新書/234p
発行年月:2006年08月
ISBN:9784480063144(4480063145) 4-480-06314-5/978-4-480-06314-4/978-4480063144
経済学というよりは、経済学的な視点で社会問題を考える啓蒙書です。
「伝統文化」「宗教」「弱者保護」といった経済学的には一見非合理と思える問題を取り上げ、論じていきます。
「人や組織の行動には一見非合理的に見えても、当事者には合理的な理由がある」という前提に立った議論であり、切り口は違うが先に読んだ「行動経済学」(131)に通じる部分が多い。
ページ先頭
131 ★★★★
【行動経済学】
経済は「感情」で動いている
光文社新書
著者:友野典男
出版社:光文社
サイズ:新書/397p
発行年月:2006年05月
ISBN:9784334033545(4334033547) 4-334-03354-7/978-4-334-03354-5/978-4334033545
これまでの標準的経済学では、(経済的に)「超」合理的に行動する「経済人」(ホモ・エコノミカス)を前提として論じられてきた。しかし、現実にはそのような「経済人」は存在せず、理論との間に乖離が生じる。
行動経済学は、感情、直感、記憶など、心のはたらきを重視し、現実により即した経済学を考えます。
「人はなぜ非合理的とみられる行動をとるのか」を合理的かつ科学的に解明していきます。面白いです。
ページ先頭
130 ★★★
【宇宙が味方する経営】
著者:伊藤忠彦
出版社:講談社インターナショナル
サイズ:単行本/254p
発行年月:2006年10月
ISBN:9784770040602(4770040601) 4-7700-4060-1/978-4-7700-4060-2/978-4770040602
う〜ん。いいこといっぱい書いてあるのですが...コメントしづらいです。
経営者として成功した人には、卓越した人生観や世界観があり、そういう話を聞くのは自分の人生にとっても非常に参考になるものです。ただ、本書ではそれがさらに、宗教観にまで発展しています。タイトルは「宇宙が味方する」という抵抗感の無い表現ですが、主旨は「神の思し召し」です。
ページ先頭
129 ★★★★
【さらば外務省!】
私は小泉首相と売国官僚を許さない
講談社+α文庫
著者:天木直人
出版社:講談社
サイズ:文庫/291p
発行年月:2006年03月
ISBN:9784062810104(4062810107) 4-06-281010-7/978-4-06-281010-4/978-4062810104
単行本では22万部のベストセラーとなった本の文庫版です。
政策面の議論では必ずしも天木氏の考えに100%賛同することはできませんが、社会に向かう姿勢や生き様には感動しました。
ページ先頭
128 ★★★★
【良い経済学悪い経済学】
日経ビジネス人文庫
著者:ポール・R.クルーグマン
出版社:日本経済新聞社
サイズ:文庫/298p
発行年月:2000年10月
ISBN:9784532190101(453219010X) 4-532-19010-X/978-4-532-19010-1/978-4532190101
似非(えせ)知識人による無知に基づく保護貿易主義を、俗流経済学と批判し、そういった俗説がいかに幼稚であるばかりか、危険であることを説いている。メディア受けのいい「まがいもの」が幅をきかせ、社会を混乱させるのは、日本だけではないらしい。
書下ろしではなく、既に発表した論文の寄せ集めであるため、同じ主張が何度も繰り返されるのには辟易する。
ページ先頭
127 ★★★★
【アメーバ経営】
ひとりひとりの社員が主役
著者:稲盛和夫
出版社:日本経済新聞社
サイズ:単行本/256p
発行年月:2006年09月
ISBN:9784532312954(4532312957) 4-532-31295-7/978-4-532-31295-4/978-4532312954
アメーバ経営とは、稲盛氏が提唱する、小集団による部門別採算を元にした経営管理手法で、京セラで実践されているものです。
各アメーバの採算性を維持することで全体の経営が成り立つだけでなく、社員の経営参画意識の向上や将来の経営者となる人材の育成等、多くの効果がある、という考え方には共感を感じる。
ページ先頭
126 ★★★★
【きみはなぜ働くか。】
渡邉美樹が贈る88の言葉
著者:渡辺美樹
出版社:日本経済新聞社
サイズ:単行本/215p
発行年月:2006年09月
ISBN:9784532165697(4532165695) 4-532-16569-5/978-4-532-16569-7/978-4532165697
教育再生会議でも注目を集めた渡邉美樹氏がワタミで働く社員・アルバイトに対して毎月送り続けたビデオレターを元にして書かれた本。
若い人向けに書かれたものですが、我々中年が読んでも胸が熱くなります。
ページ先頭
125 ★★★★
【ノードストローム・ウェイ 新版】
絶対にノーとは言わない百貨店
日経ビジネス人文庫
著者:ロバート・スペクター/パトリック・D.マッカーシー
出版社:日本経済新聞社
サイズ:文庫/268p
発行年月:2001年02月
ISBN:9784532190408(4532190401) 4-532-19040-1/978-4-532-19040-8/978-4532190408
「顧客第一主義」で知られる「ノードストローム」で行われているサービスを多くの事例から紹介している。
個々の事例は面白いと感じるが、一番重要なのは、そういう風土をどのようにして築き上げてきたかであり、従業員の行動ではなくマネージメントの部分であろう。
真似ようとしても真似られない部分が多いが、その根底にある「精神」「哲学」を学ぶ価値は充分にあると思う。
ページ先頭
124 ★★★★
【会社が放り出したい人1億積んでもほしい人】
PHP文庫
著者:堀紘一
出版社:PHP研究所
サイズ:文庫/290p
発行年月:2006年07月
ISBN:9784569666631(4569666639) 4-569-66663-9/978-4-569-66663-1/978-4569666631
これからのビジネスマンの心構えを書いた啓蒙書。
品のないタイトルですが、なかなか充実した内容です。
どちらかといえば、中間管理職からさらに上を目指そうとする人向き。
ページ先頭
123 ★★★★
【観想力】
空気はなぜ透明か
著者:三谷宏治
出版社:東洋経済新報社
サイズ:単行本/277p
発行年月:2006年11月
ISBN:9784492555675(4492555676) 4-492-55567-6/978-4-492-55567-5/978-4492555675
物事をいかに観るか、そのポイントが「視点」、高さが「視座」、見透し方が「切り口」であるとし、これらを物事を正しく理解し見透す力として「観想力」と名付けています。
「空気はなぜ透明か」−−決して、文学的な答や哲学的な答を求めているのではありません。機転の利いた切り返しや、ユーモアを求めているのでもありません。科学的で合理的な解答が用意されています。
ページ先頭
122 ★★★★
【歴代総理の通信簿】
間違いだらけの首相選び
PHP新書
著者:八幡和郎
出版社:PHP研究所
サイズ:新書/385p
発行年月:2006年09月
ISBN:9784569654614(4569654614) 4-569-65461-4/978-4-569-65461-4/978-4569654614
伊藤博文から小泉純一郎まで56人の首相について、生い立ち、時代背景、政策を解説すると共に、A〜Eの5段階で評価しています。最低限の歴史の知識が必要で、本書だけでは理解できない部分がかなりあります。
全首相を採点するというのはインパクトがあり、本書の売りでもあるため、どうしてもそちらの方に興味が向くが、それだけで終わらせるにはもったいない内容です。むしろ、採点は著者の「遊び」と理解したい。
ページ先頭
121 ★★★
【戦う動物園】
旭山動物園と到津の森公園の物語
中公新書
著者:小菅正夫/岩野俊郎/島泰三
出版社:中央公論新社
サイズ:新書/226p
発行年月:2006年07月
ISBN:9784121018557(4121018559) 4-12-101855-9/978-4-12-101855-7/978-4121018557
旭川市の旭山動物園と北九州市の到津の森公園の、歴史や背景と両園長の対談。熱い2人の「戦い」には共感を感じます。
小菅、岩野の両園長が著者になっていますが、実際は編者になっている島の著作です。対談の場合、その2人を著者にすることはよくあるが、この本は対談の部分はごく一部でしかなく、しかも、その部分も、いわゆる対談の書き方ではなくあくまでも島の視点でかかれている。これを島の著作ではなく、小菅、岩野を著者というのには違和感を感じる。
ページ先頭
120 ★★★★
【あなたが創る顧客満足】
基本のキホン
日経ビジネス人文庫
著者:佐藤知恭
出版社:日本経済新聞社
サイズ:文庫/267p
発行年月:2000年11月
ISBN:9784532190156(4532190150) 4-532-19015-0/978-4-532-19015-6/978-4532190156
顧客満足(CS)の入門書。
誰もが口にするCSですが、本当にCSを理解するのは難しいものです。
「お客と顧客は違う」「顧客満足とは『顧客を満足させる』のではなく『顧客が満足する』こと」「顧客満足とミッションの関係」等、CSを観念的に理解するのに役立ちます。
ページ先頭
119 ★★
【自分と未来は変えられる】
他人と過去は変えられない
著者:高塚猛
出版社:かんき出版
サイズ:単行本/206p
発行年月:2002年02月
ISBN:9784761259860(4761259868) 4-7612-5986-8/978-4-7612-5986-0/978-4761259860
どこにでもある内容ですが、分かり易い例をあげて読者を引き込んでいきます。
この著者の高塚って、この本書いた頃が絶頂期で、その後、数々の不祥事が暴露され、挙句の果てに女性社員への強制わいせつ罪で有罪判決を受け、社会から追放されてしまいました。
そういった予備知識無しに読めば、まあまあの本かもしれません。
ページ先頭
118 ★★★
【千円札は拾うな】
著者:安田佳生
出版社:サンマーク出版
サイズ:単行本/158p
発行年月:2006年01月
ISBN:9784763196804(4763196804) 4-7631-9680-4/978-4-7631-9680-4/978-4763196804
ベストセラーだけあって、タイトルのつけ方と同様、話の展開もうまいが、言っていることは大したことではありません。
何でも逆説的にとらえて、「他人とは視点が違う」というのは単なる思い上がりでしょう。物事には必ず裏と表があります。長所もあれば短所もあります。普通の人なら「思っていても口にしないこと」を書いただけの内容。ただ、くだらない内容でも読者を飽きさせない魅力はあります。
ページ先頭
117 ★★★
【23分間の奇跡】
集英社文庫
著者:ジェームズ・クラヴェル
出版社:集英社
サイズ:文庫/180p
発行年月:1988年07月
ISBN:9784087493573(4087493571) 4-08-749357-1/978-4-08-749357-3/978-4087493573
フィクションです。ビジネス書ではありません。
教育とは、国家とは、自由とは何か、いろいろ考えさせられます。
不思議な本です。
原文もついているので英語の勉強にも使えます。
ページ先頭
116
【できるビジネスマンは瞑想をする】
PHP文庫
著者:藤井義彦
出版社:PHP研究所
サイズ:文庫/230p
発行年月:2006年03月
ISBN:9784569665955(4569665950) 4-569-66595-0/978-4-569-66595-5/978-4569665955
瞑想とは、目覚めているときや、眠っているとき、夢を見ているときとも異なる、「純粋意識」と呼ばれる状態に自らを導くテクニックで、禅やヨーガ、あるいは中国の気功等と同じ源流を持つものであり、その効果は科学的に証明されており、宗教的なものではないことを強調しています。
ただし、本書の内容は、多くの著名人が瞑想を行っていることや成功談を紹介しているだけで、瞑想とはどのようなものであるのか、どうすればよいのか、といった具体的な話は全く出てきません。
本質に触れずに御託を並べられても、新興宗教の勧誘と同じに聞こえてしまう。
ページ先頭
115 ★★★
【中東世界を読む】
創成社新書
著者:島敏夫
出版社:創成社
サイズ:新書/244p
発行年月:2006年06月
ISBN:9784794450074(4794450079) 4-7944-5007-9/978-4-7944-5007-4/978-4794450074
戦争、民族紛争、テロといった側面しか語られることのない中東を、経済、産業、人々の生活といった別の視点からもとらえ解説しています。
地味な内容ですが勉強になります。ただ、ちょっと退屈で...眠い
ページ先頭
114 ★★★
【寝るだけで夢がかなう仕事術】
著者:中井隆栄
出版社:明日香出版社
サイズ:単行本/165p
発行年月:2006年10月
ISBN:9784756910196(475691019X) 4-7569-1019-X/978-4-7569-1019-6/978-4756910196
脳科学の見地から、睡眠と記憶・学習のメカニズムを解説するとともに、そのメカニズムを最大限に活用した睡眠法を公開しています。
寝るだけで夢がかなう...そんな都合のいい話はありません。
ただ、本書を読んでからは、布団に入る時間が早くなりました。(6時間以上寝ないとバカになる!)
ページ先頭
113 ★★
【チーズはどこへ消えた?】
著者:スペンサー・ジョンソン
出版社:扶桑社
サイズ:単行本/94p
発行年月:2000年11月
ISBN:9784594030193(459403019X) 4-594-03019-X/978-4-594-03019-3/978-4594030193
数年前に話題になった世界的なベストセラーです。
評判のいい本だそうですが...もう一ひねり欲しい。
ネズミに見習うべき点は多くあるが、それだけの社会はつまらない。壁にぶつかってこそ人間、悩んでこそ人間、動き出せないからこそ人間。ネズミばかりじゃドラマは生まれない。
ページ先頭
112 ★★★★
【ずぶとい国、ずるい国、そしてバカな国】
「学級崩壊」する国際社会!
著者:落合信彦
出版社:小学館
サイズ:単行本/254p
発行年月:2005年10月
ISBN:9784093895552(4093895554) 4-09-389555-4/978-4-09-389555-2/978-4093895552
9.11の米同時多発テロ以降の国際社会についての落合信彦氏の分析と主張です。
中東、北朝鮮、中国、ロシア等をめぐる世界情勢と、外交のあり方について詳しく論じています。
あくまでも落合氏の個人的な主張であることを忘れてはなりませんが、日本のメディアからは得ることのできない多くの情報と考え方を知ることができます。勉強になります。
ページ先頭
111 ★★★★
【痛快!経済学】
集英社文庫
著者:中谷巌
出版社:集英社
サイズ:文庫/283p
発行年月:2002年01月
ISBN:9784087474077(4087474070) 4-08-747407-0/978-4-08-747407-7/978-4087474077
経済学の入門書。若い人(中高生〜新人社員)向けに書かれたもので、マーケットの基本が良く理解できます。
わかり易い分、掘り下げが少ないともいえますが、大学の教養課程程度の内容で、中堅ビジネスマンが読んでも退屈にはならないでしょう。
ページ先頭
110 ★★★★
【一流の仕事術】
仕事を極めるための100の法則
PHP文庫
著者:山崎武也
出版社:PHP研究所
サイズ:文庫/235p
発行年月:2003年02月
ISBN:9784569579078(4569579078) 4-569-57907-8/978-4-569-57907-8/978-4569579078
仕事のプロになるためにはまず基本ルールを身につけることと説き、基本となる100項目について、どうすれば身につき、活かすことができるかを解説しています。
仕事で「一流」になるためには、人間としても「一流」になることを心がけなければならない、という内容です。
ハウツーものにありがちな企画ですが、そういった薄っぺらなものとは違います。
ページ先頭
109 ★★★★
【海馬】
脳は疲れない
新潮文庫
著者:池谷裕二/糸井重里
出版社:新潮社
サイズ:文庫/344p
発行年月:2005年07月
ISBN:9784101183145(4101183147) 4-10-118314-7/978-4-10-118314-5/978-4101183145
脳科学の研究者池谷氏とコピーライターの糸井氏の「脳」についての対談。
「脳」に関しての学術的な解説もありますが、それは本書の主題ではありません。「脳」の仕組みを題材に、生き方や人間関係を論じた啓蒙書です。
ビジネス書ではありませんが、下手な自己啓発ものよりは面白く、役立ちます。
ページ先頭
108 ★★★★
【新・経済原論】
世界経済は新しい舞台へ
著者:大前研一
出版社:東洋経済新報社
サイズ:単行本/503p
発行年月:2006年09月
ISBN:9784492521601(4492521607) 4-492-52160-7/978-4-492-52160-1/978-4492521601
経済原論と名付けるほど理論的なものはありませんが、独自の世界観を展開しています。ぼやぼやしている間にも世界は大きく変化している、というのを多くの実例から論じています。学ぶべき部分は多く勉強になりますが、何となく後味が悪いです。
大前氏が、民族や文化を否定しているわけではありませんが...
「世界は経済だけで動いているんじゃない」と言いたい。
ページ先頭
107 ★★★★
【社長になる人のための決算書の読み方】
日経ビジネス人文庫
著者:岩田康成
出版社:日本経済新聞社
サイズ:文庫/216p
発行年月:2002年12月
ISBN:9784532191580(4532191580) 4-532-19158-0/978-4-532-19158-0/978-4532191580
前掲の「社長になる人のための経理の本」の続編的な内容。
前作と同様に、社内研修会という設定で、対話形式で説明が進んでいきます。「社長になる人のための」といいながら、設定で社長が出てこないのが気に入りませんが...
前作であまり出てこなかったキャッシュフローも頻繁に登場します。
経理の素人にとっては、結構高度な内容なので、何度も後戻りしながら読まないと、なかなか理解できません。
ページ先頭
106 ★★★★
【社長になる人のための経理の本】
日経ビジネス人文庫
著者:岩田康成
出版社:日本経済新聞社
サイズ:文庫/231p
発行年月:2001年10月
ISBN:9784532190873(4532190878) 4-532-19087-8/978-4-532-19087-3/978-4532190873
別に社長になるつもりはないので、こういうタイトルをつけられると、かえって紹介しづらいのですが...
社内研修会という設定で、P/L、B/Sの読み方を学びます。P/L、B/Sについては、今まで何度か勉強しても、もう一つしっくりとこないものがあったのが、少し「つかえ」がとれたように感じた。
あくまでも入門書ですが、財務諸表を見たことのない人には少しレベルが高いかも。
初稿が1996年と古く、2001年の文庫の際に、加筆修正が行われているようですが、キャッシュフローについて付け足し程度の解説しかないのはやや不満。
ページ先頭
105 ★★★★
【歴史からの発想】
停滞と拘束からいかに脱するか
日経ビジネス人文庫
著者:堺屋太一
出版社:日本経済新聞社
サイズ:文庫/247p
発行年月:2004年03月
ISBN:9784532192167(4532192161) 4-532-19216-1/978-4-532-19216-7/978-4532192167
歴史物です。歴史上の人物や出来事を、経営論、組織論や人材育成等に結び付けて現代に活かそうとする類書は多くありますが、それらの本とはやや異なった視点で論じています。
同じ歴史でも、視点が変われば、その時代から受ける印象も大きく変わります。学校では習わなかった歴史がこの本にはあります。
ページ先頭
104 ★★★★
【動機づける力】
著者:ダイヤモンド・ハーバード・ビジネス編集部
出版社:ダイヤモンド社
サイズ:単行本/243p
発行年月:2005年02月
ISBN:9784478360811(4478360812) 4-478-36081-2/978-4-478-36081-1/978-4478360811
動機付けに関する数編の論文と、解説、各界の成功者のアドバイス等から構成されています。
書き下ろしはなく、いわゆる「寄せ集め」で、1つ1つは視点も変われば時代的にもかなり幅がある。にもかかわらず、違和感無く読めるのは、本質は変わらないということであろう。「人は心で行動する」ことを理解しなければ動機付けはできない。
ページ先頭
103 ★★★★
【ディズニーランドが大切にする「コンセプト教育」の魔法】
ゲストにもキャストにも笑顔があふれる瞬間
著者:生井俊
出版社:こう書房
サイズ:単行本/191p
発行年月:2006年09月
ISBN:9784769609124(4769609124) 4-7696-0912-4/978-4-7696-0912-4/978-4769609124
東京ディズニーランドで実際に働いた経験のある著者による、ディズニーランドの人材育成法。
TDLが好きな私には、興味深い内容で非常に面白く読めました。
ただ、内容的には微妙です。いわゆるビジネス書でもなければディズニーランドの解説書でもない。
誰が読むのでしょうか? ディズニーランドが好きなぼんくら社会人向け?
ページ先頭
102 ★★★★
【ひとつ拾えば、ひとつだけきれいになる】
心を洗い、心を磨く生き方
著者:鍵山秀三郎
出版社:PHP研究所
サイズ:単行本/259p
発行年月:2006年07月
ISBN:9784569652351(4569652352) 4-569-65235-2/978-4-569-65235-1/978-4569652351
イエローハットの創業者で、日本を美しくする会の相談役の鍵山氏の本。
「掃除」というテーマを媒体にした哲学書です。
最近涙もろくなって、この種の本を読むと、涙が出てきます。心が洗われます。何度も読み返したい本です。
ページ先頭
101 ★★★★
【世界を見る目が変わる50の事実】
著者:ジェシカ・ウィリアムズ
出版社:草思社
サイズ:単行本/269p
発行年月:2005年04月
ISBN:9784794214041(4794214049) 4-7942-1404-9/978-4-7942-1404-1/978-4794214041
原著タイトルは「50 Facts That Should Change The World」。
「50の事実で世界を変えることはできないが、人々の意識を変えることはできる。それが世界を変える原動力となる。」という著者の思いがこめられた本です。
データの取り方が恣意的でアンフェアであるなど、賛否両論あるようですが、著者の思いには共感できます。
単なる雑学本ではありません。
ページ先頭
100 ★★★★★
【完全なる経営】
著者:エーブラハム・ハロルド・マズロー
出版社:日本経済新聞社
サイズ:単行本/447p
発行年月:2001年12月
ISBN:9784532148638(4532148634) 4-532-14863-4/978-4-532-14863-8/978-4532148638
マズローの古典的名著。大作です。難解です。何度も中断しながら、やっと人に「読んだ」と言える程度に読めました。
原著は1960年代に書かれたものです。各論ではその時代故の違和感を感じる部分がありますが、総論は今でも充分に通用する(というか、現在でこそ最も重要な)内容です。
「自己実現」という言葉は多くの人が知っており、また、多くの場面で使われていますが、本当の「自己実現」の意味は、本書に説かれています。
ページ先頭
099 ★★★★★
【CEO最高経営責任者】
著者:トーマス・J.ネフ/ジェームズ・M.シトリン
出版社:アスペクト
サイズ:単行本/393p
発行年月:2005年10月
ISBN:9784757211803(4757211805) 4-7572-1180-5/978-4-7572-1180-3/978-4757211803
CEO(最高経営責任者)に就任したら、「最初の100日」に何をすべきかを説いた本。
数多くの著名なCEOを取材し、実際に彼らが何を考えどのように行動したのか、そしてその結果はどうであったのかを、成功例・失敗例とも多く取り上げ解説する。
大作ですが、こなれた訳で読みやすいです。
本書で紹介されている大部分はCEOの事例ですが、CEOに限らず中間管理職にも大いに参考になります。
ページ先頭
098 ★★★
【ひとつ上のアイディア。】
著者:真木準
出版社:インプレス
サイズ:単行本/239p
発行年月:2005年11月
ISBN:9784844321880(4844321889) 4-8443-2188-9/978-4-8443-2188-0/978-4844321880
結構評判のいい本なので2000円奮発して買ったのですが...
ちょっとはずしたのかって感じです。
本書で収録している大半がCMプランナと呼ばれているような人たちです。彼らはクリエイタと呼ばれているものの実際はほとんど何もクリエイトしてない。いわば、感性だけで勝負している人たちです。
新しい商品を作る、新しいサービスを考える、新しいビジネスモデルを考える、そういった世界で生きている我々とは違う世界の人たちの話にしか聞こえません。
彼らのやっていることを批判するつもりはありませんし、今最も人気のある職業の人たちの話なので、そういう世界を目指している人には大いに参考になるとは思いますが...
ページ先頭
097 ★★★
【世界で一番おもしろい地図帳】
著者:おもしろ地理学会
出版社:青春出版社
サイズ:単行本/253p
発行年月:2005年07月
ISBN:9784413007870(4413007875) 4-413-00787-5/978-4-413-00787-0/978-4413007870
ビジネス書ではありませんが、話題の本ということで取り上げました。
タイトルに地図帳とありますが、ところどころに挿絵の地図がある程度で、いわゆる地図帳ではありません。地理を題材にした200あまりのテーマについて説明した、雑学集です。
この手の本の常として、面白いと感じるテーマは人によって大きく異なります。テーマが200あっても、「へー」ってのは2割程度でしょうか。
値段が500円と安いことや家族みんなで読める(小学校高学年生なら読める)ので、「へー」が2割でも損をした気分にはならない。
ページ先頭
096 ★★★★
【「話す力」が面白いほどつく本】
知的生きかた文庫
著者:櫻井弘
出版社:三笠書房
サイズ:文庫/236p
発行年月:2003年10月
ISBN:9784837973515(4837973515) 4-8379-7351-5/978-4-8379-7351-5/978-4837973515
「話すというのは言葉の問題ではなく、コミュニケーションそのものである」
そして、「コミュニケーションとはテクニックではなく、心の持ち方である」という内容。
勉強にはなりますが、あくまでも、啓蒙書であり、この本を読んでも「話す力」はつきません。
ページ先頭
095 ★★★
【すばらしい思考法】
誰も思いつかないアイデアを生む
著者:マイケル・マハルコ
出版社:PHP研究所
サイズ:単行本/319p
発行年月:2005年12月
ISBN:9784569645988(4569645984) 4-569-64598-4/978-4-569-64598-8/978-4569645988
アイデアを生むための多くの手法やトレーニング法について、ブレインストーミングを中心に紹介しています。この手の読み物が好きな人であれば、8割方は既知の内容でしょう。また、各章の「掴み」で、錯覚の例や、クイズ、パズル等が紹介されていますが、これらも使い古された陳腐なものばかりで、本の価値を下げているとしか思えません。
これだけ多くの方法をまとめた本は類がないかもしれないし、それなりに良くまとまってはいますが...40年前なら売れたかもね。
「連想ゲームで大発明が生まれるなら苦労しない」
ページ先頭
094 ★★★★
【「みんなの意見」は案外正しい】
著者:ジェームズ・スロウィッキー
出版社:角川書店
サイズ:単行本/286p
発行年月:2006年01月
ISBN:9784047915060(4047915068) 4-04-791506-8/978-4-04-791506-0/978-4047915060
「みんなの意見は正しい事が多いから、他人の意見に耳を傾けましょう」という話ではありません。
一握りの優秀なエキスパートによる推定値よりも、専門的知識もなくそれほど優秀でもない烏合の衆それぞれの推定値の平均の方がより正確であることがある、といういわゆる「集合知」を多くの実例で紹介しています。
今までにない新しいものの見方、という点で非常に興味深い分野だとは思いますが、全体として体系的なものが見えません。面白いだけで終わってしまうのが少し残念。今後の発展に期待ってとこでしょうか。
ページ先頭
093 ★★★
【さおだけ屋はなぜ潰れないのか?】
身近な疑問からはじめる会計学
光文社新書
著者:山田真哉
出版社:光文社
サイズ:新書/216p
発行年月:2005年02月
ISBN:9784334032913(4334032915) 4-334-03291-5/978-4-334-03291-3/978-4334032913
会計学の一般向けの啓蒙書です。
既知のことばかりですが、「そういう説明の仕方もあるんだな」と納得させられる部分も多くあり、それなりに楽しめます。
本書を読んでも、決して決算書を読めるようにはなりません。
高校生〜ぼんくら社会人向け。
ページ先頭
092 ★★
【人は見た目が9割】
新潮新書
著者:竹内一郎
出版社:新潮社
サイズ:新書/191p
発行年月:2005年10月
ISBN:9784106101373(4106101378) 4-10-610137-8/978-4-10-610137-3/978-4106101373
いわゆる、ノンバーバルコミュニケーション(非言語的コミュニケーション)の重要性や、習得方法について、心理学や社会学の面から論じたような入門書と思って読み始めたのですが、思ったような内容ではありませんでした。
多くは、漫画や演劇で効果的に扱われているノンバーバルコミュニケーションの例の紹介に終わっています。それなりに面白い話題もありましたが...
ページ先頭
091 ★★★★
【教え上手になる!】
教えと学びのワークブック
著者:関根雅泰
出版社:クロスメディア・パブリッシング/明日香出版社
サイズ:単行本/229p
発行年月:2006年04月
ISBN:9784756909718(475690971X) 4-7569-0971-X/978-4-7569-0971-8/978-4756909718
子供の教え方と大人の教え方はまったく違った考え方が必要であると説き、「おとな」相手の教え方について体系的、理論的に学んでいきます。
「教えるとは、正しいやり方や答を身につけさせるのではなく、自分で考えて行動してくれる人を育てることである」と高い目的意識を持つところから話は始まります。
ページ先頭
090 ★★★★
【目標管理の本質 新版】
個人の充足感と組織の成果を高める
著者:五十嵐英憲
出版社:ダイヤモンド社
サイズ:単行本/202p
発行年月:2003年04月
ISBN:9784478360620(4478360626) 4-478-36062-6/978-4-478-36062-0/978-4478360620
「本質」とタイトルにあるとおり、正面からMBOをとらえています。読み応え充分です。
ドラッカーは言うに及ばず、マグレガー、マズロー、ハーズバーグも、そして、猿谷氏と抑えるべきところはすべて網羅しています。
ページ先頭
089 ★★★★★
【黒字浮上!最終指令 新装版】
出向社長奮斗の記録
著者:猿谷雅治
出版社:ダイヤモンド社
サイズ:単行本/276p
発行年月:2003年11月
ISBN:9784478331064(4478331065) 4-478-33106-5/978-4-478-33106-4/978-4478331064
故、猿谷氏のロングセラー。フィクションですが実話を元にしています。
真のMBOがどういうものであるのか学び取れます。
感動で涙が出てきました。名作です。
ページ先頭
088 ★★★
【上司のすごいしかけ】
著者:白潟敏朗
出版社:中経出版
サイズ:単行本/190p
発行年月:2006年03月
ISBN:9784806123774(4806123773) 4-8061-2377-3/978-4-8061-2377-4/978-4806123774
評判のいい本らしいですけど...
「すごい」とはとても思えない内容です。仕事に対する哲学、仕事観が感じられません。人に対する思いや人生観も感じられません。
薄っぺらいハウツーものって感じです。
ページ先頭
087 ★★★
【頭がいい人の45歳からの習慣術】
自分を磨き、人生をさらに充実させるヒント
Kawade夢新書
著者:小泉十三
出版社:河出書房新社
サイズ:新書/213p
発行年月:2004年09月
ISBN:9784309502939(4309502938) 4-309-50293-8/978-4-309-50293-9/978-4309502939
面白く読めます。多くの部分で共感もできます。ただ、読み終わって後に何も残りません。
啓蒙書でもなければ指南書でもない。単なる散文的なエッセイ。
副題にもあるように「ヒント」が見つかれば...
ページ先頭
086 ★★★★
【お金・仕事に満足し、人の信頼を得る法】
東京帝大教授が教える
著者:本多静六
出版社:三笠書房
サイズ:単行本/238p
発行年月:2005年09月
ISBN:9784837921639(4837921639) 4-8379-2163-9/978-4-8379-2163-9/978-4837921639
哲学書です。70年以上前に書かれたものですが現代でも通用します。
物心両面で自己実現した成功者であるからこそ、こうした哲学を持てるのでしょう。成功者になれなくても志だけはまねたいものです。
ページ先頭
085 ★★★★
【高収益企業のつくり方】
実学・経営問答
著者:稲盛和夫
出版社:日本経済新聞社
サイズ:単行本/225p
発行年月:2005年03月
ISBN:9784532311735(453231173X) 4-532-31173-X/978-4-532-31173-5/978-4532311735
盛和塾での問答集。対象は中小〜中堅企業の経営者。
稲盛氏の軸のぶれない姿勢には、哲学を感じる。
ただ、管理職とオーナーとは立場が異なる。経営者としての考え方は管理職にも参考にはなるが、若干の違和感は否めない。
ページ先頭
084 ★★★★
【愚直に実行せよ!】
人と組織を動かすリーダー論
PHPビジネス新書
著者:中谷巌
出版社:PHP研究所
サイズ:新書/230p
発行年月:2006年04月
ISBN:9784569649382(4569649386) 4-569-64938-6/978-4-569-64938-2/978-4569649382
中谷氏によるリーダー論。
タイトルの「愚直に実行せよ」というのは、リーダーに必要な数ある要素の一つとして著者が論じているもので、内容的には本書の一部分でしかない。全体としては、リーダのあり方について著者の考えを述べた啓蒙書。
良くまとまっていて読み応えがあります。リーダーの「志」や「教養」の部分には大いに共感しました。
ページ先頭
083 ★★★
【突破力!】
仕事の「壁」は、こうして破れ
PHPビジネス新書
著者:堀紘一
出版社:PHP研究所
サイズ:新書/205p
発行年月:2006年05月
ISBN:9784569648958(4569648959) 4-569-64895-9/978-4-569-64895-8/978-4569648958
仕事の悩みから、職場での人間関係、キャリアプラン、そしてプライベートまで、20代、30代のビジネスマンのいろいろな悩みに堀氏が答える。いわば「Q&A集」で、体系的な解説や理論展開は一切無い。
同年代で壁に突き当たっている人が読めば参考になるかもしれない。
質問も甘ければアドバイスも甘いと感じた。(前掲の大前氏の本の後に続けて読んだので、余計にそう感じる)
ページ先頭
082 ★★★★
【即戦力の磨き方】
下剋上の時代を生き抜く
PHPビジネス新書
著者:大前研一
出版社:PHP研究所
サイズ:新書/194p
発行年月:2006年04月
ISBN:9784569648941(4569648940) 4-569-64894-0/978-4-569-64894-1/978-4569648941
大前研一氏の勢いが伝わってきます。正に大前ワールドです。
この「勢い」に共感できるかできないかで、評価は分かれると思います。
若い人なら共感できるのでしょうか。40代の私は共感どころか不快感を感じる部分さえありました。
好き嫌いは別にして、lower-middle向けの啓蒙書としては一読の価値あり。
ページ先頭
081 ★★★★
【ロジカル・シンキング】
論理的な思考と構成のスキル
著者:照屋華子/岡田恵子
出版社:東洋経済新報社
サイズ:単行本/227p
発行年月:2001年05月
ISBN:9784492531129(4492531122) 4-492-53112-2/978-4-492-53112-9/978-4492531129
評判の良い本らしいですが...難しすぎます。
とっても読みやすく、分かったような気にさせてくれるのですが、読み終わった後には何も残らない。
(ロジカルシンキングできない者が何を言っても相手にされないであろうが)各論を積み上げることと総論とは違う、と思う。
この本をほめている人たちは、ロジカルシンキングを本当に理解し、実践できているのだろうか?
ページ先頭
080 ★★★★
【仮説思考】
BCG流問題発見・解決の発想法
著者:内田和成
出版社:東洋経済新報社
サイズ:単行本/236p
発行年月:2006年03月
ISBN:9784492555552(4492555552) 4-492-55555-2/978-4-492-55555-2/978-4492555552
「仮説思考」とは、情報が不十分だったり、分析が進んでいない段階でも、先に自分なりの「仮の答え」を持つという考え方。誰でも、多かれ少なかれ「仮説思考」を行っているものだが、ビジネスの現場では意識して「仮説思考」を行わないと競争に負けてしまいますよ、という話。
確かに「できる人」と「できない人」の一番大きな違いは、この辺にあるのかもしれませんね。
ページ先頭
079 ★★★★
【ブルー・オーシャン戦略】
競争のない世界を創造する
著者:W.チャン・キム/レネ・モボルニュ
出版社:ランダムハウス講談社
サイズ:単行本/294p
発行年月:2005年06月
ISBN:9784270000700(4270000708) 4-270-00070-8/978-4-270-00070-0/978-4270000700
新市場を創造する戦略を体系化したもの。
血みどろの戦いが繰り広げられる既存の市場〈レッド・オーシャン(赤い海)〉を抜け出し、競争自体を無意味なものにする未開拓の市場〈ブルー・オーシャン(青い海)〉を創造すること――これこそが、熾烈な競争環境を生きる企業が繁栄しつづけるための唯一の方法である、と説く。
なかなか読み応えのある良書です。
ページ先頭
078 ★★★
【完全ビジネスマナー】
人財・売上・利益を生み出す魔法の作法
著者:西出博子
出版社:河出書房新社
サイズ:単行本/230p
発行年月:2005年05月
ISBN:9784309243399(4309243398) 4-309-24339-8/978-4-309-24339-9/978-4309243399
意外に面白いです。単なるマナーのためのハウツー本ではありません。
「他書でマナーと呼んでいる礼儀作法はプロトコルでありマナーではない」と、マナーとプロトコルを区別し、マナーの本質は気持ちの大切さであると教えてくれます。
マナーの本でありながら、ビジネスマンとしての心構え、さらには、人間としての生き方を説いた本です。
ページ先頭
077 ★★★★
【国家戦略からみた靖国問題】
日本外交の正念場
PHP新書
著者:岡崎久彦
出版社:PHP研究所
サイズ:新書/238p
発行年月:2005年08月
ISBN:9784569644516(4569644511) 4-569-64451-1/978-4-569-64451-6/978-4569644516
理論や理念よりも、国益を重視する著者の考え方に対しては、賛否両論あろう。しかし、現実主義でありながら決して日和見主義ではなく、一本筋を通した主張は分かりやすく共感を持てる。
書下ろしではなく、各メディアに発表したものをまとめた性格上、内容的に重複する記述が多い。
また、内容は外交問題全体に広がっており、靖国問題はごく一部の話題でしかない。なぜ、このような偏ったタイトルにするのか理解に苦しむ。
ページ先頭
076 ★★★★
【「外交」とは何か、「国益」とは何か】
朝日文庫
著者:田原総一朗/岡本行夫
出版社:朝日新聞社
サイズ:文庫/295p
発行年月:2005年10月
ISBN:9784022614926(4022614927) 4-02-261492-7/978-4-02-261492-6/978-4022614926
ジャーナリストの田原総一朗氏と、元首相補佐官の岡本行夫氏による対談。
「外交と国益」について、政治家や評論家が話題にしたがらないような領域にまで踏み込んで議論しています。
日本の外交の足を最も引っ張っている「朝日新聞社」からこのような本が出版されているのが不思議。
ページ先頭
075 ★★★★
【部下のやる気を2倍にする法】
できる上司のモチベーション・マネジメント
著者:和田秀樹
出版社:ダイヤモンド社
サイズ:単行本/222p
発行年月:2004年02月
ISBN:9784478350522(4478350523) 4-478-35052-3/978-4-478-35052-2/978-4478350522
精神科医、和田秀樹氏による中間管理職のための書。
モチベーションマネージメントを3つの法則、9つの原理、26の技術にまとめている。
読みやすく、参考になります。
ページ先頭
074 ★★★★★
【人を動かす 新装版】
著者:デール・カーネギー
出版社:創元社(大阪)
サイズ:単行本/346p
発行年月:1999年10月
ISBN:9784422100517(4422100513) 4-422-10051-3/978-4-422-10051-7/978-4422100517
1937年に初版が発行されたという、古典的名著。
今の時代でも古いと感じません。何度も読み直したい本です。
付章の「幸福な家庭をつくる七原則」が妙に現実的で面白いです。
ページ先頭
073 ★★★★
【経済学的思考のセンス】
お金がない人を助けるには
中公新書
著者:大竹文雄
出版社:中央公論新社
サイズ:新書/232p
発行年月:2005年12月
ISBN:9784121018243(4121018249) 4-12-101824-9/978-4-12-101824-3/978-4121018243
経済問題だけでなく、社会の様々な出来事を計量経済学的に分析します。
前に読んだ「ヤバい経済学」(063)に似た内容です。
経済学的思考のセンスとは、「インセンティブの観点から社会を視る力」と「因果関係を見つけ出す力」です。
ページ先頭
072 ★★★★
【鏡の法則】
人生のどんな問題も解決する魔法のルール
著者:野口嘉則
出版社:総合法令出版
サイズ:単行本/92p
発行年月:2006年05月
ISBN:9784893469625(4893469622) 4-89346-962-2/978-4-89346-962-5/978-4893469625
話題の本です。
大した内容ではありません。論理的な考察もありません。
でも、泣けてきます。感動します。
ページ先頭
071 ★★★★
【夢を実現する戦略ノート】
著者:ジョン・C.マクスウェル
出版社:三笠書房
サイズ:単行本/222p
発行年月:2005年09月
ISBN:9784837956600(4837956602) 4-8379-5660-2/978-4-8379-5660-0/978-4837956600
夢を実現できる人とできない人の違いは何か?
夢を実現するためには何が必要か?
夢を実現するには、具体的な実現イメージを持ち、自分を信じ、信念を持って生きる事です。
ただ、最初の「夢を持つ」というところが、凡人にとっては一番難しいのですが...
ページ先頭
070 ★★★★★
【上司の哲学 新装版】
部下に信頼される20の要諦
著者:江口克彦
出版社:PHP研究所
サイズ:単行本/274p
発行年月:2004年10月
ISBN:9784569638430(4569638430) 4-569-63843-0/978-4-569-63843-0/978-4569638430
松下幸之助の側近として、22年間、経営哲学を学んだ著者によるリーダー論。
いい本です。何度も読みたくなります。胸が熱くなります。
正にこういうのを「哲学」と言うのでしょうね。
ページ先頭
069 ★★★
【好かれる上司嫌われる上司】
管理能力を磨く実践コーチング講座
PHP文庫
著者:斉藤勇
出版社:PHP研究所
サイズ:文庫/296p
発行年月:2004年07月
ISBN:9784569662282(4569662285) 4-569-66228-5/978-4-569-66228-2/978-4569662282
別に好かれる上司になりたいなんて思っちゃいないけど...
でも、そういう考え方が間違っているのですね。人は嫌いな上司の下では能力を発揮しないのです。
「好かれる上司」になれなくても「いい上司」にはなりたいものです。
ページ先頭
068 ★★★★
【現場力を鍛える】
「強い現場」をつくる7つの条件
著者:遠藤功
出版社:東洋経済新報社
サイズ:単行本/199p
発行年月:2004年02月
ISBN:9784492531716(4492531718) 4-492-53171-8/978-4-492-53171-6/978-4492531716
少し前に読んだ「見える化」の遠藤氏の著。
強い会社は「現場力」が強い。「現場力」なくして「戦略」だけで成功することはない。という内容。
「見える化」よりも分かりやすい、というか、共感できる。
ページ先頭
067 ★★★
【整理力を高める50の方法】
整理力×チラカシ力=創造力
著者:中谷彰宏
出版社:ダイヤモンド社
サイズ:単行本/119p
発行年月:2005年10月
ISBN:9784478703359(4478703353) 4-478-70335-3/978-4-478-70335-9/978-4478703359
単なる整理の仕方のハウツー本ではありません。
「モノ」の整理が出来ない人は「仕事」の整理も「ヒト」の整理もできないと、整理することの重要性を説き、整理力を行動力や想像力に結び付けていきます。
ページ先頭
066 ★★★★
【良心をもたない人たち】
25人に1人という恐怖
著者:マーサ・スタウト
出版社:草思社
サイズ:単行本/254p
発行年月:2006年02月
ISBN:9784794214720(4794214723) 4-7942-1472-3/978-4-7942-1472-0/978-4794214720
反社会性人格障害(APD)、精神病質(サイコパス)、社会病質(ソシオパス)等、いろいろな呼び名があるらしいが、そういう「良心をもたない人」が社会には相当数いる、という話。
素人が軽々しく診断し、これらを人に当てはめ排除してはならない、と注意を促していますが、本書の読者の多くは、「良心を持たない人」とかかわりを持ち、傷ついた人たちと思います。
こういった人が社会には相当数いるという事実を知るだけでも慰められます。
ページ先頭
065 ★★
【プロリーダーの行動学】
部下のやる気に火をつける
著者:太田典生
出版社:セイワコミュニケーションズ
サイズ:新書/109p
発行年月:2005年07月
ISBN:9784882531951(488253195X) 4-88253-195-X/978-4-88253-195-1/978-4882531951
主に中間管理職を対象としたマネージメント理論。
管理職として、いかに考え、行動すべきか、について、各テーマ見開き2ページずつに簡潔にまとめられている。エッセンスが凝縮されていると言えば聞こえはいいが、掘り下げがないとも言える。いいこともたくさん書いてはあるが、あまりにも速く読めてしまうため、印象に残らない。
これで840円はちょっと高い。
ページ先頭
064 ★★★★
【まずは社長がやめなさい】
文春文庫
著者:丹羽宇一郎/伊丹敬之
出版社:文藝春秋
サイズ:文庫/267p
発行年月:2005年09月
ISBN:9784167679569(4167679566) 4-16-767956-6/978-4-16-767956-9/978-4167679569
丹羽氏と伊丹氏の対談。
企業経営から、経済、政治、教育問題へと話題は広がっていきます。
「まずは社長がやめなさい」というのは、対談の中でのごく一部の話題。
タイトルから連想する以上に、話題は広く、深く、面白い。
ページ先頭
063 ★★★★★
【ヤバい経済学】
悪ガキ教授が世の裏側を探検する
著者:スティーブン・D.レヴィット/スティーヴン・J.ダブナー
出版社:東洋経済新報社
サイズ:単行本/296p
発行年月:2006年05月
ISBN:9784492313657(4492313656) 4-492-31365-6/978-4-492-31365-7/978-4492313657
全米100万部超のベストセラー。
原著のタイトルは、「Freakonomics」。Freak(風変わりな、奇妙な) と Economics を組み合わせた造語。翻訳タイトルの「ヤバい」は、翻訳者のウケ狙いの迷訳?
経済に関する話題はあまりありませんが、計量経済学や行動経済学といった「経済学的」な考え方で、様々な社会現象を解説しています。
「ヤバい」くらい面白いです。
ページ先頭
062 ★★★
【私は障害者向けのデリヘル嬢】
著者:大森みゆき
出版社:ブックマン社
サイズ:単行本/223p
発行年月:2005年12月
ISBN:9784893086211(4893086219) 4-89308-621-9/978-4-89308-621-1/978-4893086211
タイトルどおりの内容です。障害者専用デリヘルで働く風俗嬢の手記。話題の本らしいです。
話題になっているほど衝撃的な内容は無く、淡々と著者の体験が綴られているだけです。少々期待はずれでしたが、いろいろ考えさせられることの多い内容です。
ページ先頭
061 ★★★★
【ここから会社は変わり始めた】
ケーススタディ・企業風土改革
日経ビジネス人文庫
著者:柴田昌治
出版社:日本経済新聞社
サイズ:文庫/304p
発行年月:2004年02月
ISBN:9784532192129(4532192129) 4-532-19212-9/978-4-532-19212-9/978-4532192129
前出の「何とか会社を変えてやろう」と同様、企業の風土改革の進め方。事例紹介を中心に書いています。
コンサルティング会社「スコラ・コンサルト」での「プロセスデザイン」の進め方がよく分かります。
ページ先頭
060 ★★★★
【なんとか会社を変えてやろう】
実践ガイド・企業風土改革の進め方
日経ビジネス人文庫
著者:柴田昌治
出版社:日本経済新聞社
サイズ:文庫/264p
発行年月:2004年01月
ISBN:9784532192082(4532192080) 4-532-19208-0/978-4-532-19208-2/978-4532192082
企業の風土改革の進め方について、かなり具体的、実践的に書いてあります。
実践的すぎるため、本気で自分たちの組織を変えなければならないと考えている人以外には、つまらないかも。
本気で風土改革を考えている人には必読書でしょう。ただ、「トップが本気にならない事には何も変わらない」ことを感じました。
ページ先頭
059 ★★★★
【見える化】
強い企業をつくる「見える」仕組み
著者:遠藤功
出版社:東洋経済新報社
サイズ:単行本/200p
発行年月:2005年10月
ISBN:9784492532010(4492532013) 4-492-53201-3/978-4-492-53201-0/978-4492532010
「見える化」の考え方を整理し、体系化したもの。
前半の理論的な解説は、「見える化」を理解するのに非常に役立ちます。
後半は事例紹介が中心。個々の事例は参考にはなりますが、少々こじつけ気味。
成功すれば「見える化の成功例」で、失敗すれば「見える化を履き違えた例」では、納得できない。
ページ先頭
058 ★★★★
【日はまた昇る】
日本のこれからの15年
著者:ビル・エモット
出版社:草思社
サイズ:単行本/158p
発行年月:2006年02月
ISBN:9784794214737(4794214731) 4-7942-1473-1/978-4-7942-1473-7/978-4794214737
今さら紹介するまでもないでしょうが、90年のベストセラー「日はまた沈む」の著者による日本復活論です。
行政改革、不良債権問題、外交問題等、現在日本が抱えている問題と解決の方向性を示しています。
奇をてらった主張はなく、堅実で誠実な論調です。日本に対して厳しい評価をしていますが、同時に、日本に対する著者の愛情を感じます。
ページ先頭
057 ★★★
【なぜ、伊右衛門は売れたのか。】
著者:峰如之介
出版社:すばる舎
サイズ:単行本/177p
発行年月:2006年04月
ISBN:9784883994441(4883994449) 4-88399-444-9/978-4-88399-444-1/978-4883994441
サントリーでのプロジェクトチームによる製品開発の方法がよく分かります。
ただ、福寿園との業務提携なしには伊右衛門の成功はなかった、というのであれば、福寿園とのやり取りをもっと詳しく書いて欲しかった。
「最初は断わられたが、ある日突然電話がかかってきた」だけで、話が急展開するのは、読み物としてはもの足らない。(それが事実だ、と言われれば仕方ないが...)
ページ先頭
056 ★★★★
【その他大勢から抜け出す仕事術】
仕事を変える「8つの時間」
知的生きかた文庫
著者:堀場雅夫
出版社:三笠書房
サイズ:文庫/235p
発行年月:2005年03月
ISBN:9784837974758(4837974759) 4-8379-7475-9/978-4-8379-7475-8/978-4837974758
著者は、堀場製作所の創業者。
堀場製作所といえば、京都ではちょっとばかし有名な企業で、京都出身の者として応援したくなります。
一つ前の金児氏の本と似たような内容です。
ページ先頭
055 ★★★★
【「数字」がわかれば仕事はぜんぶうまくいく】
経理・財務の達人が教える「6つのツボ」
PHP文庫
著者:金児昭
出版社:PHP研究所
サイズ:文庫/189p
発行年月:2005年09月
ISBN:9784569664552(4569664555) 4-569-66455-5/978-4-569-66455-2/978-4569664552
著者の仕事観、人生観を綴ったもの。成功者の話として説得力があります。
ただ、タイトルにあるような数字の話、経理の話はほとんど出てきません。
『「気の小さい人」が仕事も人生もうまくいく』を改題し、加筆・再編集した旨、記載されています。改題前のタイトルの方が内容を表しています。
ページ先頭
054 ★★★★
【中東迷走の百年史】
新潮新書
著者:宮田律
出版社:新潮社
サイズ:新書/207p
発行年月:2004年06月
ISBN:9784106100710(4106100711) 4-10-610071-1/978-4-10-610071-0/978-4106100710
中東の12の国、地域を取り上げ、紛争の理由を解説しています。
内容的に欲張りすぎ、各紛争の解説は広く浅いものになってしまっていますが、入門書としては最適でしょう。
この本で基本的なことを理解した上で、個々の紛争については、さらに別の本で勉強したいと思います。
ページ先頭
053 ★★★
【10年後の自分が見えるヤツ1年後の自分も見えないヤツ】
青春文庫
著者:落合信彦
出版社:青春出版社
サイズ:文庫/251p
発行年月:2004年01月
ISBN:9784413092852(4413092856) 4-413-09285-6/978-4-413-09285-2/978-4413092852
落合氏の熱いメッセージです。
いいこと書いてあるんですけど...各章の見出しの活字がやたらでかい。
まるでスポーツ新聞のように品が無い。電車で読んでいたら隣のおっさんが変な顔してた。
正直言って恥ずかしかった。
ページ先頭
052 ★★★
【CSR入門】
「企業の社会的責任」とは何か
日経文庫
著者:岡本享二
出版社:日本経済新聞社
サイズ:新書/203p
発行年月:2004年12月
ISBN:9784532110406(4532110408) 4-532-11040-8/978-4-532-11040-6/978-4532110406
企業の社会的責任とは何であるのか?
時代の要請により責任の範囲は拡大を続け、国や地域によって、あるいは、立場によっても、とらえ方はさまざまです。
本書は、「CSRに対する取り組みは、さまざまであり、何がCSRであるのかを定義する事はできない」という主旨で書かれているため、中途半端な知識の者が読むと余計に分らなくなります。
ページ先頭
051 ★★★★
【特殊法人改革のまやかし】
官僚たちの甘い汁
新潮文庫
著者:櫻井よしこ
出版社:新潮社
サイズ:文庫/283p
発行年月:2004年08月
ISBN:9784101272245(4101272247) 4-10-127224-7/978-4-10-127224-5/978-4101272245
なぜ、特殊法人改革を進めなければならないのか。そして、その特殊法人改革が遅々として進まないのはなぜか。いったい、誰がどういった目的で妨害しているのか。
理論的な考察はほとんどなく物足りない面はありますが、官僚の実態を知りたい人は読んでおいて損は無いでしょう。
ページ先頭
050 ★★★★
【宗教がわかれば中東情勢が読める】
イスラム教vsキリスト教vsユダヤ教
パンドラ新書
著者:白取春彦
出版社:日本文芸社
サイズ:新書/236p
発行年月:2006年03月
ISBN:9784537253702(4537253703) 4-537-25370-3/978-4-537-25370-2/978-4537253702
現在の中東情勢に関する具体的な解説はほとんどありません。あくまでも三大宗教の解説です。
ただ、宗教を理解せずに中東問題を理解する事はできないという点で、本書にかかれている程度の知識は必須でしょう。勉強になります。
ページ先頭
049 ★★★★
【元気なNPOの育て方】
生活人新書
著者:戸田智弘
出版社:日本放送出版協会
サイズ:新書/222p
発行年月:2005年09月
ISBN:9784140881583(4140881585) 4-14-088158-5/978-4-14-088158-3/978-4140881583
「立ち上げ」よりも「運営」の方がはるかに難しい、というNPO。成功するNPOと失敗するNPOの違いは何か...
具体的な答えは最後の30ページにまとめられているだけです。運営方法の指南書ではありません。
本書のメインは、10例あまりの成功例の紹介です。
それだけですが、読んでいて、心が温まります。勇気がわいてきます。
ページ先頭
048 ★★★★
【次世代リーダー学】
小学館文庫
著者:中谷巌
出版社:小学館
サイズ:文庫/220p
発行年月:2003年01月
ISBN:9784094182118(409418211X) 4-09-418211-X/978-4-09-418211-8/978-4094182118
不良債権処理、構造改革、拉致問題、中国経済等の時事問題を取り上げ、著者の主張を述べている。「リーダー学」とタイトルにあるが、「リーダー論」ではない。
次世代のリーダを目指す人は、これくらいの意見は自分で持つようにしなさい、という啓蒙書。
ページ先頭
047 ★★★★
【デルの革命】
「ダイレクト」戦略で産業を変える
日経ビジネス人文庫
著者:マイケル・デル
出版社:日本経済新聞社
サイズ:文庫/364p
発行年月:2000年10月
ISBN:9784532190118(4532190118) 4-532-19011-8/978-4-532-19011-8/978-4532190118
設立わずか15年で、全米第1位のPCメーカーとなったデル・コンピュータの創立者、マイケル・デルのサクセスストーリー。
パソコンの注文販売というその当時では誰も考えなかったビジネスモデルを発案し、その仕組みづくりと、実現するまでの過程を詳細に解説。
単なる自慢話ではありません。
ページ先頭
046 ★★★★★
【最高のリーダー、マネジャーがいつも考えているたったひとつのこと】
著者:マーカス・バッキンガム
出版社:日本経済新聞社
サイズ:単行本/315p
発行年月:2006年01月
ISBN:9784532312633(4532312639) 4-532-31263-9/978-4-532-31263-3/978-4532312633
リーダーとマネジャーの役割は、どのように違うのか。それぞれがすべき「たったひとつのこと」で、本質的な違いを説明する。
類書とは、やや異なった視点で論じられており、新たな発見があります。
ページ先頭
045 ★★★
【97敗、黒字。】
楽天イーグルスの一年
著者:神田憲行
出版社:朝日新聞社
サイズ:単行本/209p
発行年月:2005年12月
ISBN:9784022500755(4022500751) 4-02-250075-1/978-4-02-250075-5/978-4022500755
ビジネスの常識が通じないプロ野球業界と、プロ野球界の常識を非常識とする楽天との間で繰り広げられる葛藤は、「ビジネスの話」でも「野球の話」でもない面白さがあります。
ビジネス書としてとらえると、掘り下げがなく、物足りない面はありますが...
ページ先頭
044 ★★★★
【コンプライアンス革命】
コンプライアンス=法令遵守が招いた企業の危機
著者:郷原信郎
出版社:文芸社
サイズ:単行本/230p
発行年月:2005年07月
ISBN:9784286001371(4286001377) 4-286-00137-7/978-4-286-00137-1/978-4286001371
「コンプライアンス=法令遵守」の考え方を否定し、「社会要請への適応」こそがコンプライアンスであるという著者の主張には説得力がある。
雪印事件に関する解説も興味深い。
ページ先頭
043 ★★★★★
【ウィニング勝利の経営】
著者:ジャック・ウェルチ/スージー・ウェルチ
出版社:日本経済新聞社
サイズ:単行本/437p
発行年月:2005年09月
ISBN:9784532312404(453231240X) 4-532-31240-X/978-4-532-31240-4/978-4532312404
元GE会長ウェルチ氏による、全米でベストセラーとなった、経営の指南書。
内容は深いですが、分りやすい表現で書かれており、実践的で読みやすい本です。
何も特別な事は言っていないのですが、その全ての言葉と行動には哲学を感じます。
ページ先頭
042 ★★★
【シンプル・リーダー論】
命を懸けたV達成への647日
文春文庫
著者:星野仙一
出版社:文藝春秋
サイズ:文庫/221p
発行年月:2005年04月
ISBN:9784167679453(4167679450) 4-16-767945-0/978-4-16-767945-3/978-4167679453
野村克也の次は、星野仙一です。
「リーダーシップ論」というほどまとまったものではないです。
野村氏とタイプは大きく異なりますが、理論的な部分から実践の部分まで、野村氏と通じる部分も多くあり興味深いです。
ページ先頭
041 ★★★★
【野村ノート】
著者:野村克也
出版社:小学館
サイズ:単行本/218p
発行年月:2005年10月
ISBN:9784093876049(4093876045) 4-09-387604-5/978-4-09-387604-9/978-4093876049
この本をビジネス書と呼ぶかどうかは、意見の分かれるところかもしれませんが...
少なくとも、野球を通じての、人生論、組織論、人材育成論は、大いに参考になるでしょう。
「人間として未熟な者は選手としても一流になれない」というのは、「選手」を他に変えても必ず成り立つ考えでしょう。
ページ先頭
040 ★★★★
【国家の品格】
新潮新書
著者:藤原正彦
出版社:新潮社
サイズ:新書/191p
発行年月:2005年11月
ISBN:9784106101410(4106101416) 4-10-610141-6/978-4-10-610141-0/978-4106101410
賛否両論あると思いますが...
全てを受け入れる事はできなくても、各論として共感できる部分は多くあります。
とりあえず読んでおくべき本でしょう。
ページ先頭
039 ★★★★
【みんなが西向きゃ俺は東】
著者:松井道夫
出版社:実業之日本社
サイズ:単行本/222p
発行年月:2003年09月
ISBN:9784408321899(4408321893) 4-408-32189-3/978-4-408-32189-9/978-4408321899
業界ブービーだった松井証券をトップに成長させた松井社長の著。
証券業界の風雲児と、もてはやされる一方で、旧体質の業界内では異端児扱いされることが多い中、自らを信じ、企業を成長させた松井氏の、組織論、リーダー論。
ページ先頭
038 ★★★★
【会社のしくみは変えられますか?】
あなたの仕事の構造改革をITとともに
著者:鈴木貴博/浜口友一
出版社:ダイヤモンド社
サイズ:単行本/226p
発行年月:2005年10月
ISBN:9784478374979(447837497X) 4-478-37497-X/978-4-478-37497-9/978-4478374979
環境変化に適応させ、会社を変えていくことがいかに重要であるか、また、どのように変えていくのか、という内容。
副題にITとありますが、ITに限定した内容ではなく、広く問題をとらえています。
目立たない地味な本ですが、いい本だと思います。
ページ先頭
037 ★★★★
【定刻発車】
日本の鉄道はなぜ世界で最も正確なのか?
新潮文庫
著者:三戸祐子
出版社:新潮社
サイズ:文庫/404p
発行年月:2005年05月
ISBN:9784101183411(4101183414) 4-10-118341-4/978-4-10-118341-1/978-4101183411
鉄道というものを通じて日本の文化を論じています。
ビジネス書ではありませんが、人・組織をマネジメントする立場の人であれば大いに参考になるでしょう。
電車が好きな人はもちろん楽しめます。
ページ先頭
036 ★★★
【新会社論】
変わる「ニッポン株式会社」
日経ビジネス人文庫
著者:日本経済新聞社
出版社:日本経済新聞社
サイズ:文庫/228p
発行年月:2005年02月
ISBN:9784532192754(4532192757) 4-532-19275-7/978-4-532-19275-4/978-4532192754
「会社論」とタイトルにありますが、いわゆる理論的な考察は全くありません。
テーマごとに、元気な会社を取り上げ、それを紹介しているだけです。
旧来の手法では業績が伸びず、新しいビジネスモデルを創出できる企業だけが生き残る時代ではあるが、だからといってそれを紹介されたところで、「情報として知っておく必要はあるが、自分のマネージメントに直接は役立たない」というのが正直な感想である。
ページ先頭
035 ★★★★
【内側から見た富士通】
「成果主義」の崩壊
著者:城繁幸
出版社:光文社
サイズ:単行本/235p
発行年月:2004年07月
ISBN:9784334933395(4334933394) 4-334-93339-4/978-4-334-93339-5/978-4334933395
「負け組」の代表格富士通の、成果主義導入から現在の低迷に至るまでの一部始終を人事部という立場から見た、元富士通人事部社員による、内部告発的な書。
読んでいて胸がすく思いがするのは、自分の会社に重ね合わせているからでしょうか?
ページ先頭
034 ★★★★
【すべては一杯のコーヒーから】
新潮文庫
著者:松田公太
出版社:新潮社
サイズ:文庫/306p
発行年月:2005年04月
ISBN:9784101180311(4101180318) 4-10-118031-8/978-4-10-118031-1/978-4101180311
三和銀行の銀行員だった松田氏が、銀行を退職してタリーズの日本法人を設立し成長させるまでの起業物語。
松田氏の熱い情熱が伝わってきます。
タリーズのファンだけでなく、誰もがタリーズを応援したくなります。
ページ先頭
033 ★★★★
【やさしい経済学】
幻冬舎文庫
著者:竹中平蔵
出版社:幻冬舎
サイズ:文庫/303p
発行年月:2005年04月
ISBN:9784344406353(4344406354) 4-344-40635-4/978-4-344-40635-3/978-4344406353
「構造改革」「不良債権処理」「郵政民営化」等、現在の日本経済を知る上で理解しておかなければならない問題について解説している。
何事にも正面から取り組む竹中氏らしく、真正面から正攻法で解説している。
私は良い本だと思いました。
ただ、竹中氏は、経済学者であると同時に政治家でもある。単に自分が行っている政策を正当化しているだけという見方もあるかもしれない。
ページ先頭
032 ★★★★
【いやでもわかる日本の経営】
日経ビジネス人文庫
著者:日本経済新聞社
出版社:日本経済新聞社
サイズ:文庫/229p
発行年月:2004年11月
ISBN:9784532192570(4532192579) 4-532-19257-9/978-4-532-19257-0/978-4532192570
【いやでもわかる日本経済】の姉妹編。
前作と同様に、フィクション仕立てになっている。
前作に比べ、フィクションとしても面白く、引き付けられる。また、フィクションといいながら、そこに登場する企業は、限りなく実在のものに近く、「そういうことだったのか」という部分も少なくない。
【いやでもわかる日本経済】よりも満足度は高い。
ページ先頭
031 ★★★★
【いやでもわかる日本経済】
日経ビジネス人文庫
著者:日本経済新聞社
出版社:日本経済新聞社
サイズ:文庫/285p
発行年月:2003年10月
ISBN:9784532191986(453219198X) 4-532-19198-X/978-4-532-19198-6/978-4532191986
「日本経済が良くならないのはどうして」といった、誰にも聞けない、そして、誰も明確には答えられないような疑問を解き明かしてくれる。
結構深いところまで言及しているので、「いやでもわかる」と言うほど簡単ではないが、読みやすく入門書としては良い本だと思う。
テーマごとにフィクションになっていて、物語を読み進みながら自然と理解できる、という狙いで作られているが、フィクションにする意味がどれだけあったのかは疑問。
むしろ、通常の解説書として書かれている方が分りやすいのではないか、と感じた。
ページ先頭
030 ★★★
【社長は親になれ!】
メリー流「勝ち続ける経営」の極意
著者:原邦生
出版社:日本実業出版社
サイズ:単行本/218p
発行年月:2004年01月
ISBN:9784534036995(453403699X) 4-534-03699-X/978-4-534-03699-5/978-4534036995
バレンタインデーを最初に仕掛けたという、業界では評価の高い会社だそうです。
成功している企業の経営者の話として、参考にはしたいと思いますが、いま一つ受け入れられない部分を感じます。
ページ先頭
029 ★★★
【戦国武将の危機突破学】
日経ビジネス人文庫
著者:童門冬二
出版社:日本経済新聞社
サイズ:文庫/309p
発行年月:2005年08月
ISBN:9784532193058(4532193052) 4-532-19305-2/978-4-532-19305-8/978-4532193058
少し前に読んだ「人望力の条件」の童門氏の著。
こういった歴史ものは、嫌いではないのですが...
もう一歩踏み込んで欲しい。
ページ先頭
028 ★★★★
【キヤノン式】
高収益を生み出す和魂洋才経営
日経ビジネス人文庫
著者:日本経済新聞社
出版社:日本経済新聞社
サイズ:文庫/361p
発行年月:2004年04月
ISBN:9784532192211(4532192218) 4-532-19221-8/978-4-532-19221-1/978-4532192211
キャノンの高収益を続ける原動力を探る。
本当に日本にあった企業風土とはどういうものであるのかを考えさせられる一冊です。
ページ先頭
027 ★★★
【ガイアの夜明け闘う100人】
日経スペシャル
日経ビジネス人文庫
著者:テレビ東京
出版社:日本経済新聞社
サイズ:文庫/331p
発行年月:2005年05月
ISBN:9784532192907(4532192900) 4-532-19290-0/978-4-532-19290-7/978-4532192907
毎回テレビを見ている人なら面白いのかもしれませんが、あまりにも1つ1つが短すぎて、この本を読んだだけでは何も残りません。
朝礼のネタくらいにはなる?
ページ先頭
026 ★★★★
【IBMを世界的企業にしたワトソンJr.の言葉】
著者:トマス・ジョン・ウォトソン
出版社:英治出版
サイズ:単行本/141p
発行年月:2004年07月
ISBN:9784901234528(4901234528) 4-901234-52-8/978-4-901234-52-8/978-4901234528
IBMの創業者、トーマス・ワトソンの息子である著者が、IBMのCEO時代に著した経営書。絶版だったものを復刊。
経営理念がいかに重要であるか、の内容。
ページ先頭
025 ★★
【経済学をつくった巨人たち】
先駆者の理論・時代・思想
日経ビジネス人文庫
著者:日本経済新聞社
出版社:日本経済新聞社
サイズ:文庫/292p
発行年月:2001年07月
ISBN:9784532190729(453219072X) 4-532-19072-X/978-4-532-19072-9/978-4532190729
難しいです。面白くないです。好きな人には面白いのかもしれませんが、判定不能です。 ページ先頭
024 ★★★
【ビジネスチャンスは「女と時間」】
日経ビジネス人文庫
著者:日本経済新聞社
出版社:日本経済新聞社
サイズ:文庫/243p
発行年月:2005年03月
ISBN:9784532192808(4532192803) 4-532-19280-3/978-4-532-19280-8/978-4532192808
評価しにくいです。あまりにも、1つ1つが短すぎて、内容に入り込めない。1冊の本としての1本の筋を通すわけでもなし... ページ先頭
023 ★★★★
【ディズニー7つの法則】
奇跡の成功を生み出した「感動」の企業理念
著者:トマス・K.コネラン
出版社:日経BP社/日経BP出版センター
サイズ:単行本/221p
発行年月:1997年11月
ISBN:9784822240967(4822240967) 4-8222-4096-7/978-4-8222-4096-7/978-4822240967
顧客満足度世界一といわれるディズニーの秘密に迫る。
フィクション仕立てで読みやすく書かれており、マネージメントのヒントが凝縮されています。
ページ先頭
022 ★★★★
【経営者になる経営者を育てる】
BCG戦略リーダーシップ
著者:菅野寛
出版社:ダイヤモンド社
サイズ:単行本/256p
発行年月:2005年06月
ISBN:9784478374849(4478374848) 4-478-37484-8/978-4-478-37484-9/978-4478374849
経営者のスキルを「科学系スキル」と「アート系スキル」に分類し、本書では主に「アート系スキル」について論じている。
論点が鋭く、かつ綺麗に整理、分類されているので、読みやすく理解しやすい。
経営者に必要なスキルは、先天的なものは何もなく、努力すれば誰でも身に付けることができる、と書かれているが、どれくらいの努力が必要なのだろうか...
ソニーを混乱に陥れた、某社長が「アート系スキル」に秀でた優れた経営者というのは、苦しいところ。
ページ先頭
021 ★★★★
【静かなリーダーシップ】
著者:ジョーゼフ・L.バダラッコ
出版社:翔泳社
サイズ:単行本/232p
発行年月:2002年09月
ISBN:9784798102610(479810261X) 4-7981-0261-X/978-4-7981-0261-0/978-4798102610
「アンチ・ヒーロー型」のリーダーシップ論。
世界を動かし変革するのは、モラルと現実を忘れぬ「静かなリーダー」である。
組織の繁栄に「カリスマ」が不要であるのは、ビジョナリーカンパニーをはじめ多くの本で語られているが、この本はそういった考え方をさらに発展させている。
かなり、微妙な内容なので、ある程度、経営理論、リーダーシップ論を理解している人でないと、勘違いに陥るかもしれない。
ページ先頭
020 ★★★
【iモード事件】
角川文庫
著者:松永真理
出版社:角川書店
サイズ:文庫/242p
発行年月:2001年07月
ISBN:9784043566020(4043566026) 4-04-356602-6/978-4-04-356602-0/978-4043566020
開発者自身が語る、iモード誕生秘話。プロジェクトXのような展開を期待していたのですが...
期待した私が浅はかでした。松永真理に中島みゆきは似合いません。
はっきりいって、本書はビジネス書ではありません。単なる散文的なエッセイです。
地上の星が働く男の応援歌なら、松永真理の言葉は女性限定の応援歌なのでしょう。
ページ先頭
019 ★★★★
【トヨタを知るということ】
日経ビジネス人文庫
著者:中沢孝夫/赤池学
出版社:日本経済新聞社
サイズ:文庫/380p
発行年月:2004年11月
ISBN:9784532192587(4532192587) 4-532-19258-7/978-4-532-19258-7/978-4532192587
良書だとは思いますが...
マネージメントを語るのであれば、トヨタを書いた本の1つくらいは読んでおく必要はあると思うが、本書がその1冊として適当かどうかは疑問。内容的にも少し古いと感じた。
ページ先頭
018 ★★★
【「人望力」の条件】
歴史人物に学ぶ「なぜ、人がついていくか」
講談社+α文庫
著者:童門冬二
出版社:講談社
サイズ:文庫/305p
発行年月:2002年07月
ISBN:9784062566421(4062566427) 4-06-256642-7/978-4-06-256642-1/978-4062566421
NHKの「その時歴史が動いた」と同じ線を狙っている。テレビの方が面白い。
もう少し話を掘り下げて欲しい。
話のネタにはなるが、マネージメントに役立つかといえば???
ページ先頭
017 ★★★
【経営はロマンだ!】
日経ビジネス人文庫
著者:小倉昌男
出版社:日本経済新聞社
サイズ:文庫/220p
発行年月:2003年01月
ISBN:9784532191627(4532191629) 4-532-19162-9/978-4-532-19162-7/978-4532191627
「クロネコヤマト」の小倉氏の自伝的内容。あまり内容はないです。 ページ先頭
016 ★★★★
【経済ってそういうことだったのか会議】
日経ビジネス人文庫
著者:佐藤雅彦/竹中平蔵
出版社:日本経済新聞社
サイズ:文庫/409p
発行年月:2002年09月
ISBN:9784532191429(4532191424) 4-532-19142-4/978-4-532-19142-9/978-4532191429
竹中平蔵氏と「だんご3兄弟」のプロデュースで有名な佐藤雅彦氏の対談集。
正に「経済ってそういうことだったのか」という内容。
ページ先頭
015 ★★★★
【プロフェッショナルマネジャー】
58四半期連続増益の男
著者:ハロルド・ジェニーン/アルヴィン・モスコー
出版社:プレジデント社
サイズ:単行本/339p
発行年月:2004年05月
ISBN:9784833450027(483345002X) 4-8334-5002-X/978-4-8334-5002-7/978-4833450027
ファーストリテイリングの柳井氏の人生を変えた一冊という本。
ユニクロ「幻のバイブル」として紹介されています。
良書だとは思いますが、訳はひどいです。全部読むのにはかなりの根気がいります。
ページ先頭
014 ★★★★★
【ビジョナリー・カンパニー】
時代を超える生存の原則
著者:ジェームズ・C.コリンズ/ジェリ・I.ポラス
出版社:日経BP出版センター
サイズ:単行本/469p
発行年月:1995年09月
ISBN:9784822740313(4822740315) 4-8227-4031-5/978-4-8227-4031-3/978-4822740313
時代を超えて繁栄を続ける企業とは、どういった企業であるのか?
「終身雇用」や「企業理念の浸透」といった、時代遅れとされ、今の日本で否定されつつある多くの考え方が肯定的にとらえられている。
マネージメントを志す人の必読書。
ページ先頭
013 ★★★★
【教わらなかった会計】
経営実践講座
日経ビジネス人文庫
著者:金児昭
出版社:日本経済新聞社
サイズ:文庫/316p
発行年月:2005年04月
ISBN:9784532192839(4532192838) 4-532-19283-8/978-4-532-19283-9/978-4532192839
非常に実践的な内容。
ある程度「会計」「経理」を理解している人向け。そうでない人が読むと余計に混乱するかも。
ページ先頭
012 ★★★★
【目からウロコのコーチング】
なぜ、あの人には部下がついてくるのか?
著者:播摩早苗
出版社:PHP研究所
サイズ:単行本/230p
発行年月:2004年07月
ISBN:9784569637648(4569637647) 4-569-63764-7/978-4-569-63764-8/978-4569637648
目からウロコです。
「そういえば、コーチングって、今まで意識して取り組んだことなかったな」ってことに気がつきます。
ページ先頭
011 ★★★
【踊る大捜査線に学ぶ組織論入門】
著者:金井寿宏/田柳恵美子
出版社:かんき出版
サイズ:単行本/253p
発行年月:2005年09月
ISBN:9784761262778(476126277X) 4-7612-6277-X/978-4-7612-6277-8/978-4761262778
タイトルどおりの内容で、「踊る大捜査線」を題材に組織論を展開する。
歴史を題材にこういった試みをするのはよくあるが、フィクションを題材に試みたものは少ないのではないか。その実験的な試みは評価できるが、題材がフィクションであるがためにもうひとつ説得力に欠ける。
いわゆる「管理職のためのビジネス書」としては中途半端。
ページ先頭
010 ★★★★
【武田「成果主義」の成功法則】
わかりやすい人事が会社を変える
日経ビジネス人文庫
著者:柳下公一
出版社:日本経済新聞社
サイズ:文庫/375p
発行年月:2005年02月
ISBN:9784532192747(4532192749) 4-532-19274-9/978-4-532-19274-7/978-4532192747
単なる人事制度の話ではなく、この10年間に武田薬品工業で行われた、組織改革、制度改革、風土改革について、時系列を追って説明している。
「成果主義をどのように導入し成功に導いたのか」参考になる。
ページ先頭
009 ★★★★
【稲盛和夫の実学】
経営と会計
日経ビジネス人文庫
著者:稲盛和夫
出版社:日本経済新聞社
サイズ:文庫/194p
発行年月:2000年10月
ISBN:9784532190064(4532190061) 4-532-19006-1/978-4-532-19006-4/978-4532190064
「会計がわからんで経営ができるか!」という稲盛氏による、会計学の入門書。
経理に関して全くの素人であった稲盛氏が、経験から身につけた「経営のための会計学」。
ページ先頭
008 ★★★★
【バレンタイン監督の人材活用術】
低迷するロッテ・マリーンズを劇的に変えた男の指導法
著者:伊藤伸一郎
出版社:ぱる出版
サイズ:単行本/223p
発行年月:2005年10月
ISBN:9784827202175(4827202176) 4-8272-0217-6/978-4-8272-0217-5/978-4827202175
この手の読み物、個人的に好きです。
野球の本ではありません。立派な経営学の本です。
プロ野球ファンだけでなく、一人でも部下を持つ人であれば、読んでいただきたいです。バレンタイン監督の人の使い方・活かし方は、大いに参考になるでしょう。
ページ先頭
007 ★★★★
【50語でわかる日本経済】
日経ビジネス人文庫
著者:UFJ総合研究所
出版社:日本経済新聞社
サイズ:文庫/283p
発行年月:2005年06月
ISBN:9784532192945(4532192943) 4-532-19294-3/978-4-532-19294-5/978-4532192945
いわゆる用語集ですが、現在の日本経済全体を理解できるように組み立てられている。
ただ、広く浅くといった傾向は強く、本質に踏み込んでいるとはいえない。
「入社試験」には使えても「管理職試験」には使えない程度の内容。
ページ先頭
006 ★★★
【MBA娘殺人事件】
著者:山本御稔
出版社:PHPエディターズ・グループ/PHP研究所
サイズ:単行本/365p
発行年月:2004年02月
ISBN:9784569633411(4569633412) 4-569-63341-2/978-4-569-63341-1/978-4569633411
MBA留学を疑似体験できる。推理小説としては「ドタバタ」の域を出ませんが、MBAに興味のある人は、読んでも無駄にならない?
品切れになっちゃいました。他の本屋でもなかなか入手できないようです。入手できないと聞くと読みたくなる...
ページ先頭
005 ★★★★
【やさしい経営学】
日経ビジネス人文庫
著者:日本経済新聞社
出版社:日本経済新聞社
サイズ:文庫/287p
発行年月:2002年10月
ISBN:9784532191498(4532191491) 4-532-19149-1/978-4-532-19149-8/978-4532191498
全体が7部に分かれており、1日1つずつ読んで1週間で読み切れるように構成されています。17人の共著のため、読みやすいのと難しいのがあります。 ページ先頭
004 ★★★
【ニッキィのけいざい個人授業】
著者:日本経済新聞社
出版社:日本経済新聞社
サイズ:単行本/208p
発行年月:2005年10月
ISBN:9784532351724(4532351723) 4-532-35172-3/978-4-532-35172-4/978-4532351724
いわゆるビジネス書というよりは、ハウツーものに近い内容ですが、知っているつもりでいて実はよく分かっていなかったようなテーマがいくつかあり、「それなり」に勉強になります。 ページ先頭
003 ★★★
【サッポロビールドラフトワン革命】
老舗企業に活力が甦った!
著者:竹間忠夫
出版社:実業之日本社
サイズ:単行本/226p
発行年月:2005年06月
ISBN:9784408106298(4408106291) 4-408-10629-1/978-4-408-10629-8/978-4408106298
サッポロを復活させたといわれる「ドラフトワン」の成功秘話。
プロジェクトXの線を狙っていると思うが、もう一つ感動がない。著者の力量不足か取材方法に問題があるのか。
単に一製品の開発に終わるのではなく、それによって組織に活気が戻った、という事が重要であり、そこを書いて欲しい。
ページ先頭
002 ★★★
【管理職心得】
はじめて部下を持つ人へ
日経ビジネス人文庫
著者:大野潔
出版社:日本経済新聞社
サイズ:文庫/207p
発行年月:2005年04月
ISBN:9784532192822(453219282X) 4-532-19282-X/978-4-532-19282-2/978-4532192822
企業の「管理職研修」等で取り上げられるような、必須事項を体系的にまとめあげている。
基礎的なこと、当たり前のこと、しか書かれていないため、印象は薄いが、そういった「研修」を一度でも受講したような人には、受講後のテキストとして有効であろう。
ページ先頭
001 ★★★★★
【いい会社をつくりましょう。】
著者:塚越寛
出版社:文屋
サイズ:単行本/217p
発行年月:2004年07月
ISBN:9784990085872(4990085876) 4-9900858-7-6/978-4-9900858-7-2/978-4990085872
信州伊那の寒天メーカー「伊那食品工業(株)」の会長、塚越寛氏の経営理念を書いた本。
誰もが「いい会社ですね」という会社づくりを目指し、実現した。
「利益も成長も、会社の目的ではない。よりよい世の中にするための手段である」と言い切る著者の経営理念には、強い信念を感じた。共感できます。
ページ先頭

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