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200★★★★★ |
【リエンジニアリング革命】
企業を根本から変える業務革新 日経ビジネス人文庫
著者:マイケル・ハマー/ジェームズ・チャンピ
出版社:日本経済新聞社
サイズ:文庫/365p発行年月:2002年11月 ISBN:9784532191542 (4532191548) 4-532-19154-8/978-4-532-19154-2/978-4532191542 米国で93年に発表され、同年に日本でも刊行された本の文庫版。15年前のものですが、古さを感じません。古典的名著として、必読書のひとつにあげられる本です。 副題にもあるとおり、リエンジニアリングとは、企業を根本から変えようとする「革新」であり、それは、プロセスを変革することから始まります。 単にリエンジニアリングの話題だけでなく、企業活動そのものについて、考えさせられることの多い内容です。 | ページ先頭 |
199★★★★ |
【アンガー・マネジメント】
イライラ、ムカムカを一瞬で変える技術 著者:安藤俊介
出版社:大和出版
サイズ:単行本/223p発行年月:2008年10月 ISBN:9784804717272 (4804717277) 4-8047-1727-7/978-4-8047-1727-2/978-4804717272 著者の安藤氏および大和出版様から献本いただきました。この場を借りてお礼申しあげます。 怒りをコントロールすることの重要性、有用性と、その技術を説いた本です。 単に、怒りを自制するだけではなく、怒りというマイナスの感情を持たない(=イライラしない)思考を身につけることで、他人とよりよいコミュニケーションを図り、快適な人生が送れる、といった内容。 | ページ先頭 |
198★★★ |
【朝2時間早く起きれば人生が変わる!】
不思議なほど思い通りにいく人の時間術 知的生きかた文庫
著者:宮西直子
出版社:三笠書房
サイズ:文庫/194p発行年月:2006年09月 ISBN:9784837975847 (4837975844) 4-8379-7584-4/978-4-8379-7584-7/978-4837975847 朝は苦手です。 朝が苦手な者からすれば、2時間早く起きるというのは、自己改革をともなった一大決心が必要です。そういう意味では「人生が変わる」というのはそのとおりだと思いますが... 「明日から2時間早く起きよう」と駆り立てられるほどの本ではありませんでした。 睡眠に関する科学的な解説もありますが、著者自身の専門分野ではないようで、「借り物」のような説明に終始しています。 | ページ先頭 |
197★★★ |
【なぜあの人は「困った人」とつきあえるのか】
カチンとくる前にしておく48のこと PHP文庫
著者:中谷彰宏
出版社:PHP研究所
サイズ:文庫/211p発行年月:2005年04月 ISBN:9784569663708 (4569663702) 4-569-66370-2/978-4-569-66370-8/978-4569663708 良好な人間関係を構築し、快適に生きていくための指南書。 「困った人」は「困っている人」、「怖そうな人」は「怖がっている人」、「持ってない人」が「持ってる人」の悪口を言う、等、考え方を変えるだけで、毎日が少し快適になる。 軽い読み物として、それなりに楽しめます。 | ページ先頭 |
196★★★ |
【仕事は3秒で決めなさい】
著者:松本幸夫
出版社:中経出版
サイズ:単行本/206p発行年月:2008年11月 ISBN:9784806131595 (4806131598) 4-8061-3159-8/978-4-8061-3159-5/978-4806131595 中経出版編集部の担当者様から献本いただきました。この場を借りてお礼申しあげます。 「できるビジネスパーソン」になるための、ヒントをまとめたもの。すぐに取り組み、すぐに決断し、すぐに行動する、ことの大切さを説き、それを習慣化するための方法を紹介します。 紹介されている具体例や、解説内容から、20歳代から30歳代前半の若い人を想定した話と感じました。 | ページ先頭 |
195★★★★ |
【論文の書き方】
岩波新書
著者:清水幾太郎
出版社:岩波書店
サイズ:新書/214p発行年月:1959年03月 ISBN:9784004150923 (4004150922) 4-00-415092-2/978-4-00-415092-3/978-4004150923 清水幾太郎氏の古典的作品。 発表から半世紀近く経っていますが、言葉の使い方や表現で若干の時代を感じる程度で、内容的にはほとんど「古さ」を感じることなく、違和感なく読めます。 「あとがき」で著者自身が述べているとおり、本書での「論文」とは、ひろく「知的散文」を意味しており、いわゆるビジネス文書も範疇に入る内容です。 文章の「書き方」というよりは、書くための「心構え」「姿勢」「考え方」といった、内面について論じた、啓蒙的な内容。 | ページ先頭 |
194★★★★★ |
【ハーバード流交渉術】
知的生きかた文庫
著者:ロジャー・フィッシャー/ウィリアム・ユーリー
出版社:三笠書房
サイズ:文庫/250p発行年月:1990年01月 ISBN:9784837903604 (4837903606) 4-8379-0360-6/978-4-8379-0360-4/978-4837903604 交渉テクニックを説くだけのハウツーものではありません。 「交渉」というものを理論的に体系化し、実践に役立てます。 交渉術というよりは、コミュニケーション術ともいえる、示唆に富む内容です。 啓蒙書としても、非常に「面白い」本です。 | ページ先頭 |
193★★★★ |
【扉の法則】
希望と幸せに満ちた人生の扉をひらく50の鍵 著者:ジェームズ・スベンソン
出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン
サイズ:単行本/125p発行年月:2008年01月 ISBN:9784887596108 (4887596103) 4-88759-610-3/978-4-88759-610-8/978-4887596108 ディスカヴァー・トゥエンティワン編集部の担当者様から献本いただきました。この場を借りてお礼申しあげます。 自己啓発書です。 50のテーマについて、物事に対する考え方や心構えを説きます。また、各テーマに応じて引用されている、偉人の格言や古典からの引用も理解を深めてくれます。 シンプルですが、心を穏やかにしてくれる本です。 | ページ先頭 |
192★★★★ |
【カモメに飛ぶことを教えた猫】
白水Uブックス
著者:ルイス・セプルベダ
出版社:白水社
サイズ:新書/174p発行年月:2005年11月 ISBN:9784560071519 (4560071519) 4-560-07151-9/978-4-560-07151-9/978-4560071519 いわゆる、大人のための童話。 瀕死のカメモが墜落した場所にたまたま居合わせた黒猫ゾルバは、カモメと約束を交わす。カモメとの約束を果たすために、猫仲間が協力して... 「環境問題」や「民族問題」を題材にした小説ですが、「ネコ」の目から「やんわり」と批判し、最後は感動を誘います。 | ページ先頭 |
191★★★★ |
【フルハウス ― 生命の全容 ―】
四割打者の絶滅と進化の逆説 ハヤカワ文庫
著者:スティーヴン・ジェー・グールド
出版社:早川書房
サイズ:文庫/420p発行年月:2003年11月 ISBN:9784150502867 (4150502862) 4-15-050286-2/978-4-15-050286-7/978-4150502867 「メジャーリーグに4割打者がいなくなったのはなぜか?」「ダーウィンの進化論は『進歩』と矛盾している?」という全く無関係な2つの問題を関連付けて解明します。 「何の本?」と聞かれても、答えづらい内容です。分類するなら、科学啓蒙書といったところでしょうか。 論理的な考察が中心で、私は面白いと思いましたが、意見は分かれるかもしれません。 理屈っぽいのが好きな理系向き? | ページ先頭 |
190★★★ |
【経営に終わりはない】
文春文庫
著者:藤沢武夫
出版社:文藝春秋
サイズ:文庫/235p発行年月:1998年07月 ISBN:9784167130022 (4167130025) 4-16-713002-5/978-4-16-713002-2/978-4167130022 本田宗一郎氏とともにホンダをつくりあげた藤沢武夫氏の回顧録的著作。 経営者、その中でも特に創業者の書いた本というのは、強い経営理念や信念を感じるものですが、類書に比べると、その点でやや物足りません。立派な功績を残した人だけに期待も大きく、余計にそう感じるというのもありますが... 好意的にとらえるなら、それが藤沢氏の個性ということでしょうか。 悪く言えば、口述筆記(というよりは放談)をただ文字にしただけの内容。 | ページ先頭 |
189★★★★ |
【国語力のある子どもに育てる3つのルールと3つの方法】
ディスカヴァー携書 26
著者:水島醉
出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン
サイズ:新書/232P発行年月:2008年09月 ISBN:9784887596498 (4887596499) 4-88759-649-9/978-4-88759-649-8/978-4887596498 ディスカヴァー・トゥエンティワン編集部の担当者様から献本いただきました。この場を借りてお礼申しあげます。 国語力、その中でも基礎となる「読解力」をつけることの重要性とその方法を説きます。 あくまでも、小学生〜中学生を教育する立場からの議論ですが、それ以外の子供を持つ親であっても、さらには、自分自身の啓蒙としても一読する価値のある内容です。 | ページ先頭 |
188★★★★★ |
【日本語の作文技術】
朝日文庫
著者:本多勝一
出版社:朝日新聞社
サイズ:文庫/342p発行年月:1982年01月 ISBN:9784022608086 (4022608080) 4-02-260808-0/978-4-02-260808-6/978-4022608086 有名な本なので今さら解説は不要とは思いますが... 日本語を書く全ての人に読んでいただきたい本です。 特に、「句読点のうちかた」の章は感銘を受けました。 何度も読み直して、「いい日本語」が書けるようになりたいものです。 | ページ先頭 |
187★★★ |
【翻訳者はウソをつく!】
青春新書
著者:福光潤
出版社:青春出版社
サイズ:新書/185p発行年月:2007年10月 ISBN:9784413041843 (4413041844) 4-413-04184-4/978-4-413-04184-3/978-4413041843 翻訳にまつわる「雑学」や「苦労話」を軽妙な語り口で紹介していきます。 翻訳とは、単に言葉を橋渡しするのではなく、文化を橋渡しする作業である、というのが本書の趣旨と思いますが、もうひとつ伝わってきません。 興味深い題材を扱っているのに単なる「雑学本」に終わってしまったのが残念。 | ページ先頭 |
186★★★ |
【脳を活かす仕事術】
「わかる」を「できる」に変える 著者:茂木健一郎
出版社:PHP研究所
サイズ:単行本/213p発行年月:2008年09月 ISBN:9784569701936 (4569701930) 4-569-70193-0/978-4-569-70193-6/978-4569701936 「脳を活かす勉強法」の姉妹編。 「勉強法」では「インプット」系の能力を向上させる方法を説いているのに対し、「仕事術」では「アウトプット」系の能力開花に主眼が置かれています。 豊富な例で読者を飽きさせることなく引き込んでいきますが、前作同様、「サイエンス」を感じることはできません。 | ページ先頭 |
185★★★ |
【脳を活かす勉強法】
奇跡の「強化学習」 著者:茂木健一郎
出版社:PHP研究所
サイズ:単行本/188p発行年月:2007年12月 ISBN:9784569696799 (4569696791) 4-569-69679-1/978-4-569-69679-9/978-4569696799 今をときめく茂木健一郎氏による軽い読み物。 「集中力を養い能力を開花させる」方法を説いています。 それなりに説得力はあるのですが、軽すぎて物足らないです。 日頃テレビで言っているのと同程度の内容。せっかく「本」という媒体にするのであれば、もう少し科学的な説明が欲しかった。 | ページ先頭 |
184★★★ |
【情報は1冊のノートにまとめなさい】
100円でつくる万能「情報整理ノート」 Nanaブックス
著者:奥野宣之
出版社:ナナコーポレートコミュニケーション
サイズ:単行本/229p発行年月:2008年03月 ISBN:9784901491761 (4901491768) 4-901491-76-8/978-4-901491-76-1/978-4901491761 売れているそうです。 題名どおりの内容です。スケジュール管理、備忘録、会議等の議事録、電話メモ、アイデアメモから日記に至るまで、何でもかんでも1冊のノートで管理するという方法を紹介しています。 どんなやり方でも長所短所はあるので、1つの考え方として参考になる部分はいくつかあります。 ノートだけでなく、便利な文房具の紹介もあり、内容が薄いながらもそれなりに楽しめます。 | ページ先頭 |
183★★★★★ |
【手紙屋】
僕の就職活動を変えた十通の手紙 著者:喜多川泰
出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン
サイズ:単行本発行年月:2007年08月 ISBN:9784887595705 (4887595700) 4-88759-570-0/978-4-88759-570-5/978-4887595705 ディスカヴァー・トゥエンティワン編集部の担当者様から献本いただきました。この場を借りてお礼申しあげます。 就職活動中の主人公が「手紙屋」と名乗る謎の人物との文通を通じて、人間として成長していくのを描いたフィクションです。「働くとはどういうことか」「生きるとはどういうことか」考えさせられる一冊です。 就職を控えた若い人だけでなく、全ての人にお薦めします。 | ページ先頭 |
182★★★★★ |
【ビジネスマンの父より息子への30通の手紙】
新潮文庫
著者:G.キングズリ・ウォード
出版社:新潮社
サイズ:文庫/292p発行年月:1994年04月 ISBN:9784102428016 (4102428011) 4-10-242801-1/978-4-10-242801-6/978-4102428016 経営者として成功を収めた著者が、同じ道を目指す息子へ宛てた手紙をまとめたもの。 世界的なベストセラーです。 単にビジネスのノウハウを書いたものではなく、経営哲学や人生観を書き綴ったものです。あくまでも「手紙」という形式をとっているので、論理的な考察に不十分な部分はありますが、それはこの本の目的とするところではないでしょう。 また、原文を読んでいないので正確性はわかりませんが、城山三郎氏の訳は、翻訳であることを忘れるほど「すばらしい」です。 | ページ先頭 |
181★★★★ |
【不機嫌な職場】
なぜ社員同士で協力できないのか 講談社現代新書
著者:高橋克徳/河合太介/永田稔/渡部幹
出版社:講談社
サイズ:新書/205p発行年月:2008年01月 ISBN:9784062879262 (4062879263) 4-06-287926-3/978-4-06-287926-2/978-4062879262 社員同士が協力できない職場の問題点を鋭く解明しています。 見事な分析です。まるで、私の職場を描写したような内容です。 ただ、解決策に関しては、大した記述はありません。 特に、グーグルやサイバーエージェントの例は、違和感を感じます。 少なくとも前半の分析を踏まえれば、グーグルやサイバーエージェントといった特殊な例を取り上げても、参考にさえならないことは自明であると感じるのは私だけでしょうか? | ページ先頭 |
180★★★★ |
【日本でいちばん大切にしたい会社】
著者:坂本光司
出版社:あさ出版
サイズ:単行本/207p発行年月:2008年04月 ISBN:9784860632489 (4860632486) 4-86063-248-6/978-4-86063-248-9/978-4860632489 会社の不振を外部環境のせいだけにし、真剣に会社を良くしようと考えない経営者が多い中、従業員の真の幸せを考え、顧客に喜びを提供し、地域への貢献をし、その上で業績をあげている「日本でいちばん大切にしたい会社」を紹介します。 働くことの意味、会社とは何であるのかを考えさせられる内容です。 | ページ先頭 |
179★★★★ |
【ご飯を大盛りにするオバチャンの店は必ず繁盛する】
絶対に失敗しないビジネス経営哲学 著者:島田紳助
出版社:幻冬舎
サイズ:新書/164p発行年月:2007年05月 ISBN:9784344980389 (4344980387) 4-344-98038-7/978-4-344-98038-9/978-4344980389 タレントの本ということで、いわゆるビジネス書とは読者層が異なるので、世間の評判ほどの期待はしていなかったのですが、なかなかの内容です。 中途半端なノウハウだけのビジネス書よりは、共感できる部分も多く、引き込まれます。 副題にある「経営哲学」というのは言い過ぎかもしれませんが、紳助氏の熱い思いが伝わってきます。 | ページ先頭 |
178★★★ |
【餃子屋と高級フレンチでは、どちらが儲かるか?】
読むだけで「経営に必要な会計センス」が身につく本! 著者:林総
出版社:ダイヤモンド社
サイズ:単行本/225p発行年月:2006年09月 ISBN:9784478470886 (447847088X) 4-478-47088-X/978-4-478-47088-6/978-4478470886 会計の入門書。 父の遺言により倒産寸前の会社社長に就任した主人公が、会計コンサルタントの指導を受けながら会社を再生していく、というフィクション仕立てになっています。 章ごとに解説が設けられ、フィクションの部分で説明し切れなかった部分を補っています。 本質はその「解説」の部分だけです。物語としての完成度は低く物足らない。 わずかな内容をイマイチの脚色で水増しした、という感が強い。 入門書としてはこの程度のものが受けるのかもしれませんが... | ページ先頭 |
177★★★ |
【世界一の職人が教える仕事がおもしろくなる発想法】
青春文庫
著者:岡野雅行
出版社:青春出版社
サイズ:文庫/205p発行年月:2008年02月 ISBN:9784413093903 (4413093909) 4-413-09390-9/978-4-413-09390-3/978-4413093903 世界一といわれる職人の、仕事論、人生論。 もう少し、職人的な内容を期待していたのですが、技術的な部分に関しての記述はあまりありません。「世渡り力」が成功を左右するという部分は、職人の世界でも技術だけでは成功しないという著者の強い主張を感じます。 町工場の社長の単なる自慢話的な内容ですが、嫌味が無く爽快です。 | ページ先頭 |
176★★★★ |
【はじめての課長の教科書】
著者:酒井穣
出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン
サイズ:単行本/232p発行年月:2008年02月 ISBN:9784887596146 (4887596146) 4-88759-614-6/978-4-88759-614-6/978-4887596146 特に目新しさはないですが、よくまとまった内容で、中間管理職の仕事を整理できます。 ただ、冒頭の「欧米では中間管理職の重要性に注目していない」というのは言いすぎでしょう。「日本の企業組織に合わせたマネジメント理論」が必要であることは否定しませんが、それが欧米のマネジメント理論と相反する部分は意外と少ない、というのが私の見解です。 以前に紹介した「静かなリーダーシップ」(021)などは、ハーバード・ビジネススクールの教師により書かれたものですが、本書に通じる部分は多いです。 | ページ先頭 |
175★★★★ |
【Made in Japan(メイド・イン・ジャパン)】
わが体験的国際戦略 朝日文庫
著者:盛田昭夫/下村満子/エドウィン・ラインゴールド
出版社:朝日新聞社
サイズ:文庫/534p発行年月:1990年01月 ISBN:9784022605825 (4022605820) 4-02-260582-0/978-4-02-260582-5/978-4022605825 半分は森田氏の自叙伝的な内容、残りの半分は森田氏の経営哲学ともいえる内容で構成されています。 世界的な評価を受けた経営者としての言葉は、説得力があります。素直に共感できます。 すごい人です。 | ページ先頭 |
174★★★★ |
【失敗を生かす仕事術】
講談社現代新書
著者:畑村洋太郎
出版社:講談社
サイズ:新書/220p発行年月:2002年03月 ISBN:9784061495968 (4061495968) 4-06-149596-8/978-4-06-149596-8/978-4061495968 「失敗学」の提唱者である畑村洋太郎氏の著。 失敗をどう生かし、体系化した知識として役立てていくかについて説いています。 必要なのは、成功するために失敗は不可欠なものであるという、失敗を受け入れる考え方であるとし、それを「失敗文化」と名付けています。 「失敗文化」を根付かせようとする著者の思いが伝わってきます。 | ページ先頭 |
173★★★ |
【会社・仕事・人間関係が「もうイヤだ!」と思ったとき読む本】
著者:斎藤茂太
出版社:あさ出版
サイズ:単行本/199p発行年月:2004年02月 ISBN:9784860630478 (4860630475) 4-86063-047-5/978-4-86063-047-8/978-4860630478 斎藤茂吉の長男としても有名なモタ先生の本です。 自分の心をいかにコントロールし快適でストレスの少ない生活を送るのか、という内容です。決して小手先のテクニックではなく、軽い語り口でありながら本質に迫っています。 「もうイヤだ!」というほど悩んでいない人にもお薦めです。 | ページ先頭 |
172★★★ |
【ホワイトカラーは給料ドロボーか?】
光文社新書
著者:門倉貴史
出版社:光文社
サイズ:新書/233p発行年月:2007年06月 ISBN:9784334034054 (4334034055) 4-334-03405-5/978-4-334-03405-4/978-4334034054 ホワイトカラーを取り巻く環境と問題点を分析、考察しています。説得力のある内容で、共感できる部分も多くあります。 ただ、本書では、ホワイトカラーを非常に広い概念でとらえています。派遣社員の単純事務作業者や、コンビニのアルバイト店員もホワイトカラーです。 それが本書でのホワイトカラーの定義である、といわれればそれまでですが、そこまで定義を広げるのであれば、なぜ、ホワイトカラーに限定した議論をしなければならないのか、という違和感が残ります。実際、最終章で論じている、所得格差やワーキングプアの問題などは、ホワイトカラーの問題ではなく労働者全体の問題として考えるべき内容と感じました。 | ページ先頭 |
171★★★★ |
【コア・コンピタンス経営】
未来への競争戦略 日経ビジネス人文庫
著者:ゲアリ・ハメル/C.K.プラハラド
出版社:日本経済新聞社
サイズ:文庫/477p発行年月:2001年01月 ISBN:9784532190316 (4532190312) 4-532-19031-2/978-4-532-19031-6/978-4532190316 米国で94年に発表され、日本でも95年にベストセラーとなった本の文庫版です。 真の企業力とはどういうものであるのかを説きます。 世界のトップ企業に対する詳細な分析は、勉強になります。 | ページ先頭 |
170★★★★★ |
【夢をかなえるゾウ】
著者:水野敬也
出版社:飛鳥新社
サイズ:単行本/357p発行年月:2007年08月 ISBN:9784870318052 (4870318059) 4-87031-805-9/978-4-87031-805-2/978-4870318052 いわゆる自己啓発書です。ゾウの神様ガネーシャが、サラリーマンの主人公の家に住みつき...と、フィクション仕立てで自己改革を説きます。 自己啓発書の類のベストセラーは「ハズレ」が多いですが、これは「アタリ」です。 ゲラゲラ笑えて、最後はジーンときます。 | ページ先頭 |
169★★★★ |
【3年で辞めた若者はどこへ行ったのか】
アウトサイダーの時代 ちくま新書
著者:城繁幸
出版社:筑摩書房
サイズ:新書/237p発行年月:2008年03月 ISBN:9784480064141 (4480064141) 4-480-06414-1/978-4-480-06414-1/978-4480064141 「若者はなぜ3年で辞めるのか?」(168)の続編。 「昭和的価値観」を持たないアウトサイダーが、どのような価値観を持ち、どのように働き、社会参加しているのかを多くの実例をもとに論じます。 前作に続き、明快で過激な内容です。 | ページ先頭 |
168★★★★ |
【若者はなぜ3年で辞めるのか?】
年功序列が奪う日本の未来 光文社新書
著者:城繁幸
出版社:光文社
サイズ:新書/231p発行年月:2006年09月 ISBN:9784334033705 (4334033709) 4-334-03370-9/978-4-334-03370-5/978-4334033705 以前に読んだ「内側から見た富士通」(035)の城繁幸氏の著。 年功序列制度を中心に、日本型経営について、過去の繁栄と90年代以降の行き詰まりを分析します。 制度の変革、社会の変革が必要な時期が来ているのに、多くの人の意識が変わらない状況を「昭和的価値観」と名付け、意識改革を説きます。 | ページ先頭 |
167★★★★★ |
【君たちはどう生きるか】
岩波文庫
著者:吉野源三郎
出版社:岩波書店
サイズ:文庫/339p発行年月:1982年11月 ISBN:9784003315811 (4003315812) 4-00-331581-2/978-4-00-331581-1/978-4003315811 中学生の主人公が、人とのふれあいの中で人間として成長していく物語。 中高生向けの作品ですが、大人が読んでも感動します。心を洗われた気持ちになります。 1937年に書かれたものですが、古いと感じません。本質はいつの時代も変わらないものです。 もちろんビジネス書ではありませんが、多くのビジネスマンにも読んでいただきたい名著です。 | ページ先頭 |
166★★★★ |
【M&Aで会社を強くする】
経営実践講座 日経ビジネス人文庫
著者:金児昭
出版社:日本経済新聞社
サイズ:文庫/291p発行年月:2005年11月 ISBN:9784532193232 (4532193230) 4-532-19323-0/978-4-532-19323-2/978-4532193232 M&Aにおいて実際にどのような交渉が行われるのかを具体的に紹介しています。 人材、特許、技術などの知的資産を「見えない資産」と呼び、「見えない資産」をめぐる折衝を「知の攻防」と名付け、その実践を詳細に説きます。 M&Aがテーマにはなっていますが、真の経営とはどのようなものであるのかを学ぶことができます。 | ページ先頭 |
165★★★★ |
【権威主義の正体】
PHP新書
著者:岡本浩一
出版社:PHP研究所
サイズ:新書/254p発行年月:2005年01月 ISBN:9784569639901 (4569639909) 4-569-63990-9/978-4-569-63990-1/978-4569639901 「権威主義」という言葉はなかば日常語になっていますが、社会科学において「権威主義」は極めて重要度の高い専門用語ということです。本書ではその「権威主義」を社会心理学の立場から解説します。 地味なタイトルですが、示唆に富んだ内容で引き込まれます。 | ページ先頭 |
164★★★ |
【会議革命】
PHP研究所
著者:斎藤孝
出版社:PHP研究所
サイズ:文庫/207p発行年月:2004年04月 ISBN:9784569660578 (4569660576) 4-569-66057-6/978-4-569-66057-8/978-4569660578 会議を活性化するための手法を提言します。目から鱗ともいえる画期的な方法を、具体的に紹介しています。非常に勉強になります。 ただ、著者が題材としているのは、ブレーンストーミングに近いもので、「参加者がアイデアを出し合って物事を決定する」会議です。 自分の職場を考えると、ほとんど活用する場が無い、というのが実感です。 | ページ先頭 |
163★★★★ |
【コピー用紙の裏は使うな!】
コスト削減の真実 朝日新書
著者:村井哲之
出版社:朝日新聞社
サイズ:新書/226p発行年月:2007年03月 ISBN:9784022731371 (4022731370) 4-02-273137-0/978-4-02-273137-1/978-4022731371 ハウツーものに良く見られるようなタイトルですが、しっかりした内容です。 コスト削減をマネジメントの視点でとらえ、その重要性と利点を説きます。 コスト削減は決して「後ろ向き」の対策ではなく、「経営」と「現場」の隔たりを埋め、「現場力」を高める可能性を持つ重要な戦略である、という著者の思いが伝わってきます。 | ページ先頭 |
162★★★★ |
【重大事件に学ぶ「危機管理」】
文春文庫
著者:佐々淳行
出版社:文藝春秋
サイズ:文庫/282p発行年月:2004年04月 ISBN:9784167560119 (4167560119) 4-16-756011-9/978-4-16-756011-9/978-4167560119 誰もが記憶している重大事件を題材に危機管理を論じます。 単に危機管理の重要性を説くだけでなく、なぜ、日本の組織は危機管理が弱いのかを分析し、日本に適した危機管理のあり方を提唱します。 危機管理に強い人物を一方的に支持するのではなく、「乱世の雄、治世の能吏」の両方のタイプの人間が組織には必要であるというのは、共感できます。 地味なタイトルですが、刺激的で面白いです。 | ページ先頭 |
161★★★ |
【ビール最終戦争】
日経ビジネス人文庫
著者:永井隆
出版社:日本経済新聞社
サイズ:文庫/339p発行年月:2006年07月 ISBN:9784532193478 (4532193478) 4-532-19347-8/978-4-532-19347-8/978-4532193478 ビール業界の開発、営業、経営現場で奮闘する人たちの姿を活き活きと描いています。読んでいてやる気が沸いてきます。胸が熱くなります。 ただ、内容的には、数多くの現場を紹介しすぎたため、短編集的なものになってしまっています。また、各章のテーマが時系列になっていないため、余計に分かりにくく、まとまりが無いものに感じられます。 面白い内容だが、ノンフィクションとしての完成度はもうひとつ。 | ページ先頭 |
160★★★ |
【新入社員が劇的に成長する3か月プログラム】
このやり方で“人間力”が高まり、自ら考え行動できる 著者:中尾ゆうすけ
出版社:こう書房
サイズ:単行本/223p発行年月:2006年07月 ISBN:9784769609087 (4769609086) 4-7696-0908-6/978-4-7696-0908-7/978-4769609087 人事部等の新人教育担当者向けに書かれたものですが、それ以外の新人を教育する立場の人が読んでも有用です。さらには、人材を育成する立場にある人、すなわち、おそらくは、全ての管理職の人、が読んでも共感できる部分が多いと思います。 よくまとまった内容で最後まで飽きずに読めます。ただ、副題にもあるように、「人間力」を高めるのが社員教育の目的である、という本書の主旨は、多くの類書で説かれていることで、目新しさはありません。 | ページ先頭 |
159★★★ |
【採用の超プロが教えるできる人できない人】
サンマーク文庫
著者:安田佳生
出版社:サンマーク出版
サイズ:文庫/189p発行年月:2006年03月 ISBN:9784763184184 (4763184180) 4-7631-8418-0/978-4-7631-8418-4/978-4763184184 「できる人」と「できない人」の違いをさまざまな視点から論じます。 人材の採用・育成において、経営者や人事担当者はどのような考え方をすべきであるのか、を多くの例を用いながら説きます。人事担当以外の者でも、「できる人材」になるために何をすべきか、ということを間接的に学ぶことができます。 以前に読んだ、「千円札は拾うな」(118)と同じ著者のものです。千円札よりはこちらの方が面白いです。 | ページ先頭 |
158★★★★ |
【スタバではグランデを買え!】
価格と生活の経済学 著者:吉本佳生
出版社:ダイヤモンド社
サイズ:単行本/284p発行年月:2007年09月 ISBN:9784478002292 (4478002290) 4-478-00229-0/978-4-478-00229-2/978-4478002292 モノの値段がどのようにして決まるのかを、「コスト」と(企業側の)「戦略」から説明します。多くの実例があり、分かりやすく面白いです。ただ、「経済学」っていうのとはちょっと違うかな、と感じます。 スタバの話はほんの一部です。むしろ、「携帯電話の料金はなぜ複雑なのか」といったタイトルの方が、全体を表さないまでも本書の趣旨に沿っているでしょう。 後半は、経済格差、比較優位、自己認識といった話題で、著者の思いは伝わってきますが、ちょっと話を広げすぎて焦点がぼやけたような気がします。 | ページ先頭 |
157★★★★ |
【効率が10倍アップする新・知的生産術】
自分をグーグル化する方法 著者:勝間和代
出版社:ダイヤモンド社
サイズ:単行本/287p発行年月:2007年12月 ISBN:9784478002032 (4478002037) 4-478-00203-7/978-4-478-00203-2/978-4478002032 今、最も注目を集めている女性の一人です。 自己改革を図り、充実した毎日を送るためのノウハウが満載されています。 それなりに面白い内容で、役に立ちそうなことも多くあります。ただ、何となくあくせくして、後味が悪いのは、私が「ぼんくら」のせいでしょうか?(もう少しのんびりできないの?) 文章やプレゼンテーションについても論じていますが、本書自身がそれ程優れた内容とも思えません。(効率が10倍アップってどういう意味? 自分をグーグル化するってどういう意味?) | ページ先頭 |
156★ |
【水は答えを知っている(2)】
結晶が奏でる癒しと祈りのメロディ 著者:江本勝
出版社:サンマーク出版
サイズ:単行本/238p発行年月:2003年01月 ISBN:9784763194817 (476319481X) 4-7631-9481-X/978-4-7631-9481-7/978-4763194817 とんでもない本です。水が結晶化するときに水に言葉をかけると綺麗な結晶ができるそうです。音楽を聴かせると音楽にあった結晶ができるそうです。 「愛すること」「感謝すること」「尊敬すること」の大切さを説き、物事に前向きに取り組むことを説いた部分は、自己啓発書として悪くは無いのですが、そこに「波動」とやらを持ち込むことで一気に胡散臭い話になってしまいます。 いかにも科学的な実験を行っているようなことを言いながら、最後には科学的に証明できないと開き直っています。支離滅裂です。科学に対する冒涜です。 | ページ先頭 |
155★★★★ |
【データはウソをつく】
科学的な社会調査の方法 ちくまプリマー新書
著者:谷岡一郎
出版社:筑摩書房
サイズ:新書/169p発行年月:2007年05月 ISBN:9784480687593 (4480687599) 4-480-68759-9/978-4-480-68759-3/978-4480687593 少し前に読んだ「『社会調査』のウソ」(150) の谷岡一郎氏の著。内容も良く似ています。 日常で目にする社会調査データの真偽を見分けるコツを、事例をもとに解説します。単に、答を提示するのではなく、自分で考えることの重要性を説いています。 所々にある、いしいひさいち氏の漫画が核心をついていて面白いです。 | ページ先頭 |
154★★★ |
【「6つの脳力」が成功を引き寄せる】
米国発ビジネス能力開発の最新ノウハウ 著者:児玉光雄
出版社:青春出版社
サイズ:単行本/261p発行年月:2001年12月 ISBN:9784413033091 (4413033094) 4-413-03309-4/978-4-413-03309-1/978-4413033091 脳の機能を「イメージ脳」「集中脳」「論理脳」「ひらめき脳」「記憶脳」「感覚・運動脳」の6つに分類し、それぞれの脳力の機能を解説するとともに、伸ばし方の具体的方法(=訓練法)を提案しています。 いわゆるハウツーものですが、具体的ですぐに使えそうな例も多く、それなりに役に立つ内容です。 「論理脳」の章では、いくつかのパズルを出題し、論理的な推論方法を解説していますが、残念ながら答の間違っているものがあります。興醒めです。(単なる誤植ではなく、明らかに著者の推論方法が間違っている=著者の論理脳レベルは低い) | ページ先頭 |
153★★★★ |
【運命を拓く】
天風瞑想録 講談社文庫
著者:中村天風
出版社:講談社
サイズ:文庫/332p発行年月:1998年06月 ISBN:9784062637398 (4062637391) 4-06-263739-1/978-4-06-263739-8/978-4062637398 う〜ん、コメントしづらいです。 哲学なんですが、宗教的と思える部分も多く、科学的とは言えない内容です。 積極的に生きることの大切さを説いており、人生の指南書として、私は感銘を受けましたが、人によってはきな臭さを感じるかもしれません。 | ページ先頭 |
152★★★★ |
【企業参謀】
講談社文庫
著者:大前研一
出版社:講談社
サイズ:文庫/218p発行年月:1985年10月 ISBN:9784061836303 (4061836307) 4-06-183630-7/978-4-06-183630-3/978-4061836303 文庫版の出版年は1985年ですが、その前に単行本で発表されているので、30年前に発表されたことになります。最近の大前氏のものに比べると、勢いはありませんが、理論面での緻密さを感じます。 第二章は方法論的な解説でやや退屈ですが、それ以外の部分は刺激的です。独自の視点からの独自の理論展開は、一読に値します。 役に立つかどうか、といった端的な評価だけでこの本を論じるのは的外れでしょう。 | ページ先頭 |
151★★★ |
【上司は思いつきでものを言う】
集英社新書
著者:橋本治
出版社:集英社
サイズ:新書/221p発行年月:2004年04月 ISBN:9784087202403 (4087202402) 4-08-720240-2/978-4-08-720240-3/978-4087202403 著者は、「桃尻娘」の橋本治氏。まじめな内容です。 なぜ、「上司は思いつきでものを言う」のかを理屈っぽく論じます。私自身も理屈っぽい方ですが、この本の理屈っぽさは相当です。なかなか考えさせられる内容ですが、理屈っぽいのが苦手な人にはお薦めできません。 | ページ先頭 |