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150★★★★ |
【「社会調査」のウソ】
リサーチ・リテラシーのすすめ 文春新書
著者:谷岡一郎
出版社:文藝春秋
サイズ:新書/222p発行年月:2000年06月 ISBN:9784166601103 (4166601105) 4-16-660110-5/978-4-16-660110-3/978-4166601103 世の中の社会調査の過半数はゴミであるとし、多くの実例を名指しで上げ、それらの調査が、いかに非科学的、非論理的であるのかを解説しながら、正しい情報の見分け方を学びます。過激な内容で面白いです。 | ページ先頭 |
149★★★ |
【世界を変えるお金の使い方】
著者:山本良一/Think the Earthプロジェクト
出版社:ダイヤモンド社
サイズ:単行本/160p発行年月:2004年12月 ISBN:9784478871034 (4478871035) 4-478-87103-5/978-4-478-87103-4/978-4478871034 「いかに金を稼ぐか」について書かれた本は世の中に多くあるが、「いかに金を使うか」について書かれた本は、ほとんどない。本書はそれに取り組んだ数少ない本であり、評判もいいようだが、やや物足らない。 世界中の人々が、ほんの少しずつでも金を出し合えば世界は変わる、というのは理解できるが、本当に大事なのは、金を出すことでないことは、いうまでもない。本書の真の狙いである、人々の心を変え、行動を起こさせる、という部分が伝わってこない。 | ページ先頭 |
148★★★★★ |
【脳はなにかと言い訳する】
人は幸せになるようにできていた!? 著者:池谷裕二
出版社:祥伝社
サイズ:単行本/353p発行年月:2006年09月 ISBN:9784396681135 (4396681135) 4-396-68113-5/978-4-396-68113-5/978-4396681135 池谷先生の本は、これで3冊目です。 脳に関する話題を26テーマ取り上げ、最新の研究を含め解説します。 知的好奇心を刺激する内容です。周りの人に紹介したくなる本です。 | ページ先頭 |
147★★★★ |
【すべては「単純に(シンプリファイ)!」でうまくいく】
著者:ローター・J.ザイヴァート/ヴェルナー・ティキ・キュステンマッハー
出版社:飛鳥新社
サイズ:単行本/223p発行年月:2003年03月 ISBN:9784870315440 (4870315440) 4-87031-544-0/978-4-87031-544-0/978-4870315440 ためになります。面白いです。 Simplifyに生きるとは、決して、何も考えずにバカに生きることではありません。不要で人生にとってマイナスなものをそぎ落とし、快適な人生を目指そうという、前向きな考え方で、奥の深いものです。 快適で豊かな人生を送るための自己啓発書。 | ページ先頭 |
146★★★★★ |
【7つの習慣】
成功には原則があった! 著者:スティーヴン・R.コヴィー/ジェームス・スキナー
出版社:キング・ベアー出版
サイズ:単行本/481p発行年月:1996年12月 ISBN:9784906638017 (4906638015) 4-906638-01-5/978-4-906638-01-7/978-4906638017 有名な本なので今さら私が説明するまでもないですが... 「人生において成功するための土台は人格にある」という考えのもと、「人格は繰り返される習慣の結果として育成されるものである」と説き、人格を育てるための習慣を学びます。 素晴らしい内容です。何度も読みたい本です。 | ページ先頭 |
145★★★ |
【不都合な真実】
切迫する地球温暖化、そして私たちにできること 著者:アル・ゴア
出版社:ランダムハウス講談社
サイズ:単行本/325p発行年月:2007年01月 ISBN:9784270001813 (427000181X) 4-270-00181-X/978-4-270-00181-3/978-4270001813 「温暖化による環境破壊」を文字と写真とで読者に訴えかけます。ゴア氏の環境問題に対する思いが伝わってきます。 ただ、数字やグラフを多用しているのにもかかわらず、科学的な論証はほとんど見られません。また、政治的なキナ臭さも感じざるを得えません。 確かに、環境問題は政治の影響を大きく受けますが、それが本質ではないでしょう。変えるべきは、政治ではなく、人々の認識であり、人々の心であることは、この本自身の主張でもあります。にもかかわらず、サイエンスをなおざりにした政治的な視点に偏った主張には、違和感を感じました。 | ページ先頭 |
144★★★★ |
【鈴木敏文の「統計心理学」】
「仮説」と「検証」で顧客のこころを掴む 日経ビジネス人文庫
著者:勝見明
出版社:日本経済新聞社
サイズ:文庫/265p発行年月:2006年03月 ISBN:9784532193201 (4532193206) 4-532-19320-6/978-4-532-19320-1/978-4532193201 セブンイレブンを創業以来30年にわたって育てあげてきた、鈴木敏文氏の経営論。 鈴木氏は、常に他人と違うことを考え、他人と違う行動をとっているように見えますが、それは一般人にはない卓越した洞察力と先見性があるからであり、決して奇をてらったものではないことがよく分かります。 30年間ぶれることのない経営論、経営哲学は、一読に値します。 | ページ先頭 |
143★★★★ |
【会計心得】
もうかる会社には理由がある! 日経ビジネス人文庫
著者:金児昭
出版社:日本経済新聞社
サイズ:文庫/204p発行年月:2004年11月 ISBN:9784532192600 (4532192609) 4-532-19260-9/978-4-532-19260-0/978-4532192600 本書冒頭にも明記されていますが、会計の教科書ではありません。会計的な考え方(=会計マインド)の重要性を説いた、ビジネスパーソンのための啓蒙書。 経理・財務の側面から見た経営学ともいえる内容で、若い人から管理職まで、幅広い層を対象に書かれています。 | ページ先頭 |
142★★ |
【LD(学習障害)とADHD(注意欠陥多動性障害)】
講談社+α新書
著者:上野一彦
出版社:講談社
サイズ:新書/194p発行年月:2003年05月 ISBN:9784062721967 (4062721961) 4-06-272196-1/978-4-06-272196-7/978-4062721967 私の職場にLDの人間がいます。正直、仕事ができなくて困っています。何か参考になりそうなことがあればと、読んだのですが、ほとんど参考になりませんでした。 本書はあくまでも「LD、ADHDの子供をどう育てていくのか?」という教育現場の立場で書かれたもので、主旨が違うと言われればそれだけですが... | ページ先頭 |
141★★★★★ |
【世界に格差をバラ撒いたグローバリズムを正す】
著者:ジョーゼフ・E.スティグリッツ
出版社:徳間書店
サイズ:単行本/414p発行年月:2006年11月 ISBN:9784198622541 (419862254X) 4-19-862254-X/978-4-19-862254-1/978-4198622541 グローバル化によって、勝者はますます富を集め、敗者は貧困から抜け出せない。 この20-30年で発展に成功した途上国はほとんどなく、むしろほとんどの国で経済政策は失敗に終わっている。その原因は、先進国が有利になるようにルール化されたグローバリズムにある。 さまざまな実例をあげ、グローバリズムの問題に正面から取り組んでいます。 | ページ先頭 |
140★★★ |
【全予測2030年のニッポン】
世界、経済、技術はこう変わる 著者:三菱総合研究所
出版社:日本経済新聞出版社
サイズ:単行本/163p発行年月:2007年02月 ISBN:9784532352424 (4532352428) 4-532-35242-8/978-4-532-35242-4/978-4532352424 2030年に日本が、世界が、どのようになっているのかを、様々な視点から論じています。 環境問題、人口問題から、政治、経済、さらには、科学技術に至るまで、大胆に予測しています。 | ページ先頭 |
139★★★★ |
【進化しすぎた脳】
中高生と語る「大脳生理学」の最前線 ブルーバックス
著者:池谷裕二
出版社:講談社
サイズ:新書/397p発行年月:2007年01月 ISBN:9784062575386 (4062575388) 4-06-257538-8/978-4-06-257538-6/978-4062575386 以前に読んだ、「海馬」(109)の池谷先生の著。 ビジネス書ではありませんが、知的好奇心を刺激する内容は一読の価値はあります。 脳研究の最前線の話題を、高校生でも分かるように解説するというものですが、かなり突っ込んだ話題も多く、大人でも興奮させられます。 | ページ先頭 |
138★★★ |
【愚か者の哲学】
愛せない場合は通り過ぎよ! 著者:竹田青嗣
出版社:主婦の友社
サイズ:単行本/191p発行年月:2004年09月 ISBN:9784072353356 (4072353353) 4-07-235335-3/978-4-07-235335-6/978-4072353356 哲学書ですが、学問的なものではありません。哲学的エッセイといった内容。 評判のいい本だそうです。 平易な文章ですが、内容はかなり難解です。 読む人それぞれによって、共感する深さは違うでしょうが、買った人皆が本当に理解しているのかちょっと心配(余計なお世話?)。 何度か読み直して味が出てくる本。 | ページ先頭 |
137★★★★ |
【環境問題はなぜウソがまかり通るのか】
著者:武田邦彦
出版社:洋泉社
サイズ:単行本/221p発行年月:2007年03月 ISBN:9784862481221 (4862481221) 4-86248-122-1/978-4-86248-122-1/978-4862481221 環境問題にかかわる「常識のウソ」を、科学的に、あるいは、地道な調査により、検証しています。 メディアによる偏った報道を「故意の誤報」と名付け糾弾します。 単に、環境問題にとどまらず、「ウソがまかり通る社会は、文化を破壊し、人々の心を退廃させる」と、社会全体に警鐘を鳴らしています。 | ページ先頭 |
136★★★★ |
【ディズニーが教えるお客様を感動させる最高の方法】
著者:ディズニー・インスティチュート
出版社:日本経済新聞社
サイズ:単行本/210p発行年月:2005年11月 ISBN:9784532312527 (4532312523) 4-532-31252-3/978-4-532-31252-7/978-4532312527 大好きなディズニーものです。 今まで読んだディズニーものと違い、ディズニー内部の目(ディズニー・インスティチュート)から書かれたものです。 ディズニー・インスティチュートとは、ディズニーの人材研修機関でありながら、全世界の多様な業種のビジネスパーソンを対象に、数多くの研修プログラムを提供している機関です。 サービスというものを非常に理論的に体系化しており、参考になります。 | ページ先頭 |
135★★★ |
【古代への情熱 改版】
シュリーマン自伝 新潮文庫
著者:ハインリヒ・シュリーマン
出版社:新潮社
サイズ:文庫/181p発行年月:2004年09月 ISBN:9784102079010 (4102079017) 4-10-207901-7/978-4-10-207901-0/978-4102079010 ビジネス書ではありませんが、必読書と聞いて読みました。 「まえがき」にも書かれているように、自伝といえるのは初めの章だけで、あとの部分は彼の死後第三者により書かれたもので、記述も三人称になっています。 おとなになって伝記的なものを読んだことはなかったのですが、素直に感動しました。 | ページ先頭 |
134★★★ |
【なぜ、社長のベンツは4ドアなのか?】
誰も教えてくれなかった!裏会計学 著者:小堺桂悦郎
出版社:フォレスト出版
サイズ:単行本/193p発行年月:2006年06月 ISBN:9784894512269 (4894512262) 4-89451-226-2/978-4-89451-226-9/978-4894512269 今さら、といった感じですが、たまたま借りられたので読んでみました。 この手のハウツーものは、嫌いな方ですが、以外に面白かったです。 ただ、対象はあくまでも個人事業主で、サラリーマンの私には無縁の世界です。 | ページ先頭 |
133★★★ |
【一勝九敗】
新潮文庫
著者:柳井正
出版社:新潮社
サイズ:文庫/274p発行年月:2006年04月 ISBN:9784101284514 (4101284512) 4-10-128451-2/978-4-10-128451-4/978-4101284514 ユニクロ柳井氏の自叙伝。 過去の出来事を淡々と述べながらも、数々のエピソードから、その経営哲学を感じ取ることができる。 2003年11月に刊行された単行本の文庫版。 | ページ先頭 |
132★★★★ |
【これも経済学だ!】
ちくま新書
著者:中島隆信
出版社:筑摩書房
サイズ:新書/234p発行年月:2006年08月 ISBN:9784480063144 (4480063145) 4-480-06314-5/978-4-480-06314-4/978-4480063144 経済学というよりは、経済学的な視点で社会問題を考える啓蒙書です。 「伝統文化」「宗教」「弱者保護」といった経済学的には一見非合理と思える問題を取り上げ、論じていきます。 「人や組織の行動には一見非合理的に見えても、当事者には合理的な理由がある」という前提に立った議論であり、切り口は違うが先に読んだ「行動経済学」(131)に通じる部分が多い。 | ページ先頭 |
131★★★★ |
【行動経済学】
経済は「感情」で動いている 光文社新書
著者:友野典男
出版社:光文社
サイズ:新書/397p発行年月:2006年05月 ISBN:9784334033545 (4334033547) 4-334-03354-7/978-4-334-03354-5/978-4334033545 これまでの標準的経済学では、(経済的に)「超」合理的に行動する「経済人」(ホモ・エコノミカス)を前提として論じられてきた。しかし、現実にはそのような「経済人」は存在せず、理論との間に乖離が生じる。 行動経済学は、感情、直感、記憶など、心のはたらきを重視し、現実により即した経済学を考えます。 「人はなぜ非合理的とみられる行動をとるのか」を合理的かつ科学的に解明していきます。面白いです。 | ページ先頭 |
130★★★ |
【宇宙が味方する経営】
著者:伊藤忠彦
出版社:講談社インターナショナル
サイズ:単行本/254p発行年月:2006年10月 ISBN:9784770040602 (4770040601) 4-7700-4060-1/978-4-7700-4060-2/978-4770040602 う〜ん。いいこといっぱい書いてあるのですが...コメントしづらいです。 経営者として成功した人には、卓越した人生観や世界観があり、そういう話を聞くのは自分の人生にとっても非常に参考になるものです。ただ、本書ではそれがさらに、宗教観にまで発展しています。タイトルは「宇宙が味方する」という抵抗感の無い表現ですが、主旨は「神の思し召し」です。 | ページ先頭 |
129★★★★ |
【さらば外務省!】
私は小泉首相と売国官僚を許さない 講談社+α文庫
著者:天木直人
出版社:講談社
サイズ:文庫/291p発行年月:2006年03月 ISBN:9784062810104 (4062810107) 4-06-281010-7/978-4-06-281010-4/978-4062810104 単行本では22万部のベストセラーとなった本の文庫版です。 政策面の議論では必ずしも天木氏の考えに100%賛同することはできませんが、社会に向かう姿勢や生き様には感動しました。 | ページ先頭 |
128★★★★ |
【良い経済学悪い経済学】
日経ビジネス人文庫
著者:ポール・R.クルーグマン
出版社:日本経済新聞社
サイズ:文庫/298p発行年月:2000年10月 ISBN:9784532190101 (453219010X) 4-532-19010-X/978-4-532-19010-1/978-4532190101 似非(えせ)知識人による無知に基づく保護貿易主義を、俗流経済学と批判し、そういった俗説がいかに幼稚であるばかりか、危険であることを説いている。メディア受けのいい「まがいもの」が幅をきかせ、社会を混乱させるのは、日本だけではないらしい。 書下ろしではなく、既に発表した論文の寄せ集めであるため、同じ主張が何度も繰り返されるのには辟易する。 | ページ先頭 |
127★★★★ |
【アメーバ経営】
ひとりひとりの社員が主役 著者:稲盛和夫
出版社:日本経済新聞社
サイズ:単行本/256p発行年月:2006年09月 ISBN:9784532312954 (4532312957) 4-532-31295-7/978-4-532-31295-4/978-4532312954 アメーバ経営とは、稲盛氏が提唱する、小集団による部門別採算を元にした経営管理手法で、京セラで実践されているものです。 各アメーバの採算性を維持することで全体の経営が成り立つだけでなく、社員の経営参画意識の向上や将来の経営者となる人材の育成等、多くの効果がある、という考え方には共感を感じる。 | ページ先頭 |
126★★★★ |
【きみはなぜ働くか。】
渡邉美樹が贈る88の言葉 著者:渡辺美樹
出版社:日本経済新聞社
サイズ:単行本/215p発行年月:2006年09月 ISBN:9784532165697 (4532165695) 4-532-16569-5/978-4-532-16569-7/978-4532165697 教育再生会議でも注目を集めた渡邉美樹氏がワタミで働く社員・アルバイトに対して毎月送り続けたビデオレターを元にして書かれた本。 若い人向けに書かれたものですが、我々中年が読んでも胸が熱くなります。 | ページ先頭 |
125★★★★ |
【ノードストローム・ウェイ 新版】
絶対にノーとは言わない百貨店 日経ビジネス人文庫
著者:ロバート・スペクター/パトリック・D.マッカーシー
出版社:日本経済新聞社
サイズ:文庫/268p発行年月:2001年02月 ISBN:9784532190408 (4532190401) 4-532-19040-1/978-4-532-19040-8/978-4532190408 「顧客第一主義」で知られる「ノードストローム」で行われているサービスを多くの事例から紹介している。 個々の事例は面白いと感じるが、一番重要なのは、そういう風土をどのようにして築き上げてきたかであり、従業員の行動ではなくマネジメントの部分であろう。 真似ようとしても真似られない部分が多いが、その根底にある「精神」「哲学」を学ぶ価値は充分にあると思う。 | ページ先頭 |
124★★★★ |
【会社が放り出したい人1億積んでもほしい人】
PHP文庫
著者:堀紘一
出版社:PHP研究所
サイズ:文庫/290p発行年月:2006年07月 ISBN:9784569666631 (4569666639) 4-569-66663-9/978-4-569-66663-1/978-4569666631 これからのビジネスマンの心構えを書いた啓蒙書。 品のないタイトルですが、なかなか充実した内容です。 どちらかといえば、中間管理職からさらに上を目指そうとする人向き。 | ページ先頭 |
123★★★★ |
【観想力】
空気はなぜ透明か 著者:三谷宏治
出版社:東洋経済新報社
サイズ:単行本/277p発行年月:2006年11月 ISBN:9784492555675 (4492555676) 4-492-55567-6/978-4-492-55567-5/978-4492555675 物事をいかに観るか、そのポイントが「視点」、高さが「視座」、見透し方が「切り口」であるとし、これらを物事を正しく理解し見透す力として「観想力」と名付けています。 「空気はなぜ透明か」−−決して、文学的な答や哲学的な答を求めているのではありません。機転の利いた切り返しや、ユーモアを求めているのでもありません。科学的で合理的な解答が用意されています。 | ページ先頭 |
122★★★★ |
【歴代総理の通信簿】
間違いだらけの首相選び PHP新書
著者:八幡和郎
出版社:PHP研究所
サイズ:新書/385p発行年月:2006年09月 ISBN:9784569654614 (4569654614) 4-569-65461-4/978-4-569-65461-4/978-4569654614 伊藤博文から小泉純一郎まで56人の首相について、生い立ち、時代背景、政策を解説すると共に、A〜Eの5段階で評価しています。最低限の歴史の知識が必要で、本書だけでは理解できない部分がかなりあります。 全首相を採点するというのはインパクトがあり、本書の売りでもあるため、どうしてもそちらの方に興味が向くが、それだけで終わらせるにはもったいない内容です。むしろ、採点は著者の「遊び」と理解したい。 | ページ先頭 |
121★★★ |
【戦う動物園】
旭山動物園と到津の森公園の物語 中公新書
著者:小菅正夫/岩野俊郎/島泰三
出版社:中央公論新社
サイズ:新書/226p発行年月:2006年07月 ISBN:9784121018557 (4121018559) 4-12-101855-9/978-4-12-101855-7/978-4121018557 旭川市の旭山動物園と北九州市の到津の森公園の、歴史や背景と両園長の対談。熱い2人の「戦い」には共感を感じます。 小菅、岩野の両園長が著者になっていますが、実際は編者になっている島の著作です。対談の場合、その2人を著者にすることはよくあるが、この本は対談の部分はごく一部でしかなく、しかも、その部分も、いわゆる対談の書き方ではなくあくまでも島の視点でかかれている。これを島の著作ではなく、小菅、岩野を著者というのには違和感を感じる。 | ページ先頭 |
120★★★★ |
【あなたが創る顧客満足】
基本のキホン 日経ビジネス人文庫
著者:佐藤知恭
出版社:日本経済新聞社
サイズ:文庫/267p発行年月:2000年11月 ISBN:9784532190156 (4532190150) 4-532-19015-0/978-4-532-19015-6/978-4532190156 顧客満足(CS)の入門書。 誰もが口にするCSですが、本当にCSを理解するのは難しいものです。 「お客と顧客は違う」「顧客満足とは『顧客を満足させる』のではなく『顧客が満足する』こと」「顧客満足とミッションの関係」等、CSを観念的に理解するのに役立ちます。 | ページ先頭 |
119★★ |
【自分と未来は変えられる】
他人と過去は変えられない 著者:高塚猛
出版社:かんき出版
サイズ:単行本/206p発行年月:2002年02月 ISBN:9784761259860 (4761259868) 4-7612-5986-8/978-4-7612-5986-0/978-4761259860 どこにでもある内容ですが、分かり易い例をあげて読者を引き込んでいきます。 この著者の高塚って、この本書いた頃が絶頂期で、その後、数々の不祥事が暴露され、挙句の果てに女性社員への強制わいせつ罪で有罪判決を受け、社会から追放されてしまいました。 そういった予備知識無しに読めば、まあまあの本かもしれません。 | ページ先頭 |
118★★★ |
【千円札は拾うな】
著者:安田佳生
出版社:サンマーク出版
サイズ:単行本/158p発行年月:2006年01月 ISBN:9784763196804 (4763196804) 4-7631-9680-4/978-4-7631-9680-4/978-4763196804 ベストセラーだけあって、タイトルのつけ方と同様、話の展開もうまいが、言っていることは大したことではありません。 何でも逆説的にとらえて、「他人とは視点が違う」というのは単なる思い上がりでしょう。物事には必ず裏と表があります。長所もあれば短所もあります。普通の人なら「思っていても口にしないこと」を書いただけの内容。ただ、くだらない内容でも読者を飽きさせない魅力はあります。 | ページ先頭 |
117★★★ |
【23分間の奇跡】
集英社文庫
著者:ジェームズ・クラヴェル
出版社:集英社
サイズ:文庫/180p発行年月:1988年07月 ISBN:9784087493573 (4087493571) 4-08-749357-1/978-4-08-749357-3/978-4087493573 フィクションです。ビジネス書ではありません。 教育とは、国家とは、自由とは何か、いろいろ考えさせられます。 不思議な本です。 原文もついているので英語の勉強にも使えます。 | ページ先頭 |
116★ |
【できるビジネスマンは瞑想をする】
PHP文庫
著者:藤井義彦
出版社:PHP研究所
サイズ:文庫/230p発行年月:2006年03月 ISBN:9784569665955 (4569665950) 4-569-66595-0/978-4-569-66595-5/978-4569665955 瞑想とは、目覚めているときや、眠っているとき、夢を見ているときとも異なる、「純粋意識」と呼ばれる状態に自らを導くテクニックで、禅やヨーガ、あるいは中国の気功等と同じ源流を持つものであり、その効果は科学的に証明されており、宗教的なものではないことを強調しています。 ただし、本書の内容は、多くの著名人が瞑想を行っていることや成功談を紹介しているだけで、瞑想とはどのようなものであるのか、どうすればよいのか、といった具体的な話は全く出てきません。 本質に触れずに御託を並べられても、新興宗教の勧誘と同じに聞こえてしまう。 | ページ先頭 |
115★★★ |
【中東世界を読む】
創成社新書
著者:島敏夫
出版社:創成社
サイズ:新書/244p発行年月:2006年06月 ISBN:9784794450074 (4794450079) 4-7944-5007-9/978-4-7944-5007-4/978-4794450074 戦争、民族紛争、テロといった側面しか語られることのない中東を、経済、産業、人々の生活といった別の視点からもとらえ解説しています。 地味な内容ですが勉強になります。ただ、ちょっと退屈で...眠い | ページ先頭 |
114★★★ |
【寝るだけで夢がかなう仕事術】
著者:中井隆栄
出版社:明日香出版社
サイズ:単行本/165p発行年月:2006年10月 ISBN:9784756910196 (475691019X) 4-7569-1019-X/978-4-7569-1019-6/978-4756910196 脳科学の見地から、睡眠と記憶・学習のメカニズムを解説するとともに、そのメカニズムを最大限に活用した睡眠法を公開しています。 寝るだけで夢がかなう...そんな都合のいい話はありません。 ただ、本書を読んでからは、布団に入る時間が早くなりました。(6時間以上寝ないとバカになる!) | ページ先頭 |
113★★ |
【チーズはどこへ消えた?】
著者:スペンサー・ジョンソン
出版社:扶桑社
サイズ:単行本/94p発行年月:2000年11月 ISBN:9784594030193 (459403019X) 4-594-03019-X/978-4-594-03019-3/978-4594030193 数年前に話題になった世界的なベストセラーです。 評判のいい本だそうですが...もう一ひねり欲しい。 ネズミに見習うべき点は多くあるが、それだけの社会はつまらない。壁にぶつかってこそ人間、悩んでこそ人間、動き出せないからこそ人間。ネズミばかりじゃドラマは生まれない。 | ページ先頭 |
112★★★★ |
【ずぶとい国、ずるい国、そしてバカな国】
「学級崩壊」する国際社会! 著者:落合信彦
出版社:小学館
サイズ:単行本/254p発行年月:2005年10月 ISBN:9784093895552 (4093895554) 4-09-389555-4/978-4-09-389555-2/978-4093895552 9.11の米同時多発テロ以降の国際社会についての落合信彦氏の分析と主張です。 中東、北朝鮮、中国、ロシア等をめぐる世界情勢と、外交のあり方について詳しく論じています。 あくまでも落合氏の個人的な主張であることを忘れてはなりませんが、日本のメディアからは得ることのできない多くの情報と考え方を知ることができます。勉強になります。 | ページ先頭 |
111★★★★ |
【痛快!経済学】
集英社文庫
著者:中谷巌
出版社:集英社
サイズ:文庫/283p発行年月:2002年01月 ISBN:9784087474077 (4087474070) 4-08-747407-0/978-4-08-747407-7/978-4087474077 経済学の入門書。若い人(中高生〜新人社員)向けに書かれたもので、マーケットの基本が良く理解できます。 わかり易い分、掘り下げが少ないともいえますが、大学の教養課程程度の内容で、中堅ビジネスマンが読んでも退屈にはならないでしょう。 | ページ先頭 |
110★★★★ |
【一流の仕事術】
仕事を極めるための100の法則 PHP文庫
著者:山崎武也
出版社:PHP研究所
サイズ:文庫/235p発行年月:2003年02月 ISBN:9784569579078 (4569579078) 4-569-57907-8/978-4-569-57907-8/978-4569579078 仕事のプロになるためにはまず基本ルールを身につけることと説き、基本となる100項目について、どうすれば身につき、活かすことができるかを解説しています。 仕事で「一流」になるためには、人間としても「一流」になることを心がけなければならない、という内容です。 ハウツーものにありがちな企画ですが、そういった薄っぺらなものとは違います。 | ページ先頭 |
109★★★★ |
【海馬】
脳は疲れない 新潮文庫
著者:池谷裕二/糸井重里
出版社:新潮社
サイズ:文庫/344p発行年月:2005年07月 ISBN:9784101183145 (4101183147) 4-10-118314-7/978-4-10-118314-5/978-4101183145 脳科学の研究者池谷氏とコピーライターの糸井氏の「脳」についての対談。 「脳」に関しての学術的な解説もありますが、それは本書の主題ではありません。「脳」の仕組みを題材に、生き方や人間関係を論じた啓蒙書です。 ビジネス書ではありませんが、下手な自己啓発ものよりは面白く、役立ちます。 | ページ先頭 |
108★★★★ |
【新・経済原論】
世界経済は新しい舞台へ 著者:大前研一
出版社:東洋経済新報社
サイズ:単行本/503p発行年月:2006年09月 ISBN:9784492521601 (4492521607) 4-492-52160-7/978-4-492-52160-1/978-4492521601 経済原論と名付けるほど理論的なものはありませんが、独自の世界観を展開しています。ぼやぼやしている間にも世界は大きく変化している、というのを多くの実例から論じています。学ぶべき部分は多く勉強になりますが、何となく後味が悪いです。 大前氏が、民族や文化を否定しているわけではありませんが... 「世界は経済だけで動いているんじゃない」と言いたい。 | ページ先頭 |
107★★★★ |
【社長になる人のための決算書の読み方】
日経ビジネス人文庫
著者:岩田康成
出版社:日本経済新聞社
サイズ:文庫/216p発行年月:2002年12月 ISBN:9784532191580 (4532191580) 4-532-19158-0/978-4-532-19158-0/978-4532191580 前掲の「社長になる人のための経理の本」の続編的な内容。 前作と同様に、社内研修会という設定で、対話形式で説明が進んでいきます。「社長になる人のための」といいながら、設定で社長が出てこないのが気に入りませんが... 前作であまり出てこなかったキャッシュフローも頻繁に登場します。 経理の素人にとっては、結構高度な内容なので、何度も後戻りしながら読まないと、なかなか理解できません。 | ページ先頭 |
106★★★★ |
【社長になる人のための経理の本】
日経ビジネス人文庫
著者:岩田康成
出版社:日本経済新聞社
サイズ:文庫/231p発行年月:2001年10月 ISBN:9784532190873 (4532190878) 4-532-19087-8/978-4-532-19087-3/978-4532190873 別に社長になるつもりはないので、こういうタイトルをつけられると、かえって紹介しづらいのですが... 社内研修会という設定で、P/L、B/Sの読み方を学びます。P/L、B/Sについては、今まで何度か勉強しても、もう一つしっくりとこないものがあったのが、少し「つかえ」がとれたように感じた。 あくまでも入門書ですが、財務諸表を見たことのない人には少しレベルが高いかも。 初稿が1996年と古く、2001年の文庫の際に、加筆修正が行われているようですが、キャッシュフローについて付け足し程度の解説しかないのはやや不満。 | ページ先頭 |
105★★★★ |
【歴史からの発想】
停滞と拘束からいかに脱するか 日経ビジネス人文庫
著者:堺屋太一
出版社:日本経済新聞社
サイズ:文庫/247p発行年月:2004年03月 ISBN:9784532192167 (4532192161) 4-532-19216-1/978-4-532-19216-7/978-4532192167 歴史物です。歴史上の人物や出来事を、経営論、組織論や人材育成等に結び付けて現代に活かそうとする類書は多くありますが、それらの本とはやや異なった視点で論じています。 同じ歴史でも、視点が変われば、その時代から受ける印象も大きく変わります。学校では習わなかった歴史がこの本にはあります。 | ページ先頭 |
104★★★★ |
【動機づける力】
著者:ダイヤモンド・ハーバード・ビジネス編集部
出版社:ダイヤモンド社
サイズ:単行本/243p発行年月:2005年02月 ISBN:9784478360811 (4478360812) 4-478-36081-2/978-4-478-36081-1/978-4478360811 動機付けに関する数編の論文と、解説、各界の成功者のアドバイス等から構成されています。 書き下ろしはなく、いわゆる「寄せ集め」で、1つ1つは視点も変われば時代的にもかなり幅がある。にもかかわらず、違和感無く読めるのは、本質は変わらないということであろう。「人は心で行動する」ことを理解しなければ動機付けはできない。 | ページ先頭 |
103★★★★ |
【ディズニーランドが大切にする「コンセプト教育」の魔法】
ゲストにもキャストにも笑顔があふれる瞬間 著者:生井俊
出版社:こう書房
サイズ:単行本/191p発行年月:2006年09月 ISBN:9784769609124 (4769609124) 4-7696-0912-4/978-4-7696-0912-4/978-4769609124 東京ディズニーランドで実際に働いた経験のある著者による、ディズニーランドの人材育成法。 TDLが好きな私には、興味深い内容で非常に面白く読めました。 ただ、内容的には微妙です。いわゆるビジネス書でもなければディズニーランドの解説書でもない。 誰が読むのでしょうか? ディズニーランドが好きなぼんくら社会人向け? | ページ先頭 |
102★★★★ |
【ひとつ拾えば、ひとつだけきれいになる】
心を洗い、心を磨く生き方 著者:鍵山秀三郎
出版社:PHP研究所
サイズ:単行本/259p発行年月:2006年07月 ISBN:9784569652351 (4569652352) 4-569-65235-2/978-4-569-65235-1/978-4569652351 イエローハットの創業者で、日本を美しくする会の相談役の鍵山氏の本。 「掃除」というテーマを媒体にした哲学書です。 最近涙もろくなって、この種の本を読むと、涙が出てきます。心が洗われます。何度も読み返したい本です。 | ページ先頭 |
101★★★★ |
【世界を見る目が変わる50の事実】
著者:ジェシカ・ウィリアムズ
出版社:草思社
サイズ:単行本/269p発行年月:2005年04月 ISBN:9784794214041 (4794214049) 4-7942-1404-9/978-4-7942-1404-1/978-4794214041 原著タイトルは「50 Facts That Should Change The World」。 「50の事実で世界を変えることはできないが、人々の意識を変えることはできる。それが世界を変える原動力となる。」という著者の思いがこめられた本です。 データの取り方が恣意的でアンフェアであるなど、賛否両論あるようですが、著者の思いには共感できます。 単なる雑学本ではありません。 | ページ先頭 |