論理哲学論考 1-7 5.1-5.6 5.21-5.25
      
5.24 ひとつのオペレーションは何らかの変数において自ずと顕現する。それは、ひとがどうやって諸文がもつ或る形式から別の或る形式に到り得るかを示す。
それは当の諸形式の違いを表現する。
(そして、オペレーションの諸基底こそ、当のオペレーションの諸基底と結果の間に共通するものだ。)
5.241 ひとつのオペレーションは何の形式もマークせず、ただ当の諸形式の違いだけをマークする。
5.242 p 」から「q 」を齎すオペレーションと同じものが「q 」から「r 」を齎し、以下同様。このことは、もっぱら「p 」、「q 」、「r 」等々が或る種の形式的関係を一般的に表現する変数である点において表現され得る。