論理哲学論考 1-7 4.1-4.5 4.11-4.12 4.121-4.128
      
4.121 文は当の論理的形式を表わし得ない。それは当の文に反映する。
言語に反映するものを、言語は表わし得ない。
言語において自ずと現われるものを、我々が言語によって表現することはできない。
文は現実の論理的形式を示す
文はそれを呈す。
4.1211 例えば、「fa 」という文は、その意味の中に対象 a が現われることを示しており、「fa 」と「ga 」というふたつの文は、両方で同じ対象が話題にされていることを示している。
ふたつの文が互いに矛盾する場合、そのことはそれらが成す構造を示しており、一方が他方から帰結する場合も同様だ。以下同様。
4.1212 示され得ることがらは述べられない。
4.1213 我々の記号言語においてひとたび総てが調和しさえすれば、我々は正しい論理的見解をもつのだ、という自分たちの感じも、いま我々には解る。