論理哲学論考 1-7 4.1-4.5
      
4.1 ひとつの文は特定の諸事態の存立および非存立を表わす。
4.11 真な文の総体が全自然科学(あるいは種々の自然科学の総体)だ。 〔4.111-4.116
4.12 文は全現実を表わし得る。しかし、文は、それが現実を表わし得るためには当の現実と共有する必要があるもの――論理的形式――を表わすことはできない。
当の論理的形式を表わし得るためには、我々はその文とともに論理の外に立ち得るのでなければならないだろう。つまり、世界の外に。 〔4.121-4.128