現在の名称 :医王山安国寺
所在地 :栃木県河内郡南河内町薬師寺
宗派 :真言宗
「全国足利氏ゆかりの会」会員
「下野安国寺」は当時(足利幕府成立期)存続していた日本3戒壇で有名な「下野薬師寺」を指定したと寺の説明板にあった。なるほど、「官大寺」である[下野薬師寺」であれば関東では最大級の寺であるから「安国寺」にするには最も権勢を誇示できるところであっただろう。
訪問時ご住職さんが不在のため資料の入手が出来ず経緯の詳細は不明であるがぜひ知りたく思う。
現安国寺
「下野薬師寺戒壇院跡」に江戸時代に「六角堂」が建てられ現存している。
「六角堂」は建物、柱、礎石が全て六角形をしており、中の厨子に非公開の鑑真和上画像があるという。
そして堂下の土は日本、中国、インドの三国の土を混ぜ合わせたものといわれている。究極の堂宇か。
「安国寺」と「古代寺院」に興味を持つ私には一箇所で二重に楽しめる最高の場所といえる。
「下野薬師寺跡」は資料集に収録
2001/05
六角堂