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想い出の旅行写真館
ケアンズ旅行記(3)05/6/27

オーストラリア・ケアンズに旅行してきたときの記録です!

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27日、この日は今回のツアーにもともと付いている「モアリーフ観光」。

皆さんご存じ、グレートバリアリーフでスキューバダイビングしたり、スノーケリングをしたり、きれいな海を眺めながら食事をしたりというリッチな気分を味わえるツアーなのです。

しかし、前情報ではその場所に行くまでに乗る「SUN LOVER 号」という船がとにかく揺れて楽しいどころではないらしい!

体調も思わしくない(出発前から風邪をひいていた!)ので直前まで参加するか辞退するか悩んでいたのですが、この際だからということで参加することにはしたのですが・・・。

ほぼ確実に船酔いするだろうと見込んでいたので、ホテルを出る前にあらかじめ買っておいた酔い止め薬を飲んでおき、これまた昨日買っておいたサンスクリーン(日焼け止め)を塗り、「リーフターミナル」で乗船のためのチェックインを済ませました。

乗船のために桟橋で列に並んでいると、乗組員の撮影隊みたいな2人組がやってきてカタコトの日本語で「写真撮るから船の前に来て!」と話しかけてきて、ワケも分からず3枚ぐらい写真を撮られました。
「あとで金払わされるんだろうな!」と思いましたが、まぁ、いい思い出ということで・・・。

いよいよ乗船開始!サンラバー号は大きな客船で3階建て。
2階後方の外の席が風に当たることができて酔いにくいと聞いていたので一角に陣取りました。

JALパックの係員からいろいろと説明を受け、資料や景品などを受取り今回はやはりスキューバダイビングやスノーケリングには参加しないことにしました。

放送では、だいぶ風の強い気象条件となっているため沖のほうは波が高く船が揺れる可能性があるとのことで、これは!もしや!やばいことに!かなり不安になってきました。

出航時間が近づいてくると席はほぼいっぱいになり、我々の座っている2階外の席には中国人(?)で埋もれそうになっていました。
オーストラリアって中国人の観光客も多いんですね・・・なんだか、いつしか中国人で占領されてしまいそうな感じがします。

そして、いよいよ出航!
奥さん「あまり揺れねーな、これなら平気!」と言ったので、私「まだ、ケアンズの湾の奥だからだよ」とまじめな顔で答えたら、奥さんかなりビクついていました。

サンラバー号は徐々にスピードを上げ、ケアンズの町並みがどんどん小さくなっていきました。
横には熱帯地方特有のマングローブの森が広がっています。

外洋に出てくると案の定、だんだんと海がウネリ出し、船も大きく揺れるようになってきました。
「おおっ、海が荒れてるってこともあってけっこう揺れるね!」

で、ふと気が付くと周りの中国人たち・・・紙袋片手に青白い顔で苦しんでいるではないですか!(みんな、おえぇぇぇ〜!!!って^^;)

そう言えば、中国人たち、船に乗り込んできたときにはあんなに威勢のいい大声を上げて騒いでいたのに、今やこのありさまとは・・・。
我々は、目のやり場がなくなっちゃって、ずっと海の遠くのほうを眺めていましたよ。

我々は、酔い止めの薬と昨日買ったチュッパチャップス、そしてミントキャンディーのおかげで全然酔うことなく、至って元気に船旅を楽しむことができました(周りは惨劇でしたけどね〜)。

しばらく・・・そう、1時間ぐらいですかね、進むと、遠くに島が見えてきました。奥さんが近くにいた女性クルーに「What・・・?」と指差しながら尋ねてみると「Green Island!」という答えが返ってきました。

「あれがグリーン島かぁ、そっちのほうがよかったかなぁ」と奥さん。
グリーン島は45分ぐらいで行くことができ、日本人がとても多いのだそうです。
ちなみに我々がこれから行くモアリーフまでは1.5時間の船旅。
船に弱い人にはちょっとつらすぎるかもしれないですね。

何とか酔うことなく目的地モアリーフの人工浮島「ポンツーン」に到着しました。
周りは青白くてつらそうな顔をしたChineseでいっぱいでした。

ポンツーンはテニスコート2面を縦に並べたぐらいの大きさで、そこでスキューバダイビングやスノーケリング、半潜水艦などを行うのです。
ポンツーンの周辺にはさんご礁が広がり、すぐ近くにはさまざまな熱帯魚が泳いでいるのがよく見えます。

半分ぐらいはポンツーンに降り、残りはサンラバー号室内に横たわっていました。

我々は水の中には入らないので、半潜水艦を楽しむことにしました。
これは、20人乗りぐらいの小さな船底がガラス張りになっていて、海底の様子を水に濡れることなく眺めることができるのです。

間もなく半潜水艦の船が出発し、さんご礁の浅瀬近くをゆっくりと走り出しました(説明はすべて英語でした)。
しかし、海が多少荒れているためかけっこう濁っていてあまりはっきりとは海の中の状況が見えません。

時折り、浅瀬近くを通ったときだけさんご礁と熱帯魚がちらほら見え、これでもかというぐらい写真を撮りましたが、これといったいいショットは撮れなかったと思います。

すご〜い!という場面を見ることもなく15分ぐらいで終わってしまいました。
これはかなりガッカリな内容でした。
しかも、最後の最後で中国人の女性が袋に・・・おぃおぃ!って感じ。

ポンツーンに戻って、サンラバー号の中ではバイキング(昼食)の準備が整ったらしく、我々も昼食することにしました。
奥さんは主にカレー(ライスは日本と違ってパサパサ)、私はパン中心。味は・・・イマイチでしたが仕方がないですし、腹は膨れました。
おぇおぇやっている状況を目の当たりにしたあとでうまい食事ができるわけはないし・・・う〜む、なかなかハードなツアーだ!

昼食後、ポンツーンに再び移って、静かに様子を眺めていました。
とても風が強くて日差しもなく、ちょっと寒いぐらいの天候でした。

4〜5人のオージーおじさんグループがやってはいけない魚の餌付けをやっていました。
バイキングのパンをちぎって海に投げ込むと大小たくさんの魚がまるで腹をすかした鯉のごとく海面をバシャバシャさせて踊り狂っていました。
なんか、この辺の魚は餓えているのかなぁと思ってしまいました。
それから、人を怖がらないのか足元まで近寄ってきているし・・・。
まっ、結局、このオージーグループ、勝手に餌付けをやったということでクルーに怒られていました・・・ぷぷっ!

それから奥さんは運よくウミガメを見ることもできたようです。
私は別のところを見ていたので見逃してしまったのですが、推定50cmぐらいのウミガメが遊泳区域の中に入ってきて、クルーが懸命に「Don't touch!」と言って注意していたそうです。
そう、この辺りの生物にはたとえサンゴであろうと触れてはいけないのです。

ポンツーン上はじっとしていると寒いのでサンラバー号の中に移りました。
ソファーの上でボーっといているとだんだん眠くなってきてちょっとだけ横になっていました。

船内に本日最後のイベント「魚の餌付けショーをこれからやります」という放送が流れたので、私だけポンツーンに移動し、餌付けショーをやっている場所に行ってみました。
すでに30人ぐらいの人だかりとなっていて担当クルーがペレット状のエサを海に撒いていました。
撒くたびに熱帯魚が海面をバチャバシャさせて踊り狂っていましたがなんだか自分の釣りの情景が浮かんできて、撒き餌したときの海の様子と似ていてあまり感動はしませんでした。

10分ぐらい見て船内に戻りました。

それからほどなく帰る時間となり、我々は来たときと同じ辺りに陣取りました。
帰りは海のウネリがだいぶ収まっていてあまり揺れることもなく、朝のような惨劇はありませんでした(それでも顔色の悪い人が!)

現地時間午後5時過ぎにケアンズに戻ってきました。
夕日に照らされたケアンズの街はまた格別の美しさで、みんな写真を撮っていました。

帰港し、我々はどこにも寄らずにホテルに帰りました。
体中塩だらけでとにかく水で流したかったのです。
すぐにシャワーを浴びて頭のてっぺんから足先まで洗い流し、衣類を洗濯しました。

そして、十分休憩をしてから食事も兼ねて夜のナイトマーケットへと赴きました。

フードコートはごった返していましたがなんとか空いている席を見つけて昨日から目を付けていた「ラーメン一番」のラーメンを食べてみることにしました。

私は味噌ラーメン、奥さんは醤油ラーメンを頼みましたが、他にもとんこつラーメン、塩ラーメン、そしてオーストラリアらしいビーフラーメンもありました。

巻き寿司も2本買って食べてみました。

奥さんはけっこうおいしいと言っていましたが、私の味噌ラーメンはう〜ん、味噌の味がはっきりしていないのであまりおいしいとは思いませんでした。

オーストラリアでおいしいラーメンを望むほうがおかしいかもしれませんがまぁ、それでも日本の味が恋しくなったらいいかもしれないですね。

夕食後、そのままお土産店をグルグルと見て回り、Tシャツなどを購入。
それにしてもとにかく日本人が多い!これでは本当に英語を使わなくても生きていけますよ!って感じ。

ナイトマーケットを後にし、ウールワースで念願のミニクロワッサンを購入して、ホテルに戻りました。

かなり疲れていたのでベッドに横になるとすぐに寝てしまいました。

◆「オーストラリア・ケアンズ」に行こうよ!◆
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