写真 わきやくの殿堂10周年記念特別企画は、当サイトの超人気コーナ「ルイージのわきやくのはなしをしよう!」が約5年の沈黙をやぶり奇跡の復活!2000年のサイト開設以来わきやくの歴史はどう移り変わっていったのか。ゲーム業界におけるわきやくの役目はこのままでいいのか。次世代ゲーム機戦争に生き残りを賭ける現行3機種様をゲストに迎え今後の展望を語っていきます。






●次世代わきやく機戦争勃発!?●

ルイージ:わきやくの殿堂10周年記念特別企画ということで、今回は群雄割拠のハード戦争のまっただ中にいるWii様、PS3様、Xbox360様をゲストに迎え、トークバトルを繰り広げたいと思います。本日はお忙しい中お集まり頂き誠にありがとうございます。

Wii:こちらこそお招き頂き光栄です。本日は宜しくお願い致します。

PS3:わきやくの殿堂さんも開設10周年ですか。私共の先代PS2氏も2000年発売なので奇妙な縁を感じます(笑)

ルイージ:そうなんですよね。あの頃は初代PSさんがFF,DQというキラータイトルを独占し一人勝ちの状況からのPS2発売ということで、現在ほどゲームがあまりカジュアルではない時代にニュースでも取り上げられるなど鳴り物入りの登場でしたからね。

PS3:お恥ずかしい限りです(笑)。あの頃が一番良かった、とは言いたくないですが、私共が輝いていたのは事実だと思います。

Wii:あの頃は本当にソニーさん一人勝ちという状況でしたね。翌年ニンテンドーゲームキューブが発売されますが、ソニーさんの牙城を崩すまでには至らなかった。キラーソフトとしてロンチ投入された「ルイージマンション」があったにもかかわらず。

ルイージ:僕ここでつっこんだ方がいいんでしょうか?

PS3:つっこんだ方がいいと思いますよ(笑)。

Wii:いずれにせよ任天堂冬の時代が長く続きます。わきやくを生み出した任天堂が今度は自分自身がわきやくを演じるという。滑稽な話です。

ルイージ:さて、いままで無言を貫いていらっしゃるXbox360さんですが、どうかされましたか?

Xbox:いやぁ、ちょっと、恐縮してしまいまして。この場に呼ばれたことに。

ルイージ:というと?

Xbox:PS3さん、Wiiさんともに、日本のゲーム業界を牽引してきたビッグネームじゃないですか。私といったら欧米では人気ですが、日本では歴史も浅く、販売台数も少ないので、みなさんがおっしゃる「ワキヤク」というものではないかと感じています。

ルイージ:そんなことはないと思いますよ(棒読み)。

Xbox:ほら、やっぱり(笑)

ルイージ:いえいえ、本当に。日本の「ワキヤク」には二つの意味があって、映画やドラマなどで主役を引き立てる補佐的な役割をする重要な人物という意味と、確かに重要キャラなんだけどイマイチ知名度が低く斬られ役的立場にある人(わきやくの殿堂トップページから引用)があります。






Xbox:どっちもマイナスイメージですよね?

ルイージ:それは違います。先日惜しくも亡くなられた藤田まこと氏が「主役を生かすも殺すも脇役次第」という名言を残されています。5周年の時にわきやくの話をしようでも言いましたが、物語に主役ばかりでは、味が濃すぎて観客が食傷気味になってしまいます。名脇役というスパイスがあって初めていい演劇や映画ができあがるものです。これはゲームにも同じことが言えます。登場キャラ全てが強キャラの格ゲーが存在するでしょうか?馬車の必要がないドラクエシリーズが存在するでしょうか?ジャンプ力ばかり高くてブレーキが効かない某キャラがいるスーパーマリオブラザーズ2がクソゲーだと誰がいえるのでしょうか?ブライやミネアなどの万年ベンチウォーマーの彼ら彼女がいるからこそ、クリフトのアホザラキっぷりが目立つというものです。スーマリ2のルイージこと私がいることによって、兄マリオのブレーキの重要性が光るものなのです。しかしながらブライやミネアを嫌うゲームファンが存在するでしょうか?いないですよね。わきやくとはそれほど重要なポジションなのです。

Xbox:なんとなくわかったような気がします。

ルイージ:Xboxさんも隠れた名作が大変多いように感じます。ヘイローなどは日本にあまり普及していなかったFPSというジャンルを一気に開拓したかのような感があります。その流れで地球防衛軍3なども人気があります。そのほかにはアイドルマスターがありますか。これはPSPやDSなどにも移植されていますが、やはりアーケードからの初移植ということで販売台数増に結びついたといえるでしょう。またアーケーダには感涙の電脳戦機バーチャロン オラトリオ・タングラムの配信が開始されました。まだまだXboxの快進撃には続きそうですね。

Xbox:どうも最近、アーケードゲーマーやギャルゲーマーに歓迎されるハードは某ドリキャス氏の影がちらついてしまって不安だったのですが、そう言って頂けると嬉しいです。

ルイージ:さて、わきやくハードと聞いて、思い当たる節はございませんか?PS3さん。

PS3:あぁ…くると思ってましたよ。その話題(笑)。彼のことでしょ?PSP郷…

ルイージ:PSPgoですよね。PSP郷で検索するとかなりイカしたサイトがトップに表示されるのはここだけの秘密ですが。

PS3:まぁそれはさておき。私もなぜあんなハードが投入されたか未だに疑問です。ゲームはネット購入のみ、しかもそのネット購入もそれほどソフトが充実しているわけでもない、そして2万6800円という強気な価格設定。伝説の名わきやく機器アタリのリンクスの発売価格29,800円にせまる勢いです。ベンチがアホやからで済まされる話ではありません。

ルイージ:時としてゲーム業界のハードメーカーは突拍子もないモバイル機器を投入する時があります。ねぇ、Wiiさん?

Wii:もしかしてバーチャルボーイのことですか?あれはモバイルではなく据え置き型ですよ。そこを勘違いしないでください。

ルイージ:いや、論点はそこではなくて…

Wii:すみません。ついカッとなってしまって…。アレのことを言われるとどうしても自制が効かなくなってしまって…

ルイージ:お気持ちは良くわかります。お部屋のインテリアとしては最高の品なのですが、肝心の性能の方は…

Wii:さっぱりですよね。時代を先取りしすぎたハードってああいうことを言うのだと思います。映画アバターの大ヒットを受けた昨今の3Dブーム時代にでていれば状況は少し変わっていたかもしれないですね。

ルイージ:それはちょっと違うような気がしますが…しかし先日の発表以来話題になっているニンテンドー3DSの元祖がバーチャルボーイというとわきやく冥利に尽きるというものですね。

Wii:わきやくにすらなれなかったハードが多い中、思い出して頂けるだけでも立派だと思います。おかげさまでニンテンドーDSも快調ですのでありがたいことです。









ルイージ:さて、お時間も残り少なくなって参りましたので、最後に今後のわきやくの展望について語って頂きたいと思います。まずはPS3さんから。

PS3:先代のPS2一人勝ちの状態から比べると、現在の状況は決して良いとは言えません。累計販売台数平成22年5月の時点ではWii1027万台、PS3が507万台、Xbox360が126万台とWiiさんに大きく水をあけられている状況です。むしろ我が陣営のPSPが1441万台と健闘しています。このままでは私がわきやくハードと呼ばれかねません(笑)

Xbox:私の方も同様です。Wiiさんと比べると約一桁も普及率が違う。このままでは志半ばで去っていった伝説の名わきやく機器達、そう、3DO氏、PC-FX氏、プレイディア氏、ピピンアットマーク氏に申し訳が立ちません。

Wii:今でこそ私の一人勝ちの状況ですが、これも全てPS2全盛の時代に苦渋を味わったからこその状況です。わきやくキャラを生み出し、わきやくそのものを経験したからこそ現在の俺TUEEE!的なことが言えるのです。

ルイージ:皆さん現在の状況に決して甘んじることなく常に危機感を持って事に当たっている姿を垣間見たような気がします。本日はお忙しい中本当にありがとうございました。

Wii,PS3,Xbox:ありがとうございました。









ルイージのよもやま話をしよう:2010年を迎え、ゲームは3D化へ向けて確実に進化を続けている。それを担うハード達は生き残りを賭け日々並々ならぬ努力を続けていることがわかった。次回更新は5年後になると思うが、そのときゲームはどうなっているのか?まさに神のみぞ知ると言った感じだ。でもやっぱXboxはきついかなー(←暴言)

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