ガレージシャンソン歌手山田晃士の 『嗚呼、泥沼回顧録』 其の参拾七 〜一途だろうが浮気しようが〜 |
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早いもので師走。たまったツケは何処へやら、呑みまくりの日々だ。 間違い無くアルコールは人間を駄目にするな。へべれけ〜。 皆様も要らないモノは猿と一緒に檻の中へ置き去りに、 要るモノだけ鳥と一緒に籠の中へ移して除夜の鐘を打ちましょうぞ。 ゴ〜〜ン×108...。 さて暮れてゆく2004年、 今年は私にとって節目の年でもあった。 まずハードロッックバンド『AROUGE』のヴォーカリストとして 塩化ビニール盤を発表したのが20年前。 それからソロとして『ひまわり』を発表したのが10年前。 ふた昔&ひと昔前のお話である。 特別な感慨もなくしらんぷりをしていたのだが、 先日AROUGEのギタリスト橘高文彦<XYZ→A>から連絡があり、 奴のデヴュー20周年記念ソロアルバムに参加する事になった。 作詞と唄で二曲。おまけにAROUGEのアルバムも再発するらしい。 そのレコーディングに行った時の事、 既に録音を終えている数曲を聴かせてもらった。 素晴らしい!奴は本物だ。真のヘヴィメタルだ。 お城が似合う様式美ハードロックの世界。 ホーンテッドマンションで暮らせそうである。 ある意味奴は二十年前と何も変わっていないのだ。 私はどうだろう...。 興味があれば何処へでも行き、つまみ食いして、 インチキが大好きで、B級なモノに惹かれる。 現在はガレージシャンソン歌手。 でも結局は私も同じ穴のムジナ、そんな気がする。 一途だろうが浮気しようが根っこの部分は変わらない、 いや、変われないのかも知れない。 二人とも思春期にロックという名の厄介な亡霊に取付かれてしまったのだから...。 死ぬまで除霊不可能。 では皆様、良いお年を。
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