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鳩" heartWhat is your peace?


イマジン



皆さんのお手紙や報告の一通一通から、深い哀しみや怒りが伝わってきます。
私もほとんど途方に暮れて. . . それでも希望を持ってる しぶといヤツ。 - smile -


アフガニスタンでは、市民が飢餓の危機に直面しているそう. . . 。
ソビエト軍の侵攻や内戦や干ばつのために、今までも生き残ることがやっとで、食糧などの支援を必要として来た人々が、国境封鎖のために、さらに苦しんでいます。

彼らの土地はすでに地雷でぼろぼろ。学校も病院も農場も、すべてを破壊されつくされて、国連やNGOの支援に頼るしかない難民たちに、今や、救援物資も届かない。そこには何万もの障害を負った孤児がいます。

その上に、空爆だってか?



アメリカ人は、何なんだ?  私たちがクジラを食べると、クジラが可哀想だと怒るくせに。 動物の虐待には、あれほど過敏に反応するのに。

日本人は、何なんだ? 「地球にやさしい」とかいうことを歌いながら、モノを売ったり買ったりしているのに。

どうしてこんな酷いことを許せるの?
人のいのちは、等価じゃないの?

テロリストやタリバン政権が悪いから? アメリカ政府に追従することが外交的に得策だから? 中東問題は複雑だから? 遠い国のできごとだから?


日本の人たち、おとなし過ぎませんか?  いろんな考え方の人がいるはずなのに、感想すらあまり表に出さない. . . 。他人のことには関心がないの? 政治的なことを言うと嫌われちゃうから?

わたし思うの。これは、政治や経済の難しい問題ではなくて、人としてどう感じるか、どう生きるかってことなんじゃないかと. . . 。「考える」というよりも、「感じる」ことのような気がする。

だからこうして書くことを 「勇気があるね」と言われるたびに戸惑います。
たとえば、「アニメ映画では『風の谷のナウシカ』が好きだな 」って書くのと 同じ類のことだもの。勇気なんていらないの。



今回のことで、民主主義の、いわゆる自由の国でも、報道の仕方じたいが問題になっています。日本も例外ではありません。

22日のロイター通信。
米同時多発テロへの米軍による武力報復の是非についてのアンケート調査で、欧州や南米などの国々では8割から9割の人々が、武力行使よりも、テロの容疑者の身柄引き渡しと裁判を求めている、と判明しました。

その調査では、米国でも、武力による報復を支持している人の割合は54% です。
明らかに、合衆国政府の発表よりも、ずっと低い。

どちらの数字が実情に近いのかは判らない。けれど、数字を鵜呑みにしたり、メディアに踊らされるのはこわい、ってことは判ります。

「賛成」、「反対」、「わからない」、「考え中」、何でもいいから、みんなに、もっと声を出してほしい. . . 。もしも、戦争が好きでないのなら、一層のこと。だって、ノーコメントは実際には「支持」の側にカウントされてしまう. . . 。



今まで、署名のメッセージ欄などにも、Not arms, but flowers. (武器ではなく、花をください) と書いていました。

でも、いろんなことを知るにつれて、
Not bombs, but milk and flour. (爆弾ではなく、ミルクや小麦粉を) という気持ちに変わってきました。

どの国の飛行機でもいいから、アフガニスタンへ行って、粉ミルクや医薬品や毛布を 落としてほしいよ !


無理な相談ではないと思う. . . 。
だって、この時代、人類は宇宙へも行けるんだもの。


アメリカのある先住民族のお話ですが、
自分たちのためではなく、七代後の子孫のために「良いこと」を知り、決定できる、そんな人が「酋長」に選ばれるそうです。

私たちも、来るべき世代の、子どもたちの子どもたち、そして、まだ生まれていない大地からやってくる新しい生命のことを想像したい. . . 。

      Life is beautiful.

                                                                        2001. 9. 25 夜明け −やみぃ
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いつも一緒
Not bombs, but milk and flour.

素敵なサイトで、「イマジン」の音楽が聴けます。
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