水軒最終日(その2)

その1へ

水軒行最終列車 水軒行きの最終列車です。定期列車のためワンマン用の7197Fでした。写真はまだセレモニーの前なので記念円板は取り付けられていません。

 臨時列車が和歌山市に着いたときには、既に先頭車両は満員になっていました。2両目の方はまだまだ余裕があったんですが、先頭車は窓から乗りだしてセレモニーを撮ろうとする人などで大変なことになってました。また、中間改札のところで入場制限がかけられていたようです。

この方向幕もこれで見納め 和歌山市−水軒の方向幕もこれで見納めです。まあイベントなどで方向幕だけ掲出されることがあるかもしれませんが、実際の列車とは重みが違います。

駅員が記念円板を持って登場 発車10分前の15時10分頃、セレモニーのために駅員が記念円板を持って出てきました。一番左に見える冬服の人が司会進行です。右側に少しだけ見えますが、車内は大変なことになっています。さらに左の柵付近にはテレビカメラも何台か来ていました。

セレモニーの司会の人
 司会自己紹介及び隣に見える花束を持っている2人の紹介のあと、水軒駅についてスピーチしていました。大体の内容は、「水軒駅は昭和46年に木材運搬用の貨物駅として開業しました。駅構内は比較的広く3本のレールがありましたが、ホームには上屋もなく開業当初から旅客列車は1日2本でした。昭和57年の1日平均乗客数は17人、平成13年には6人となりました」、といった感じでした。

 この内容は水軒で売っていたスタンプの台紙に印刷されているものとほとんど同じでした。どうせならもっと違うことを言ってほしかったと思います。

前後で別々の行先円板 スピーチのあと、この日のために特別に作られた記念円板の紹介がありました。1分ほどこの状態で見せたあと、列車に取り付けに行きました。ちなみに当然ですが裏は両方とも真っ白です。

 向かって右側が1両目に、左側が2両目に取り付けられました。2両目に取り付けに行くときは、非常にこんでいたので左側の柵を開けてまわっていきました。

運転士と車掌に花束贈呈 記念円板お披露目のあと最後の最終列車を担当する運転士及び車掌に花束が贈られました。その後車掌及び運転士はそれぞれの場所に行き、和歌山市駅駅長の出発合図により満員の乗客を乗せた最終列車が出発しました。

 その3へ