JR四国8000系非貫通型先頭車

 JR四国初の電車特急である8000系は1993年の予讃線の電化にあわせて1992年に試作車が登場、翌1993年から本格的に量産が開始されました。

 8000系量産車にはグリーン車を含む5両編成と増結用の付属編成となる3両編成があり、2000系気動車に続き制御付自然振子を採用しています。

 松山止まりの「しおかぜ」、「いしづち」はこの車両で運転されます。5連の岡山・高松側が半室グリーン先頭車です。JR四国の特急車両のグリーン車は需要を考えほぼ全て半室グリーン車となっています。

JR四国8000系貫通型先頭車

 こちらは「しおかぜ」と「いしづち」を連結することになる先頭車です。これぞ切妻形といったかたちの先頭形状で、かなりのっぺりとした顔になっています。

 5連は松山側、3連は高松・岡山側がこの先頭車です。電気連結器を装備しているなど連結・解結作業の迅速化を目指したつくりとなっていますが、空気抵抗はかなりあると思われます。

製造初年(試作車):1992年(平成4年)
製造初年(量産車):1993年(平成5年)
制御方式:GTO素子使用VVVFインバータ制御
8000系使用の特急:「しおかぜ」「いしづち」  

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