JR東日本115系1000番台(長野色)

 115系は113系に抑速発電ブレーキをつけて山岳路線に対応させた形式です。また半自動扉となっており、寒冷地対策もされています。当時の近郊型列車の標準であった3扉セミクロスシート車である115系ですが、実は面白いことに113系よりも数ヶ月ですが登場時期が早いのです。

 1000番台車は耐寒耐雪構造を備え付けたものです。シーとピッチの拡大も行われており、それに合わせて車端部などの窓配置が若干変更になっています。

 長野地区の115系は、長野オリンピックに向けて1992年に今の色に塗り替えられました。ちなみにその前の1989年から1992年まではアイボリーをベースに緑と赤のラインというカラーリングでした。169系も同じ色に塗り替えられています。長野地区の115系のパンタグラフは最近シングルアーム式のものに交換されており、E231系の増備が続く中まだもう少しは115系の活躍が続きそうです。

製造初年(1000番台):1977年(昭和52年)、基本番台は1962年 制御方式:抵抗制御

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