こちらは南武線用の103系です。カナリア一色の6両編成です。南武線103系時代の後期は全ての103系が高運転台のATC対応車に揃えられており、妻窓の埋め込み、前面運転台窓の金属押さえ化、転落防止幌の取り付けがほぼ全編成に施され、統一感がありました。 以前は6連×15編成の計90両が所属していましたが、山手線からの205系の転属により徐々にその数を減らし、2003年末には5編成まで減少しました。今後も山手線からの転属は続けられ、早ければ2004年度初頭にも全車廃車となる見込みです。 |
こちらは貫通型先頭車の1000番台です。昔は常磐線各駅停車(地下鉄千代田線直通)用に1000番台が用いられていましたが、その役目を203系に譲った後は基本番台に組み込まれ常磐線快速として走っています。 貫通型といっても地下線乗り入れのために取り付けられたもので、2編成併結などの際の通り抜けなどは一切考慮されていません。単に地下線乗り入れのための基準を満たすためにつけられたもののようです。 常磐線では取手以南の常磐快速用として活躍を続けていた103系ですが、E231系の同線進出により徐々に廃車が進められています。103系の活躍を見られるのも今の内ですので、気になる方はお早めにどうぞ。 |