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それでは、肝心のゲームをしてみましょう。 その前に「このデスクリムゾンの本体はオープニングムービーである」とはよく言われる事デス。 そう、ゲームの方は”オマケ”であり、普通の人はそこでスイッチを切っても構わないのデス。
しかし、ここではゲームをやらなくては始まらないので、デスクリムゾンのために買ったバーチャガンを構えます。デスクリムゾンのために買ったと言う時点で何かが狂ってるような気はしますが。 ではスタート!・・・・5秒後・・・・なんかコンティニューの数字が点灯しています。 どうやらわけが分からない内に秒殺されたようデス。 何という事でしょう! 開始直後に主人公が死亡したのは「スペランカー」以来デス! このゲームは、ガンシューティングに付き物の一発弾を受けた直後に出来る無敵時間と言う非現実的なものはありません。 だから体力が満タンでもいきなり死ぬ可能性を秘めています。 また、始めコンティニューは一回限りなので、結局約30秒で完全にゲームオーバーになりました。 そして例のエコールロゴを強制的に見せつけられます。 精神的ダメージを受けました。 ちなみにコンティニュー直後でも敵の攻撃は全く容赦はありません。敵の沢山いる中でコンティニューをすると ゲーム開始後0.3秒以内に瞬殺と言う事態も現実に起きます。
またオプションでゲームの難易度を下げる事は出来ません。 オプションには「ステレオ」「モノラル」の設定しかありません。 ここまで潔いと気分爽快デス(ドコガ?)
更に、ガンの照準が初めから右下にずれています。 どうやら進化する銃「クリムゾン」も精度は中国製のトカレフ並のようデス。
これを照準設定画面で照準を直す必要がありますが一発撃つとタイトル画面に戻るので、 確認が出来ないと言う大きな欠陥があります。
ゲーム中にトリガーをひいても弾の出ない事があります。弾づまりと言うものまであるとは、なんてリアルなんでしょう! これはバグとも言いますが。
とにかくここまで見ただけでも一部の隙もありません(ク○ゲーとして)、さすがはデス様! こんな状況でも、なれれば結構進める様になります。 次々と出てくる いつのまにか体力が減っているのデス。 後は越前が攻撃をくらった時の声で分かるくらいデス。 ここでは 「くっそー」 「このやろう!」 「やりやがったな!!」 などと相変わらずのキンキン声で叫んでくれます(しかも緊張感の無い声で)。 オープニングムービーの時は10年前であり、越前も19歳であった為キンキン声でもなんとか許容範囲内としても(それでもかなり無理はある)29歳でも全く声は変わっていないのデス。 そして何故か通称「佐藤」と呼ばれている民間人を間違って撃つとやる気の無い声で「おうのう」と言ってくれます。 また、この「佐藤」もテレポートして登場します。どうやら「佐藤」も独特の進化を遂げたようデス。 他にも民間人は存在します。「ムササビ」デス。撃つと「おうのう」と叫びます。つまり民間人なのデス。 「何故ムササビがしゃべるのか?」「何故ムササビが民間人なのか?」と言う当然の常識的な疑問はデス様にはナンセンスなのデス。 当の越前の動きも変デス。なん躊躇もなく道路や広場の中央へ行ってしまう姿はとても元傭兵とは思えません。 かと思うと目的地に直行せずにグルグルと色々な方向を向いて回り道ばかりして妙に慎重なところもあります。 プロフィールの「抑えてはいるが」「行き当たりばったり」「カッとしやすい」等の性格はここで反映されているのでしょうか? その他、撃つと残機が増えるエコール噴水、どう見ても「たわし」にしか見えない敵、唇の化け物などを見ると、確かに「エコール社に一体何があったんだ?」と考えてしまいます。 またこのゲームの大きな欠陥として突然画面が止まったり、敵が突然無敵になったりしてゲームが続けられなくなる事がよくあるのですが、このゲームを作ったエコール社の真鍋社長によれば、これは欠陥では無く「このゲームの仕様」と言う事デス。 イメージ図
こうしてゲームをなんとか進めていきますが、ステージが進んでも、中ボスを倒しても、ゲームそのものをクリアしても謎は一切あかされません。KOT症候群とは? クリムゾンとは? クリーチャー出現の因果関係とは? ゲーム中に通り過ぎた土地の関連性とは? 最後は何故宇宙船に飛ばされたか? などの説明は一切無いのです。 説明書のストーリー説明では、ただでさえ日本語が変なのに、熟読するほど、ゲームを進める程、余計に謎が深まるとはこういう事なのです。
ゲーム内容全ての話をしてもネタバレにならないと言う、今までに無い画期的な演出は見逃せません。 |