ヤスリで作るナイフメーキング肉体労働編 13
#84
タングの接着準備。
研磨の終わったハンドル材にタングのラインを罫書き。
左右の年輪が繋がるように左右対称が良い。
罫書き線は油性のマジックは使わない事
ハンドル材に染みこんで余計な模様を出すことがあります。
#88
切り落としが終わりました。
余肉を残しすぎるとヤスリ掛けが大変なので出来るだけ余肉を
落とす。
ここで欲張りすぎるとタングやブレードに傷を付けやすくなるので
丁寧にゆっくりと作業する事。
#85
ハンドルの接着
接着剤をタングの罫書き線に沿ってタング全面に
塗りクランプで固定、硬化を待つ。
写真のクランプは100円ショップで購入した物です
厚みのない物でしたら充分使えます。
タングにテーパーが付いていないのですが固定するときに
接着剤がはみ出てハンドル材が動く事が有ります
クランプで固定したら必ずヒルトとハンドルの隙間を
チェックした方が良いです。
#86
接着剤は二液混合のエポキシ系。
硬化時間が多少掛かりますが、ハンドル材とタングの
間の隙間を埋めるのに効果あり。
正確な面が出来ていれば瞬間接着剤でも問題有りません
硬化時間の短縮で製作時間も短縮できます。
接着剤は説明書に記載してある硬化時間を
厳守してください。
#87
不要部分の切り落とし。
木材用の鋸でも切ることが出来ますが直ぐに切れなく
なります出来るだけ金鋸の使用をお勧めします。
切断はタングから1o位の所で止めておき、後でヤスリ掛け
の削り代を残しておきます。
くれぐれもハンドルごと切らないでください
ハンドルは熱処理して有るので切れる事は有りませんが
傷が付いてしまいます。
#89
ヤスリで余肉を削る。
ヤスリは荒目の甲丸、外形を削るときはどうしても
タングに傷が入りますが、後でペーパーで取れる程度の
傷にしておくこと、欲張っては行けません。
#90
ヤスリ掛け終わり。
タングぎりぎりまでヤスリを掛けました、傷も多少有ります。
ヒルト部分には滑り止めを入れてあるので、少し余分に
残してあります。
タングに残った接着剤はハンドルの穴明け後カッターナイフで削り
落としアセトンで綺麗に拭き取ります。