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雑音に敏感であることの美徳


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6月23日
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 2006




 2005

■ラッキーカラー

毎日天気予報を見るように、その日の占いを必ずチェックするサラリーマンやOLさんが増えていて、各局時間帯をずらして視聴率獲得を狙っている、なんて話を何時だったか聞いた事がある。

「ふーん、こんな時代だから、無宗教の日本人でもミエナイチカラにすがりたくなるのかね。」 なんて他人事のように思っていたが、最近それが他人事でもなくなってきてしまった。

母はちょうどその時間帯は朝食を摂りながらテレビを見ているのだが、必ず家族の占い結果をメモる。
「あー、今日はラッキーアイテム聞き逃しちゃった!」
とか言いながら箸をえんぴつに握り替え、
「〇〇(私の名)、今日はラッキーカラーは青よ!」と部屋までわざわざ言いに来たりする。

時には携帯のメールで占い結果を送ってきたりも。年増がいつまでも実家でゴロついているため、恋愛運がいい時には特に嬉しそうだ。

私は占いはあまり信じない。だから最初は聞き流していたのだが、毎日の事なので、「そうか、今日は緑か。」などとつぶやきながら、いつからかラッキーカラーをその日の装いに取り入れるように。

これには意外な効能が。

とにかくアイテムの選出基準が色のみなので、肌寒い日にピンクのポロシャツを着なければならなかったり、蒸し暑い日にどうしても黄色の長袖シャツを羽織らなければならなかったりするのだ。

こうして「色」という縛りを作ると、自分のワードロープの弱点が浮き彫りになる。(ちなみに私は黄色とオレンジをあまり持ってない。)

そしておまけに、昔から絵に色を付けると、「付けなきゃよかった・・・」と必ず後悔するぐらい色彩感覚の無い私が、「〇〇さんの色合わせが好き!」なんて言われた事無いような事を言われる快挙!

こうなると、毎朝ラッキーカラーをチェックせずにはいられない。ここで問題になるのが占いの放送時間だ。8時20分頃には家を出なきゃならないのに、8時にならないとラッキーカラーがわからない。

これはちょっとコーディネートの迷宮に迷い込んでしまうと、けっこうなギリギリ感。

(2005-06-23/B)


提案;クールビズに戸惑う中高年層のためにも、占いの放送時間を早めてはいかがでしょうか?(B)



 2004

■異文化

母のお供で明治座(コント55号出演の舞台)へ行った。

「本当にできるのかと心配だったが、いざ始まったら日に日に元気になってるね。」と、ジローさんへの欽チャンの言葉は印象的であった。だが、より印象的だったのは明治座の売店エリアである。

プログラムや弁当、飲み物などは当たり前だが、劇場の売店ではお目に掛かれないものがたくさん。八つ橋や人形焼などの和菓子、さつま揚げに笹かま、辛子明太子、ちりめん山椒…。しかもそれらは専門店として売店エリア内に軒並み存在し、中には民芸品専門の売店ってのまである。

通路の空いたスペースにはハンガーに吊るされた衣料品がズラリ。まるで巣鴨のようなこの景色に混乱し、カルチャーショックに陥った。

女性研究員2名が日本を離れ異国での休暇中、私は私なりの異文化を体験していたのだ。グローバル化は進んでいる。異文化でなく、異次元のようではあったが。

(2004-06-23/EC)


ちなみに、その公演を私の母も観に行っていた。実はブーム?(C)




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