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雑音に敏感であることの美徳


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5月25日
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 2005

■国の表記

国の名前を漢字一文字で表すことがありますよね。

日本は「日」
アメリカは「米」
イギリスは「英」
フランスは「仏」
イタリアは「伊」
ドイツは「独」
ロシアは「露」
中国は「中」
韓国は「韓」
北朝鮮は「朝」

このへんまでは誰もが知っている。
しかし、オーストラリアの「豪」あたりからあやしくなる。

スペインは「西班牙」、ポルトガルは「葡萄牙」。同じデスティネーション同士、牙つながり。ポルトガルはさすがはポートワインの国ってかんじ。でもスペインはちょっとサイパンぽい。

ニュージーランド「新」。new=新 か。安易な。ブラジルの「伯剌西爾」、ベルギー「白耳義」。なんとなくソフトバンク代表っぽい。フィンランドは「芬蘭」と書くらしいけど、「芬」て漢字を見たのは、今が初めてだ。オーストリアの「墺太利」もこれが初めて。瑞つながりのスウェーデン「瑞典」とスイス「瑞西」。ずいてんて?ずいさいて?

ポーランドの「波蘭」は、林家こん平の登場を思い出す。オランダは「和蘭」と「阿蘭陀」。朝起きた時の気分でどちらにするか決めるわ、みたいなおしゃれさがステキ。

国それぞれに歴史があり個性がある。それをわざわざ漢字にあてはめ、できれば一文字でわかるようにお願いしますというのは無謀な気もするが、おかげで電車の中吊りや盗み見した新聞の見出しから、国家レベルの問題を瞬時に察知することができる、という便利さもある。

漢字が決定するまでの背景にはいろんなドラマが隠されていそうだ。
垣間見たい。プロジェクトXで企画してくれないだろうか。

アメリカと北朝鮮との問題が取り沙汰される時、「米朝」と表記されることがしばしばある。いや、ほとんどそうだ。今日も中吊りで見たが、私はその並びを見るたびに、ブッシュでもなく金正日でもなく、ある人の顔が浮かぶ。

「米朝」間のシビアな問題の裏で、笑いという光をもたらしている師匠の、なんと素晴らしいことか。山田く〜ん、座布団いっぱいあげちゃって!

(2005-05-25/C)

パソコンで国名を打った際に、漢字の変換まで用意してくれているのも素晴らしい。誰かが「漢字も入れましょうよ!」とか会議で戦ってくれたに違いない。山田く〜ん、そっちにも座布団だ!でも「タイ」はどの漢字なのかわかんないけど。(C)



 2004





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