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雑音に敏感であることの美徳


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5月19日
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 2006




 2005

■Made in Sweden

現在、話題のPIANO MAN。

突如、イギリスの海に流れついた彼は、コトバも通じず、ただスウェーデンの国旗と精巧なグランドピアノの絵を描いたという。

何かに似ている。
先日、予告篇で観た映画だ。

「グッバイ、レーニン!」の主演、ダニエル・ブリュールと「ムッソリーニとお茶を」のおばあちゃん2人(ジュディ・デンチ、マギー・スミス)が共演した「ラヴェンダーの咲く庭で」。イギリスではエリザベス女王も涙したという。

こちらのダニエル演じる青年も、イギリスの海岸に流れ着き、記憶は失いコトバも通じない。 おばあちゃん2人は彼を献身的に看病し、ヴァイオリンを与えると彼は水を得た魚のように すばらしい音色を奏ではじめる。彼は有名なヴァイオリニストだったのだ。

そっくりすぎる。
本国イギリスでは昨年公開されているが、日本は6月4日公開。

あまりのできすぎさんにプロモーションだろうと疑わざるを得ない。まさかヘラルド? もしくは映画を観たスウェーデンの無名のピアニストが、「そうだ!」と思ってセルフプロモーションしたか。

と、疑ってしまう自分はなんと心が汚れてしまったのか、とがっかりもする。本当に記憶喪失の男性なら、心底心配してあげるべきなのに。ごめん。だってさ、カンヌの真っ最中だもの。

と、思っていたら、今日の「とくダネ!」でデーブも同じことを言っていた。

もし本当に気の毒な男性ならば、どうか彼の望む生活になりますように。プロモーションならば、話題になってしてやったりですね、ということで。優しいウソではないからちょっとネガティブですけど。

(2005-05-19/C)



 2004

■このサイトの行方

このサイトを老いるまで作る、と宣言していると、いろいろと考えることがある。

例えば、老後のこと。それまで作成してきたサイトは、ぼくにとっては資産になっているだろう。すると、ぼくはサイトの遺産相続の問題で頭を悩ませているだろう。両肩を息子Bの嫁に支えられながら、遺書に「shink-tank web」は、息子Bに贈る、などと書くのだろう。本当は息子Aに贈りたいのに。

また、将来、サイト遺産に相続税なんかが適用されるようになっていることも考えられる。それまでにはプロジェクトも300個くらいになっていて、資産価値が2億円くらいになっているから、ぼくは、税金の支払い能力が息子Bにはあるのかどうか、と悩んでいることだろう。なけなしの土地を売却しなければいけなくなるんじゃないか…、とか。

他にも、ホームページ容量が全世界的に不足することでHP容量に莫大な価値が発生・高騰し、かつてのバブルのようにHP容量転がしなどが起きないとも限らない。その時、息子Bは研究員とともに適切な判断ができる大人になっているのかどうか? 「ついてる、ついてる、ついてる…」とか言っていないかどうか。

さて、それまでに「プロバイダ ゼロ」が残っているか? せっかくみなさんに覚えてもらったアドレスを変更しなければならないのは、つらい。卑近なことではあるが、それが今一番の心配ゴトである。

(2004-05-19/K)




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