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雑音に敏感であることの美徳


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4月8日
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■激安戦線異常あり

激安店と言えば百均(百円均一)。広い店内に豊富な品揃え、商品の単価の安さに対し、接客の丁寧さ、迅速な対応は今までのディスカウント店と比較しても目を見張るものが。ああ、それなのに、一度は覆されたその常識を平気な顔して再度バックドロップする店が存在する。

私が住むのは失業に便利な“職安”所在地だけど、その近くにあるのがこれまたプータローの財布に嬉しい衣料品が激安の店。10坪程度のスペースに所狭しと下着類がうなっていて、すべて返品不可。パジャマなんか300円だけど、パッケージを開けたら最後You must buy。半袖か長袖かを知る権利も無いのか。

「サンプルは売りません。どうしてもと言う場合には手数料500円いただきます。」

と、399円の商品のボデーにぶら下がっているかと思えば、ワゴンには

「この商品は接客しません。質問などは一切受け付けませんので、それでもいいという方だけ買ってください」 

との表示。レジ横の業務連絡メモには

「今月の目標:床に商品が落ちていない店を目指そう」

ここでは、商品より店員の手間の方が明らかに対価価値が高い。これらの高飛車な言いようは、激安戦線における勝ち組の風格さえ漂わせてはいまいか?ユニクロの丁重な接客に、恐縮して逆にペコペコしてしまう私のような人種には、意外とこの店の方針が合っているのかも。


(2004-04-08/B)


“職安”と“激安”。字面も似ていれば、人が群がっている感も似ている、どんなときも。(C)



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