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雑音に敏感であることの美徳


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3月21日
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■priceless

高層ビルが乱立する都会では、このところ日照問題が取りざたされている。光のあたらない部屋。真っ暗な校庭。そこで開発されたのが「ミラー式採光装置」なる商品。簡単に説明すると、“屋上にでっかいミラーを設置し、そこにいったん太陽光を集め、光の届かない場所を間接的に照らすシステム”といったところ。

いわばハワイの絵や写真の前で水着を着て気分を味わうバーチャルリアリティ、みたいなものだろうか。このシステムを開発した会社には確実に怒られそうな比喩だが。

キリンジの歌に、「時は2015年 陽炎も買える街」「砂漠の雪ならひと匙いくらで買える?」という歌詞がある。それが現実となる日もやって来るのだろうか。

水を買う。太陽を買う。そういえば人工雪は、既にある。かつて、「もしも太陽がなかったら地球はたちまち凍りつく」という戦隊ヒーロー(※1)の主題歌があった。サンシャイン メイク アス ハッピーと、住宅会社のCMでも歌われている(※2)。エコエコ言うタイプではないが、太陽を買っているという現実を知り驚愕した。

やっぱり自然て、お金じゃ買えない価値がありますよね。 


(※1) 太陽戦隊サンバルカン:バルイーグル(赤)、バルシャーク(青)、バルパンサー(黄)の3人編成。「サン」に“太陽”と“3人”をかけている、らしい。

(※2) へーベルハウスだったような。あのCM、とてもスキです。


(2004-03-21/C)




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