星々は歌う
bom Hovmey |
runpI' mach jIH, jIrun 'ej jIpI'. naDev ret'aq tu'lu', naDev yIb tu'lu'! SeS qaSchu'DI' jIjach 'e' yIQoy, HIwoHchoH 'ej HIqangchoH. |
I'm a little teapot, short and stout. Here is my handle, here is my spout! When I get all steamed up hear me shout, Tip me over and pour me out. |
<用語解説> | |
runpI' | ティーポット (n) |
run | 背が低い、短い (v) |
pI' | 太っている (v) |
ret'aq | (バトラフ・ナイフの)ハンドル、柄、握り (n) |
yIb | 穴、通気口、注ぎ口 (n) |
SeS | 蒸気 (n) |
jach | 叫ぶ (v) |
Qoy | 聞く (v) |
woH | 持ち上げる(pick up に対応する語なので他にも様々に訳せます) (v) |
qang | (容器から他の容器へ)注ぐ (v) |
※テンポの良いメロディと歯切れの良い詩で『口ずさみ心地の良い』唄のひとつです。 っつーかマザーグースにはそういう唄がたくさんあるんですが。 一行目、あるいは用語解説の上1〜3行目をよーく見て下さい。 ティーポットをクリンゴン語で runpI' といい、short は run 、stout は「頑丈な」でなく「太っている」で pI'、と、いう事は…。 そう、つまり runpI' はこの唄がモトネタの、オクランド博士のジョークなんです。 他にマザーグースがモトネタになっている物に、こちら "This little pig went to market" があります。 4行とも行末の -out で脚韻を踏んでいるのが見事なんですが、あまりにも見事すぎて訳では真似できませんでした…。 ただ音節の数はほぼ曲に合わせてあるので、クリンゴン語でも歌えるようになっています。(区切る場所がズレるので、慣れが要りますが) 茶月夜葉 2003.10.18 |
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