星々は歌う
bom Hovmey |
ngevwI' ghoSpu' Suy'Homvam , juHDaq ratlhpu' Suy'Homvam , targh ghoQ ghajpu' Suy'Homvam , pagh ghajpu' Suy'Homvam , 'ej jachpu' Suy'Homvam , wel-wel-wel-wel-wel , juHDaq chegh Hoch . |
This little pig went to market , This little pig stayed at home , This little pig had roast beef , This little pig had none , And this little pig cried , Wee-wee-wee-wee-wee , All the way home . |
<用語解説> | |
ngevwI' | 商店、ストア、ショップ (n) |
Suy' | シューイ(クロノスの動物、ここではpigの代わり) (n) |
juH | 家、家庭、故郷 (n) |
ratlh | 残る、留まる、〜のままである (v) |
ghoQ | (肉が)新鮮な、殺したての (v) |
pagh | 何も…ない、何ひとつ…ない、誰ひとり…ない、誰も…ない (n)/ゼロ (数詞) |
jach | 叫ぶ、泣く、悲鳴を上げる (v) |
chegh | 戻る、帰る (v) |
※この歌は母親が幼児をあやす時に歌われ、足の親指をつまんで1行目を歌い、順に1本づつ小指まで移りながら5行目まで歌い、6行目と同時に足の裏をくすぐる、という遊び方をするそうです。 ちなみにこの歌は『沈黙の戦艦』の終盤で引用されていて、トミー・リー・ジョーンズが口ずさんでいます。(そこでは pig は piggy になってます) pig は、ここでは代わりに Suy'(シューィッ)を使いました。 これは [KLINGON FOR THE GALACTIC TRAVELER] にだけ唐突に載っている動物で、ST本編には登場してないのですが(笑)、地球で言う pig にあたる動物だそうです。 Suy(シューィ)「商人」と Suy'(シューィッ)とで意味が違うので、言い間違えないように気を付けましょう。 クリンゴン人の商人に向かって "Suy' val SoH"(あなたは賢い豚だ)なんて言っちゃうと殺されてしまいます(笑)。 roast beef はクリンゴンらしく targh ghoQ「新鮮なターグ」としました。 ところで、この歌にはものスゴイ秘密が隠されています。 足の指は、クリンゴン語で親指から順にそれぞれ marwI'、HomwI'、roSwI'、nanwI'、Qay'wI' と言います。 上の英語の歌詞の、それぞれの行の [mar]ket、[hom]e、[roas]t、none、cry が、偶然とは思えないほど良く似ているのがお解りいただけるかと思います(笑)。 (cry をクリンゴン語に音訳すると、ズバリ Qay となります) なお、qaywI' というと「手の中指」ですので、これも「シューィッ」同様、発音に注意しましょう。 welwelwel という「ターグの鳴き声」が追加されたので、差し替えました。 茶月夜葉 2003.04.08 (Last Update: 2018.09.09) |
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