セントニクラウス-->グリューベン

 前夜セントニクラウスに1泊。朝一番6時半の
ロープウェイでユングへ。
 ちょうど太陽が昇るところで、下の写真のように
ドム・ブライトホルン・ワイスホルンの荘厳なモル
ゲンロートを見ることが出来た。

 実は写真の撮影に熱中しすぎて、ユングのすぐ上の分岐で、迂闊にも
道を間違えて一旦戻ったので、かなり時間をロスしてしまった。上の写真
は戻った時のユングの集落で、朝一番で着いた時はもっと暗かった。
 しばらく緩やかな山腹の道を行った後、標識に導かれて、右の急斜面
をジグザグに登る。ひとつ尾根を乗っ越して、一本北の谷に入ることに
なる。その乗っ越す手前で、スタインボックの群れに出遭う。左右にブル
ネッグホルンとビスホルンを従えたワイスホルンを背景にして、下のような
写真になった。

 ↑すぐ上の写真をクリックすると大画面で
  ワイスホルンの日の出が見られます。


北側の谷へ入ってからオウグストボルド峠まで
は長い。初め左(右岸)の山腹を行き、谷を渡って
からも緩やかな道が続き、最後にひと登りして、
10時45分、オウグストボルド峠に着く。ユング
出発が7時半だったから、3時間15分。ちょうど
コースタイム通りだった。

 峠の北にあるシュワルツホルン(3201m)に試登を試みたが、
道が不明瞭だったのと、時間が気になって途中で引き返して
しまった。今にして思えば残念である

 11時半オウグストボルド峠を後にして、トゥルトゥマン谷へ
下る。1時間以上下ると、2軒の家畜小屋がある(下の写真)。
向う側には、明日登るメイドパスへの道がはっきり見える。
 この後しばらくで樹林帯に入り、さらに下って行くとひょっこり
ホテル・シュワルツホルンの脇に出る。峠からグリューベンまで
コースタイム通りちょうど2時間かかった。

 グリューベンでただ一つのホテルである
シュワルツホルンにチェックイン。部屋は
質素でシャワーとトイレは共同。1泊2食
90スイスフラン。
 明日のルート偵察を兼ねて、グリューベン
の集落を散策してみた。このホテルの他に
もドミトリータイプの宿泊施設はあるようだ。
あとバス停を探したが、見当たらなかった。
バスは入っていないのかも知れない。

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