レッチェンタール・ロイカーバード
レッチェンタールの入り口はゴッペンシュタイン。
駅の標識にロイカーバードまで6時間50分とある。
本来は駅からロイカーバードへ行くべきなのだが、
レスティ峠までの標高差が1400m以上あり、谷
の奥にあるロープウェィを使うことにする。
バスで10分ほど入ったキッペルに宿を取り、
翌朝一番のロープウェイでラウヒャーアルプへ。
ここ(右の写真)は、すでに標高2000m近い。
標識にはカンデルシュティックまで8時間とあるが
ロイカーバードというのはない。
西へ登り気味に20分ほど歩くとホッケンアルプ。
古い教会があり、遠くワイスホルンが見える(左の
写真)。
さらに30分でクンメンアルプ。ここからレッチェン
パスを越えて、カンデルシュティックへの道が分かれ
ているが、カンデルシュティックまでは遠い。
次のレスティアルプへは、25分ほどで着く。
レスティアルプまでは、アップダウンの少ない
山腹の道なので歩きやすい。
ここで初めてロイカーバードの標識(右の写真)
があった。レスティパス(峠)まで1時間20分。
ロイカーバードまで4時間とあった。
レスティアルプからはレスティパス(峠)への
登りになる。
レスティ峠まで登ると、春にスキーツアーの
コースになっているラング氷河が遠くに見える。
その奥にフィンスターアールホルンが霞んで
いる。右の大きな山はビッチホルン(左の写真)。
峠からは一気に谷を下る。しばらく下った後
標識に導かれて、右手の山腹に取り付く。実は
これがロイカーバードへの最後の標識で、この
後、ちょっと戸惑うことになる。
少し登ると湖(ワイス湖・写真右)があり、この
先から、また山腹の比較的平坦な道になる。
山腹の道を行くとまた標識があった。しかし
ワイス湖畔の標識にも、この標識にもロイカー
バードの表示がない。
地図を慎重に見ながら来たので、間違う筈は
ないと思うのだが、不安になって調べてみて
判った。トレントというのが、ロイカーバードへ
下るロープウエィなのだ。
ちょっと不親切だと思う。ここはやはり
ロイカーバードという有名な名前を入れる
べきだ。
さらに山腹の道を行くと、ロイカーバード
へ下るロープウェイの駅が見えてきた。
その左上には、懐かしいゲンミ峠の白い
建物も見える(左の写真)。
ラウヒャーアルプからロープウェイ駅まで
約5時間の歩きだった。)