サースフェーからのラッギンホルン。左はフレッチホルン。2003年は猛暑のため8月中旬でほとんど雪がない。

 朝一番のゴンドラでホーザース(3098m)へ。
今回の客は、いかにも屈強そうなイタリア人と
私。年令は40才くらいで、登山経験も豊富だ。
 ホーザースから、2つの氷河をトラバースして
西稜を登る。
 最初のホーラップ氷河は、全く雪のない所を
行き、次にひとつ岩尾根(ここの登りの岩場が
ちょっと難しい)を乗っ越して、ラッギン氷河に
入る。氷河をトラバースして行って、途中から
上へ登る。少しクレバスあり。
 氷河が終った所で、アイゼン、ストックなど
余分なものはすべて置いて行く。

 ここから、いよいよ頂上まで標高差1000m
近い岩登りだ。といっても先程の氷河の間の
尾根よりも易しい。
 特に中間部(上の写真)は、容易で快適で
ある。絶えずラッギンホルンの山頂がみえる
のもいい。
 歩き始めてちょうど4時間、岩登りを始めて
から2時間半で、山頂着。
 ガイドに記念写真を撮ってもらう。左は一緒
にザイルを結んだ、イタリア人のマルコ。

 山頂でゆっくり展望を楽しむ。下の写真の左は遠くベルナーオーバーランドの山々。アレッチ氷河も見える。
手前の岩山は、すぐお隣りのフレッチホルン(3993m)。右の写真は、南隣りのワイスミース(4023m)。例年に
比べて雪が少なく、クレバスも多い。右奥に小さくマットマーク湖も見える。

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