●ウエズ-->ベッセ
まず断っておかなければならないが、このコース
実際は逆に歩いている。ブールドワザンからベッセへ
歩くと3回の登りで、合計1500m以上を登らなければ
ならない。ヨーロッパへ着いて、初めて歩くのには少々
ハード過ぎると思い。登りの少ない逆コースにした。
次に最初のブールドワザンから尾根の上のマローヌ
などのいくつかの集落への800mほどの急な登りは、
省略してもいいと私は思った。急なだけではなく、集落
のある尾根に出てから、車の通る舗装道路を延々と
歩かされるからである。
代りにウエズ(スキーリゾートで有名なアルプデュエズ
の下にある村)をスタートにすると、15分も歩くと本来の道
に合流できる。ウエズにはブールドワザンから何本もバス
が出ている。アルプデュエズからリフトで下って来てもいい。
右の写真の、左の方にあるのがウエズの村。ウエズからの
ほとんど水平な道も写っている。
という訳で、ウエズからベッセまでということで、先に進む。
ウエズを歩き始めるとすぐに左の写真の箇所で、ツールド
エクランの本来のコースに合流する。逆コースを来ると、
ここはウエズとブールドワザンとの分岐になる。標識には
マローヌとあるが、ツールドエクランのスタート地点である、
ブールドワザンの文字もほしいところだ。私もマローヌを
地図で確認するまで、ちょっと戸惑った。
ここから、下の写真にあるコンベヒュッテまでは
奥入瀬のように、流れのすぐ脇にも道があり、
気分よく歩ける(右の写真)。さらに進むと上の方に
車の通る道が現れる。これは、スキーリゾートの
アルプデュエズからの道だ。
やがて車の道と合流して、S字に回り込むと
サレーヌのコルとサレーヌ小屋が見えてくる。
そのまま車の道を歩いている人が多いが、下の
写真にある草原の中にも道があるから、こちらを
歩いた方が気分がいい。
サレーヌのコルからは見晴らしがいい筈だが、
この日は、雲が出ていて、高い山は見えなかった。
コルから少し車の道を歩いた後、右の山道に入る。
急なジグザグの下りだ。
急なジグザグの下りが終わり、少し緩やかな道を
行くと、左の写真の標識の所で、再び車の道に出会う。
ここまで来るとクラヴァンも近い。標識にある『GR54』
というのが、ツールドエクランの記号である。
2つ集落のあるクラヴァンの下の集落から、ベッセ
までの最後の登りが始まる。私は2日目のコースを
歩いた日にこの200mほどの登りに、タクシーを利用
しているので、歩いてないが、地図で見ると車の道とは
別に山道があるようだ。
ベッセまでのコースは、確かに車の道によく遭遇するが
大抵の所は、車道とは別に歩く道がついている。
私はベッセへのアクセスにタクシーを使ったが、ウエズ
からの初日ベッセに泊って、ラグーブまでの2日目に
つなげた方がいいと思う。