グランデ・グエッラ(時計回り) 2005年3月10日

 朝8時45分、5人でコルアルトのリフトに
乗って出発。このリフトに乗るにはコルバラ
から短いリフトに乗って行くのだが、ホテル
の車で、乗り場まで送ってもらった。
 コルアルト(2000m)頂上で記念撮影して
いよいよ出発(写真右、後はサッソンガー)。
 ひと滑りして、リフトでピッツソレガへ。ここ
から、アルメンタローラへ滑るつもりが、
間違えて、サンカシアーノへ降りてしまった。
分岐を見落としたようだ。
 サンカシアーノにはタクシーもいない。バス
停を探しているうちに、タクシーが来たので、
ファルツァレーゴ峠へ。

 当初タクシーを予約しようとホテルに相談
したところ、アルメンタローラでは確実にタク
シーが拾えるから予約の必要はないと言わ
れた。アルメンタローラを通過する時に注意
して、見ていると、タクシーが5台ほど客待ち
していた。なお、アルタバディアのタクシーは
8人乗りのジャンボタクシーが多い。
 ファルツァレーゴ峠まで30ユーロ。アルメン
タローラからなら、もう少し安いと思う。
 峠は第一次大戦の古戦場で、ロープウェイ
乗り場の入り口には、大砲が展示されていた。
ロープウェイでラガーツォイ(2778m)へ。風が
強く、すぐに峠まで標高差600mを滑り降りる。
 

 更に林間の緩い斜面をチンクェットリー地区
バイデドネスまで滑る。反時計回りだと、この
区間はバスで移動する。
 バイデドネスから、リフトを3本乗り継いで
アヴェラウへ。フェダーレからのバスが毎時
15分と45分に出るので、10時45分発に
間に合わせようと思ったが、リフトが遅く、
特に上の2つは旧式でリフトに乗っている間
に10時45分になってしまった。
 リフトを降りると一気にフェダーレまで滑り
降りる。11時少し前に到着。11時15分の
バス(写真右)で、チベッタのペスクルへ。

 ペスクルから、2本リフトで登ると、モンテ
・フェルタッツァ(2100m)。ここまで来ると、
ペルモ(3168m)の岩峰が左の写真のように
目の前である。
 ここから、ひと滑りして、もう1本リフトに乗り
それからアゲレに降るのが、正式なコースで
あるが、アレゲ12時45分発のバスに間に
合わせるため、リフトを1本省略して、アレゲに
降る。チベッタ地区はグランデグエッラの標識
が全くないので、分岐だけは間違えないよう
に滑って、ギリギリ12時45分のバスに間に
合わせた。もし、これを逃すと次のバスは40分
後になっしまう。

 アレゲからマルガチアペラまで、バスで
30分程。パドンへのTバーリフトの乗り場
がバスの終点。当初は終点の少し手前で、
バスを降りて、マルモラーダのロープウェイ
に乗る予定だったが、ホテルで相談した所、
マルモラーダへ行くと時間的にかなり厳しく
なると聞いて、Tバーで上がることにした。
 グランデグエッラは、セラロンダと違って、
オルタナティーブ、どちらを行ってもいい箇所
が時計回りでは2ケ所ある。マルモラーダは
そのひとつである。確かにマルモラーダは、
ロープウェイ待ちで結構時間を取られる。特に
3本の一番上はいつも30分程待たされる。

 Tバーリフトを2本乗り継ぎ、長いリフトで
パドンに13時45分着。パドンにも大砲が
雪の上に置かれていた(写真上)。ここで
マルモラーダやチベッタ、ベルモなどの山々
を眺めながら、ゆっくり昼食を取る。
 左の写真はパト゜ンからのチベッタ(3220m)。
正面の陰っている所が、ドロミテ山群の中でも
ロッククライミングでは、特に有名な北西壁。
 下の写真は、パドンにあるグランデグエッラの
標識。青が時計回り。赤が反時計回り。正確に
覚えてはいないが、前年に来た時には、多分
この標識は無かったと思う。

 パドンまで来れば、グランデグエッラも
終りに近い。前日マルモラーダへ来て
いるので、勝手知ったコースである。
 更にアラッパまで滑り込むと、3日前に
一周したセラロンダ反時計回りと同じ
コースである。
 アラッパから、2本リフトで登り、滑り
降りた所が、カンポローニォ峠。峠から
プラロンジアを経由して、アルメンタローラ
へ降るコースがオルタナティーブとしてある。
イタリアのスキーサーカスで、私はこの
コースを第一に薦めている。 しかし今日は
コルバラを出発点にしているのでコルバラ
へ戻ることにする。15時45分コルバラ着。
出発してから、ちょうど7時間かかった。

グランデ・グエッラ反時計回りへ
ドロミテのスキーサーカスへ