グランデ・グエッラ(反時計回り) 2004年3月2日
午前8時40分Eさんと2人でコルバラを出発。左の
ゴンドラでボエに登り、キャンポローニョ峠まで滑り、
Tバーに乗ってアラッパへ滑り込む。アラッパからゴン
ドラでポルトベスコボへ登る。ここまではセラロンダの
時計回りと全くの同一コースである。
なおゴンドラの中間駅で降りて、すぐ前のTバー
に乗るとほんの少しであるが時間が節約出来る。
ポルトベスコボへ登っても、このTバーまで滑る
ことになる。
Tバーを下りた後、ひと滑りしてリフトで上った所
がパドン(2510m)。
パドンからは目の前にドロミテの最高峰
マルモラーダ(3342m)が望まれる(写真右)
ピークは右奥だが、ロープウェイが3240m
まで架かっており、写真の左側に見えるのが
マルモラーダの大斜面。グランデグエッラの
時計回りのコースでは、この大斜面を滑り
降りる。
パドンからマルモラーダロープウェイ乗り場
のある、マルガチアペラまでは標高差1000m
近い6.5キロの大滑降である。
マルガチアペラ10時15分着。バスの時間が
心配だったが、幸いすぐにアレゲ行きのバスに
乗ることが出来た。
(バスの時刻表はここをクリック)
約30分でチベッタのアレゲ着。バスはかなり
下って、ここはもう標高1000mを切っている。
アレゲから、左のゴンドラと長いリフトを乗り
継いで、標高1922mのコルデバイディまで一気
に登る。ペルモ3168mの岩峰がすぐ目の前に
見える(下の写真)。
ここは3方にコースが分かれていて、どちら
へ降りたらいいか慎重に地図を見る。チベッタ
地区はグランデ・グエッラの標識もなく、コース
を間違わないようにすべきである。
少し滑ってリフトに乗り、あとはペスクルに
下るだけであるが、ここもベスクルへという標識
を見つけるまでに少し時間がかかった。ペスクル
へは3キロを越す、気持ちのいい滑降。
ペスクル着11時50分。30分に1本のバスが
出たところだったので、チベッタのゲレンデマッ
プをもらったり、トイレに行ったりして、一服した。
12時15分のバス(左の写真)でフェダーレへ。
今度はどんどん登って、25分程で標高2000mの
フェダーレ着。ここチンクエットリーはもうコルチナ
ダンペッツォーのエリアである。チンクエットリーは
長いリフトに乗って、ひとつ峠を越すだけである。
リフトを降りるとグランデ・グエッラの標識が
あった(右の写真)。グランデ・グエッラのこう
いう標識は、セラロンダと比べると本当に
少ない。まだ開発途上といった感じである。
約3キロを滑り降りて、バイデドネスに着くと
ちょうど12時15分のバスが出るところ。あわ
てて飛び乗って、10分足らずでパッソ・ファル
ツァレーゴ着。すぐロープウェイでラガーツォイ
(2752m)へ。ここがグランデ・グエッラ反時計
回りの最高点になる。ラガーツォイから馬車の
乗り場までは、8.5キロの大滑降。しかし終り
に近づくと斜度がなくスケーティングをしなれば
進まない。空腹の身にはちょっとこたえた。
滑り終わると、アルメンタローラまでの1.5キロを
左の写真のように馬車に引かれて行く。バスは無料
だが、馬車は1..8ユーロと有料。もう2時半なので、
森の中の4つ星ホテルで遅い昼食を取る。
アルメンタローラからは前日までに滑っているので
勝手知ったコース。Tバーで登って少し下ると、サン
カシアーノ。長めのリフトでソレガへ登る。ここでコース
が3つに分かれる。反時計回りのグランデ・グエッラで
コースが分かれるのは、アルタバディアだけである。
アルタバディアは地形が複雑で、初めての人には判り
辛いかも知れない。私達は最短のコースでコルバラへ
下った。午後4時10分コルバラ着。7時間半のグランデ
グエッラ・スキーツアーであった。