FF9異聞/シーン8
墜落の衝撃で、劇場艇から振り落とされたことは覚えている。
目が覚めてまず最初に感じたのは、空気のじっとりとした冷たさと重さだった。周辺に、濃い霧が垂れ込めている。かすかに鼻をつく匂いは、この大陸の低地に発生する霧特有のものだ。
夜とは言え二つの月が出ているのに、ほんの20歩先さえも視界が利かないほどに暗いのは、半分はこの霧のためだろう。
もう半分は、ここが深く茂った森であるためだ。暗がりの中に、ひしめき合うようにして生えた樹木と、その枝から幕のように垂れ下がって行く手を遮る蔓草達の、暗い輪郭が感じ取れた。これだけ鬱蒼とした森なら、いっそ真っ暗闇でもおかしくは無いが、ありがたいことにあちこちの樹木の肌に生えた光苔のおかげで、何とかものの形くらいは捉えられる。
踏みしめた地面は柔らかく、軽く体重をかけただけで簡単につま先を飲み込んでしまう。腐葉土が分厚く積もっているのだ。かなりの高さから受身も取れず落下した割に怪我が無いのは、この地面のおかげだろう。
静かだ。風の無い景色の中で、霧も樹木も、立ちすくんだように動かない。そんな止め絵のような景色の中なのに、さっきから皮膚がびりびりと痛む。そこかしこから感じる、生き物達の張り詰めた呼吸の気配のせいだ。
近くに人の気配は感じない。多分、モンスターの気配だ。
まだ、それほど切迫した殺気は感じないが、居心地がいいとも言いがたい。
――こりゃ、早めに皆と合流しないとやばいな…。
そう思いながらジタンが、劇場艇の気配を探して一歩踏み出した瞬間だった。
「うわあぁぁっ!!」
「!」
程近いところから聞こえてくる子供の悲鳴。反射的にジタンは、行く手を遮る蔓草を跳ね上げ、走り出した。
「おねえちゃん、おねえちゃん!!」
その声めがけて走るその間も、ひっきりなしに逼迫した声が聞こえてくる。走るには向かない柔らかい地面だったが、ジタンは短剣を抜きながら、スピードを上げた。
暗さで視界が利かない中、何度か土に足を捕られそうになりながらも、ジタンはやっと声の出所を探し当てる。
「おねえちゃん、おきてえっ!」
そこではビビが、やってきたジタンにも気付かない様子で、夢中でガーネット姫の腕を引っ張っていた。しかし、当のガーネット姫はぐったりと地に倒れ臥して、ビビがその小さな手でいくら引っ張ってもぴくりともしない。一瞬ぎくりとジタンの背が冷えたが、よく見ると呼吸はしているらしい。気を失っているのだろう。
だが、気絶しているだけにしても、ガーネット姫の体はびくともしない。彼女の足を、一本の太い触手が絡め取っているためだった。
ジタンは、その触手を辿って霧の中に目を凝らした。
垂れ込めた霧の中に、ジタンの身の丈ほどもある生き物の影が、ぎちぎちと蠢いている。
それは、数十本の触手を生やした、巨大な球根のような形に見えた。
見たことの無いモンスターだ。ジタンは短剣を握る手に力を込める。
「ひ、姫さま!!」
脇から聞こえた声に振り向くと、いつの間にやってきたのか、スタイナーが大剣を構えている。
「おのれ化け物、姫さまに何をする気だ!」
モンスターの、球根の芽が出るべき部分から伸びた触手が、ガーネット姫の全身に絡み付いて行く。目的は何にしろ、穏便なものでないことは明白だった。
「おっさん、説得してる場合じゃないみたいだぜ!」
ジタンはすぐに、モンスターめがけて走り出した。
ざっと距離を詰め、ガーネット姫を絡め取っている触手へ向けて短剣を振り下ろす。しかし攻撃は、わずかに短剣の先端が触手に食い込んだだけで、横へと滑った。
「!?」
その手応えに、ジタンは一度飛び下がる。
スタイナーも球根状の体へ向けて大剣を振り下ろした。単純に武器の重さだけで考えても、ジタンの獲物より余程破壊力があるはずだったが、結果は大して変わらない。深い傷はつけられないままに跳ね返される。
「ぬうっ、か、固い!?」
スタイナーは、唸りながらもそのまま何度か続けて攻撃を加えた。しかし、結果は全て同じ、ほんのかすり傷を付けただけで終わってしまう。
――どうする…!?
その間にも、モンスターはがっちりとガーネット姫を絡めとって、ゆっくりと持ち上げ始めた。
――連れ去るつもりか!?
「おねえちゃあん!!」
ガーネット姫にぶら下がるような格好で、ビビが叫んだ。
迷っている暇はない。
ジタンは再度モンスターに駈けより、さっき自分が攻撃を加えたのと全く同じ部分に短剣を突き立てた。
そのまま、ぎりぎりと押し込み始める。
目の前で、ガーネット姫に巻きついている触手がグネグネと動いたが、退く余裕は無い。ひたすらえぐるように押し込みつづけると、瞬間的には固く感じられた触手に、じりじりと剣先がもぐりこんでいった。
「む!」
それを見て、球根部への攻撃を繰り返していたスタイナーも、触手へ向けて同じく剣先を突き立て、体重を乗せ始める。
途端、それまでは攻撃されてもまるで反応を見せなかったモンスターが、急に暴れだした。
ガーネット姫に巻きついていた触手の何本かが解けてぶんと振り上げられる。
次の瞬間、ジタンの左肩に鈍い衝撃が走って、その体が跳ね飛ばされる。
「ぐ…っ!」
太い木の幹に叩き付けられ、背中から全身に鈍痛が走った。
――や、べえぞ…今の…。
しかし、うめいている暇もない。
「ぬうおっ!?」
その声に顔を上げると、スタイナーの方は触手に絡み付かれていた。
大剣を押し込もうとしていた両腕と、引き剥がそうとする触手で押し合いになっている。その押し合い自体はほぼ互角の状況で、スタイナーの両腕と絡みついた触手がぶるぶると震えていた。
しかし、問題はスタイナーの腕は2本なのに対し、触手はほぼ無数にあると言うことだ。スタイナーの両腕が押し合いに精一杯の内に、自由な触手が脇から鎧の隙間に入り込み、その首に巻きついていく。
「ぐあっ」
締め上げられてスタイナーがうめく。
「おいおっさん、しっかりしろよ!」
ジタンの声に、スタイナーが何か言いたげに睨んだが、言い返す余裕も無い。
このままだと。
一瞬嫌な考えがよぎって、ジタンは木の幹につきたてた短剣にすがり、無理やり立ち上がる。
その時。さらにもう一人が、モンスターの触手に絡め取られて悲鳴を上げた。
「いやあああっ!」
高い子供の悲鳴が、ジタンの耳を貫く。
ガーネット姫を掴んでいたビビの体が、空中に浮き上がる。その胴体の辺りに、触手が3重に巻き付いていた。
既に恐怖で我を忘れかけていたビビが、完全に恐慌状態に陥る。足をばたつかせ、左の拳で、自分に巻きついた触手をどんどんと叩く。
しかし、あの頑丈な触手がその程度でひるむわけがなかった。胴を締め上げられて、ビビが苦しげに息を吐く。
「あ、ああっ!」
助けなくては。
反射的に、ジタンはくっと喉に息を込め、ふらつく足を叱りつけて地を踏みしめた。込めた息のさらに奥、心臓の辺りから、かあっと体が燃えるように熱くなる。熱の波が、痛みを押し流していく。
これを使えば、後でかなりの疲労が来る。このモンスターを倒しても、次が来る可能性が高い状況では、命取りかもしれない。
それでも迷っている暇は無い。今使わないと、3人の命が無い。
ジタンはぐっと腰を落とし、腹に力を込めた。その瞬間、視界がごおっと赤く染まる。
「ぬ!?」
スタイナーが、首をしめられつつも、明るくなった視界に思わず割目した。
全身から燃えるような赤い光を放ちながら、ジタンが接近してきたためだ。この足場の悪い柔らかい土の上では、非常識なスピードで。モンスターめがけて構えられた短剣が、ジタンの放つ光を集めてきらめく。
がっ、と木に斧を叩きこむ時の音がして、短剣が半ばほどまで埋まる。
途端に、モンスターがぶるるっと身を震わせ、触手を振り上げる。しかしジタンは、それが振り下ろされるより先に短剣を引き抜き、身をかわした。
短剣と傷口の間に、粘性の体液が糸を引く。
痛みを感じているのか、モンスターの触手がもがくような勢いで蠢き出した。その動きに連れてビビとスタイナーが振り回され、枝や樹木に叩きつけられる。
「きゃああっ!」
――しまった!
ジタンがそう思った瞬間だった。
半狂乱のビビの唇から、奇妙な悲鳴がこぼれ出す。
いや、悲鳴ではない。正確には悲鳴と同じ勢いで紡がれる、聞きなれない言葉だった。
言葉が紡がれるに連れて、ビビの手の平に光が集まり始める。
――…呪文!?
その光が、何か空中に図形のようなものを描き出し、ふっと掻き消えた次の瞬間。
ビビを絡め取った触手が、ごうっと炎を上げた。
モンスターの全身が一瞬硬直する。
そして炎が消えると同時、ぽいとビビの体は放り出された。焦げ跡のついた触手が、トカゲの尻尾の落ちる時のように、ビビごと根元から切り離されたためだ。
「うおっと!」
ジタンは両手を差し出してビビの体を受け止める。
「うぬぅっ?」
モンスターは続いてスタイナーまで放り出したが、そっちまで何とかしてやる余裕はない。
がしゃんと言う音を尻目に、咳き込むビビを覗きこむと、うわ言の様に呟く声が聞こえた。
「お、おねえちゃ…」
そのまま、ふっと気を失う。
「ああ。分かってる」
ビビの体を地面に横たえながら、ジタンは聞こえていないのを承知で答えた。
荷がガーネット姫のみになり、身軽になったモンスターは、触手を伸ばして手近な樹木の枝に絡みついた。その触手でぐいと体を持ち上げる。
――逃げられる!
ジタンが気がつくと同時に、モンスターは、振り子の要領でぶんと空中を揺れ、霧の向こうへ消えていく。
「ガーネット姫!」
モンスターの影を追いかけて走り出すジタン。
しかし、8歩目を踏んだ時点で急停止を余儀なくさせられた。
「!!」
9歩目を踏むべき部分で、唐突に地面が途切れていたからだ。
そこは、切り立った崖になっていた。今まで霧に邪魔されていて、その崖の存在に気がつかなかったのだ。覗きこんでみたが、霧がけぶっていて正確な高さは測れない。
「ひ、姫さ…ま…」
背後で、スタイナーが激しく咳き込んでいる。
「……」
がけっぷちの剥き出しになった岩に、あのモンスターの体液と同じ色の粘液が付着していたが、今この崖を降りてモンスターを追うことは出来なかった。
熱と共にジタンの全身に漲っていた活力が、急激に冷めつつあったからだ。それと同時にゆっくりとジタンの体から光が消えうせ、代わりに痛みが舞い戻ってくる。
「く…っ」
ジタンは、急激に襲ってくる脱力感に、がくりと片膝をついた。
墜落した劇場艇は、大破こそしなかったものの、見るも無残な姿と化していた。
精緻な彫刻の施された屋根は砲撃に砕け、もう舞台に幕を下ろすことはない。膨らんだ横腹は、墜落時にかなり地面を滑って突き進んだため、削り取られて大穴が開いている。機関部も砲撃と墜落の衝撃によって炎上し、ほぼ真上に近い位置にある舞台はすっかりすすけ、一部は炭と化した姿をさらしていた。
ビビの運び込まれた船室も、一番原型を留めていると言ってもひどい有様だった。床板はゆがんで波打ち、壁も天井も好き勝手な方向へ捻じ曲がっている。照明装置は天井から落ちて割れてしまったために、今はろうそくの明かりが部屋を照らしている。そしてこの部屋も、火事によってすっかり焦げ臭くなってしまっていた。
「ま、火事が目印になったおかげで、ジタンがここへ辿りつけたんだけどな」
世間話でもしているかのように軽いブランクの口調は、無造作ではあるがいたって穏やかで、威圧感を感じない。しかしベッドに横たわったビビは、竦んだように沈黙したまま、脈を取るために首筋に挿し入れられたブランクの手を受けている。
その瞳は、すすけて見え辛くなった木目をなぞって、天井の辺りをさまよっていた。毛布をかけられた胸が、ゆっくりと上下している。しかし、そのスピードは一定ではない。細く細く吸い込んでは、恐る恐る手探りで確かめるように、少しづつ何度かに分けて吐く。
そんなビビの様子を知ってか知らずか、ブランクは時計で時間を計りながら言う。
「ジタンに感謝しろよ、そのまま締め上げられてたら、今ごろ握りつぶされてあの世行きだ」
無遠慮な言葉に、ビビがびくりと身を竦めた。苦しげに息を吐いて、帽子の下からそっとブランクを見上げてぼそぼそと問う。
「アノヨイキ、って…死ぬ、ってこと…?」
震える声に気がついて、ブランクがちょっと気まずそうに、頭を掻きながら答える。
「悪い、脅かしちまったか。今はアバラが2本折れてるだけだ。これくらいじゃ死なないよ」
「アバラ…?」
「ここら辺の骨のことだ。さっきから息をする度にこの辺が痛むんだろ?」
胸の辺りを指し示されて、ビビはこくりと頷く。
ブランクは脇に置いてあった道具袋を探り、液体の入った青い小瓶を一つ取り出して、栓を抜いた。
「痛みはこの薬を飲めばすぐ引く。後はしばらく安静にしてれば、骨もすぐくっつくよ」
帽子のつばが、もう一度上下するのを見届けて、ブランクは痛みで自力では起きあがれないビビを、抱き起こしてやる。
肩を支える腕に、微かに身を固くする感触が伝わった。しかし、小瓶を口元へ差し出してやると、ビビは素直にその中身を口に含んだ。
途端、ビビがぎょっと目を見開く。
慌てて両手を口に押し当て、咳き込みそうになるのを堪えながら、無理やりごくんと飲み下した。
面食らった様子のビビに、ブランクはくつくつと笑っている。ブランクは、ビビが驚いた理由を知っていた。この薬が、予想外の味をしていたためである。
「…こ、これってポーションなの?」
はあっ、と息を吐くと、ビビは笑っているブランクを見上げて尋ねた。
ポーションと言うのは、怪我を治すための薬のことだ。ほんの少し魔法の力が働いているために、飲むか、緊急の場合には傷に振りかけて使うと、即座に出血が止まり傷口が塞がる。その後は、傷口が再び開いてしまわないように大人しくしていれば、軽傷なら一日で完治する。
しかしそのポーションなら、もうちょっと飲みやすい味のはず。ビビの言葉は、いかにもそう言いたげだった。
だが、びっくりしても吐き出そうとは考えもしなかったらしい。
そんな素直な様子に、ブランクは帽子の上からその頭を撫でてやった。
「ああ、俺の作った特製のポーションだ。味は悪いけど、普通のポーションが怪我の完治まで1日以上かかるところ、このポーションはおまえくらいの怪我なら半日で直せるんだぜ」
その言葉のとおり、薬の効果は確かなものだったようだ。説明されている間にも、ビビの呼吸が見る見る落ちついていく。
普通のポーションなら、飲んだ直後には傷が塞がるだけで、痛みまでは完全には消えないはずなのに、である。
驚いたように目を丸くして見上げるビビに、ブランクは得意げに言う。
「もう痛くないだろ」
「…うん。ありがとう」
礼を言われて、ブランクはにいっと笑いかけてやった。
痛みのあった辺りを確かめるようにさすりながら、ビビもわずかに瞳を細めた。
しかし、あまり嬉しそうな風ではない。どこか気が重そうな様子に、ブランクは首を傾げる。
その時、胸の辺りをさすっていたビビの指がふと動きを止め、その目が見開かれた。
「どうした?」
ブランクに尋ねられて、ビビは指の止まった当たりに手を差し入れ、懐にしまってあったものを取り出した。
それは、劇場艇のカードと、今夜の芝居のチケットだった。
カードの中では、現実にはもう存在しない優美な劇場艇プリマビスタの姿が、今も燦然と輝いている。
ビビはその絵柄を見つめながら呟いた。
「この船…もう、飛べないんだね。お芝居ももう出来ない…」
沈んだ声。隠し事には向かないそれは、ビビの落胆をそっくりそのまま表してしまう。
――なるほど。だから落ち込んでるのか。
納得しつつもどうしたものだろうと思いながら、ブランクは赤い髪を掻き回した。子供向けに、甘くて優しい声を作ってやるのは苦手だからだ。けれど、このまま落ちこんだ姿を黙って見ているのも忍びない。せいぜい、言葉を選んで声をかけてやる。
「船なら、また作ればいいんだ。もっといい奴をな。芝居だって、台本さえあればどこででも出来る」
すると、ビビがカードから目をそらし、ベッドの脇に立つブランクを見上げた。
その瞳があまりにまっすぐ見上げてくるので、まさか泣き出すんじゃないだろうかなどという考えが脳裏を過って、ブランクはぎくりとする。
ところがビビの口から出たのは泣き声ではなくて、実に聞きなれない言葉だった。
「…ブランクのお兄ちゃん、いい人なんだね」
「はあ!?」
生まれてこの方言われたこともないような台詞に、仰天して聞き返す。そんなブランクの反応に、びくりと身を竦めながらも、ビビは小さな声で言った。
「だって、お芝居で悪い人の役やってたから。あれは役だって分かってたんだけど…ちょっとびっくりした」
子供らしい言い分だ。
悪役をやる人は悪人、と思っていたわけではないようだが、ビビくらいの子供が役と役者を完全に分けて考えるのは、難しいらしい。ましてや、さっきまで舞台に立っていた役者と、役を離れて接するのなど、これが始めてなのだろう。
それにしても、造作はともかくこの縫い痕だらけの悪人面に対して、よりによって『いい人』とは。初めて受ける評価にくつくつと笑いながら、ブランクはもう一度、ビビの頭をぽんと撫でてやった。
ビビは不思議そうにブランクを見上げていたが、頭を撫でる手を大人しく受け取る。
ひとしきり笑い終えると、ブランクはビビの顔を覗き込んだ。
「さて、その『いい人』はこれから仕事があるんだが、一人で寝てられるか?」
「うん。大丈夫」
頷くのを確認して、ブランクは扉へと向かった。
ブランクが船室から出て行くのを見届けてから、ビビは視線をカードとチケットへと戻した。
『船なら、また作ればいい。芝居だって…』
その言葉は、その通りだ。
でも。ビビはカードをきゅっと握り締めて思った。
――もし、『アノヨイキ』になってしまったら…?
こめんと
おお、初めてのまともな戦闘からこんな苦戦して、しかも実質大敗ってのはいいのかこれ。
しぃまったぁーっ、ぜんっぜん予定のとこまで入らなかった!!がるるる、無駄に長い文章を書いてしまう体質が〜!!「文章は 軽く 短く 読みやすく」だぜ山月! ほんとはね、とっととお姫救出に出発したかったんですが…爆笑。半分じゃありませんか。次の場面入れると、キリ悪い上シーン8が長くなりすぎるんだよおおおう。
長さもだけど、内容もやりたい放題やりすぎたなあ。大体何だこのブランクとビビの絡みの長さは。ビビが出てくると張りきってしまう、アイドルビビ支援隊の悲しさよ…。あまり嫌味にならないよう気をつけないと、と思いつつ、無意識のうちに書いてる辺りが病気っすね。読み返して初めて「ヲイ」と思う。
でもビビ好き病は治す気もない辺り、重症です。