印相と持ち物仏の三十二相というものは、いかなる仏にも共通の条件ということになると、仏の中の種類、例えば、釈迦と薬師とはどう区別すれば良いかということになる。そこで考えだされたのが印相である。印相とは、私達の日常生活のなかで例えると、野球のサインのようなもので、手の形やジェスチャーに意味をもたせたものと考えることができる。野球をするのにそのサインを理解しておかねばならないのと同じで、仏像を見る場合もサイン(印相)を知っていると都合が良い。 印相にも如来共通のものとして、両手を胸の前でからませるようなしぐさをしている転法輪、右の手のひらを前にさしだし、左手のひらを上に向けて膝の上においているものである、施無畏、与願の各印である。 阿弥陀如来に多いのが定印と九品の印で、定印は座禅の時の形で、両手を膝の上で重ねたもの、九品は上品上生から下品下生まで九組の組合せをした印相である。 上品は人指し指を、中品は中指を、下品は薬指をそれぞれ親指にくっつけた形、上生は定印のように膝の上で組合せ、中生は胸の前で並べて、下品は右手を上に、左手を下にした姿形である。 他に大日如来の智拳印などもある。(忍者のポーズ) 仏像の持ち物としては、地蔵菩薩の錫杖、観音菩薩の蓮華や水瓶が代表的で経巻、如意、払子、念珠、宝塔、剣、羅索、金剛杵、金剛鈴などもある。 まだまだ続く 次ページへ・・・ 前のページ |
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