MAX3号(1992年12月〜2002年4月)
MAX3号との出会い。
1992年春。
私は昨年10月に横浜の会社に転職していたので
東京都日野市のアパートを引き払って実家に戻ることにしました。
高校時代からの女友達の弟がR31GTSに乗っており(実は私の影響)
日産のディーラーに勤めていました。
その日産ディーラーにキレイなジャパンに乗っている先輩がいるということで
ディーラーに遊びに行った時に何度か見せてもらっていたのですが、
その年の秋の終わり頃、そのジャパンを買わないかという話しが出ました。
しかし、MAX2号はオールペンして間もなかったので
とりあえず断っていたのですが・・・。
何故か買ってしまいました(爆)
いまだに原因は分かりません。
フジツボの触媒対応マフラー以外はほぼノーマルで
こまめにWAXがけやオイル交換をされていたそのジャパンは
MAX2号より程度が良いと思っていたのは確かです。
ただ、ターボが時々効かなくなるということだったので
「エキゾーストのライナーか?」と思いましたがターボ自身の問題のようでした。
エンジンはMAX2号から移植することが決まり、
1992年の暮れ12月30日にエンジン換装を行いました。
MAX2号は部品として取れるだけ取ったら解体処分(核爆)になるトコロでしたが
ハコスカ大好き!の友人グレさんが「オレが乗るからくれ」というので
エンジンスワッピングパーティ(爆)という大作業になりました。
12月30日は朝から友人2人と私の彼女との4人で冬休み中の工場を借りて換装作業です。
お昼ご飯の時、アルコール大好き!のTAKAさん(某社ディーラーメカニック:2級整備士)
は缶ビールを飲んでいます。
グレさんもつられて飲んでしまいました。
私はMAX2号、3号とも走行不能のままこの日が終わるのがイヤなのと、
「飲むのは全部終わってからだろっ!」という事で飲みませんでした。
作業途中で飲むのはマジでイヤなんです。
TAKAさんは「潤滑剤だよ。この方が作業が早い。」などとふざけたことをマジで言っています。
手伝ってもらっている以上あんまり強くも言えませんでしたけど・・・。
後日、TAKAさんが作業したトコロから重大ミスが発見されたのは黙っていましたけどね。
日が暮れて寒さが増してきました。
エンジンは載ったものの、まだ2台とも走れる状況ではありません。
「せめて3号だけでも走れるようにしなければ」ということで
2号の作業は中止して3号に集中しました。
下回りはTAKAさん、エンジンルーム内は私、グレさんと彼女は細かい手伝いをしながら
MAX3号の天使のエンジンに火が入ったのは21時を過ぎていました。
そこから更に細かいところを仕上げ、点検して辛うじてその日の内に走行可能になりました。
やれやれ。
翌日12月31日は2号の作業ですが、
前日が遅かったのと大晦日ということで人手のいる作業を優先して進めました。
結局2号は自力走行可能までできず、
MAX3号に牽引されて自宅の予備駐車場に入りました。
予備駐車場で年を越して
年明け早々1月2日から仕上げ作業が再開されました。
TAKAさんは参加できなかったので、グレさんと私と彼女の3人でやりましたが、
あまりの寒さのため、下回り作業はグレさんにやらせました(爆)
タダであげるんだから自分でやりなさいってことですね。
なんとか仕上がったMAX2号はグレさんのトコに嫁いでいきましたが、
再オールペン(MAX2号をオールペンした業者とやり直しの約束がしてあったタメ)の後、
ハコスカ復活資金として埼玉県の方へ売られていったそうです。
その後、東名横浜町田インター近くの旧車ショップ
オート○ブラで
売られているのが発見されましたが、その後の行方はわかりません。
今はどうしているのかな?
あと、ひとこと、
「もうグレさんに車は譲らんゾ」
MAX3号の仕様(2001/10/2時点)
年式、グレード等
: 1980年式 HGC211 GT−ESターボ 白 5速マニュアル。
元寒冷地仕様を標準仕様化(リダクションセルのみ残す)
エンジン :
1984年式HR30に載っていたL20ETにジャパンの
インテークマニホールドとディストリビュータ、
ローレルL20ET用エキゾーストマニホールド。
ターボチャージャー : HR30用純正ギャレットT3ターボ。
エンジンコントロール : ジャパン純正EGI。
エアクリーナー :
S130Zのエアフローメーターに付いているアダプタを使って
AE86用のHKSパワーフローを付ける。
ラジエーター : 初期型シーマのものに電動ファンとリザーバータンク。
サスペンション等
:
フロントストラットは1985年式DR30ターボのもの。
ショックアブソーバーは前後共
カヤバNEW
SR SPECIAL。
サススプリングは前後共タナベ H150。
ピロアッパーマウントでキャンバー角補正。
ストラットタワーバー
ブレーキ :
フロントストラットの変更により、
Fブレーキローターはφ274でベンチレーテッド化と
大型ブレーキキャリパーになり、トラストのブレーキパッドを入れる。
Rブレーキは純正のソリッドディスクに純正パッドのまま。
(このバランスが私の好みなんです)
インテリア
: 運転席のみレカロLS
(助手席だけでもフルフラットを残したかったため)
運転席のみに3点式シートベルト(TRD)
ナルディクラシック黒スポーク+ナルディ純正ホーンボタン
油圧計、油温計、ターボ計の追加メーター
高かったけどお気に入りの
ALPINE
1DINステレオ+CDチェンジャー
前後のスピーカーはカロッツェリア
(パイオニアのスピーカが好きなんだな)、
リヤにはロンサムカーボーイのオーディオボード
(本来ESには取り付かないのだが、4ドア用を使い取り付けOK)
ホイール
:
F、Rともにアメリカンレーシングの黒メッシュ 6J-15
(初めての新品購入ホイール)
タイヤ : 前後共BS GグリッドU
F 195/60-15
R 205/60-15