MAX2号(1988年2月〜1993年3月)

 

MAX2号との出会い。

1987年冬。
MAX1号はエキゾーストポートのライナーがターボに入って止まってしまうという
ジャパンターボの宿命とも言えるトラブルに悩まされていました。
ターボを外してライナーの破片を取り除けば復活しますがすぐに再発してしまいます。
当時はエンジン換装などという技術もツテも無かったので
「何か全体的にヘタって来たし買い換え時かなぁ」と思って検討をし始めました。

MAX1号はステアリングが死ぬほど重かったので
「グレードはGT−ES、色は黒にゴールドライン、パワステ付き、1981年式」という
今思えば無謀とも言える条件で探し始めました。

それからは夜な夜な中古車屋さんを回り始めました。
昨日は新青梅街道、今日はR129って具合に
当時住んでいた東京都日野市のアパートを中心に
かなり広範囲に細かく捜索を開始しましたが、条件に合う良いモノは見つかりません。

当然中古車雑誌も片っ端から調べました。
当時ジャパンは底値になっていて15万〜40万ってトコロが相場でした。
さんざん探しても出会わないので、
中古車雑誌に載っていた車検込み19万円のジャパンターボGT−EX白で妥協して
希望仕様にモディファイすればいいかって思ってしまいました。

雑誌に載っていた19万円のジャパンターボの現車を見に
千葉県は行徳というトコロまで行きました。
ココは中古車ストリートとでもいうのでしょうか?
中古車屋さんが左右にびっしり並んでいます。
お目当ての中古車屋さんに着いて雑誌のジャパンを見せて欲しいと聞くと
「もう売れちゃったんですよ」とのこと。
出物は雑誌に掲載される頃には売れちゃうし、
電話で聞いてから行けば良かったのに
そこまで気が回りませんでした(タダの間抜けですね)

せっかく遠路はるばるやって来たので他にジャパンは無いか聞いてみると、
「GT−EXじゃないしちょっと高いんですけどね、入荷したてのがありますよ」
ということで見せてもらいました。

そのジャパンはターボGT−ES、黒色にゴールドライン、パワステ付きの1981年式でした。
「コ、コレだっっ!!」
「コレに決めてくれれば試乗しても良いですよ」という高ビーな店員に
「イイから試乗させろっ!」とかなり興奮気味に迫っていました。

試乗してみると
MAX1号ほどパンチ力は無いもののボディもエンジンも良さそうです。
GT−EXをGT−ES仕様にすることに比べれば
「多少のことは後からでも何とかなる」と契約していました。
車両価格は50万近かったです。

約束の日になり電車で引き取りに行きました。
もちろん電話で確認してからです(学習能力があったみたい)

お店に着いて担当者と話してみると・・・
「代金がまだ振り込まれていない」とか
「代金がまだなので名義変更ができていない」などと言っています。
ブチっ!と切れそうになるのを必死に押さえて
書類確認と振込先の確認、納車日の確認をしてから帰りました。

さて、代金も振り込んだし、必要な書類も全部送ったし
本当に大丈夫か確認もとったしで
再度引き取りに行きました。

最寄りの駅から「今駅に着きました」とお店にTELすると・・・
「すみません!エンジンが変なんです。ターボが効かないと言うか吹け上がらないというか・・・」
「てめぇ!売る気があんのかっ!!」と言いたいのをググっと我慢して
「とりあえずお店に行きますので、迎えに来て下さい」と言って切りました。

迎車のS130Zでお店に着くと
真新しい「横浜77ナンバー」を付けたジャパンがいます。
当時は7ナンバーはまだ非常に珍しい時でした。
早速担当者が出てきて
「おかしなトコロは見つからないのでガソリンを足してみます」とのこと。
ガソリンを10リッター程足してみると・・・バッチリ復活しました。
「満タンで許してあげる」と告げて引き取りの手続きをしました。

「色々とあったけどこれからはMAX2号として頑張ってくれ」と
ジャパンに声をかけて帰宅しました。

 

 

MAX2号の仕様(1993/1 時点)

年式、グレード等 : 1981年式 HGC211 GT−ESターボ 黒 5速マニュアル オプションのパワステ仕様 ?オーナー目。

エンジン : 1984年式HR30に載っていたL20ETにジャパンの
       インテークマニホールドとディストリビュータ、
       ローレルL20ET用エキゾーストマニホールド。

ターボチャージャー: HR30用純正ギャレットT3ターボ。
             (一時期HKSのタービンキットでTO4E A/R0.50を装着していた)

エンジンコントロール : ジャパン純正EGI。

エアクリーナー : フォルザR。

ラジエーター : ジャパン純正。

エンジン系 : HKS空冷インタークーラー。
         HKSツインパワー。

マフラー : タナベのリミットφ60、出口φ70。

サスペンション等 : フロントストラットはジャパンGT−ES純正。
            ショックアブソーバーは前後共不明のカヤバ。
            サススプリングは前後共不明。
            ストラットタワーバー。
           (サスとショックは超極上解体車より外してきたモノでしたが、最高!でした。)

ブレーキ : ジャパンGT−ES純正に日立フェロード2424パッドを入れる。

インテリア : シートは真紅のフルバケット
          運転席のみに3点式シートベルト(TRD)
        ナルディクラシック黒スポーク+ナルディ純正ホーンボタン
        油圧計、油温計、ターボ計の追加メーター
        KENWOOD 1DINステレオ
        前後のスピーカーはカロッツェリア
        (パイオニアのスピーカが好きなんだな)、

ホイール : F、Rともにアメリカンレーシングの黒メッシュ 6J-15
        (上の画像はSSRの2か3ピースのメッキフィンホイールです)

タイヤ : 前後共FALKEN GRβRS
      F 205/60-15
      R 205/60-15

 

         

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