エンジンの復旧
2/18のエンジンブローの状況確認でこのままではどうしようもない事がわかったんで、
降ろしたシリンダヘッドを再び載せてとりあえず走れるようにすることにしました。
3月16日
降ろしてあったヘッドを載せました。
IN&EXのマニホールドの取り付けに少々苦労したものの、何とか形にできました。
ヘッドボルトは折れるとイヤなので、新品を使いました。
マニホールドガスケットとヘッドガスケットはとりあえず再使用です。
(ヘッドガスケットは取り寄せだったのと結構高額だったので・・・)
インジェクタは配管のゴムにヒビが入っていたのと、
何本かガソリン漏れあったんで6本共手持ちのモノと交換しました。
この日は途中からイッケーさんがノゾキに来てくれたんで、ちょこっと手伝ってもらいながら楽しく作業できました。
夕方になって暗くなってきたんで少々の配線、配管を残して作業は中断しました。
3月21日
この日はMAX4号のエンジンの残件をやっつけてエンジンをかけてみました。
エンジンはとりあえずかかったんですが、ものすご〜く不調です。
ぐお〜んってかかってくれずに昔のハイチューンメカ車みたいなアイドリングです。
(まさにドッドド、ドッドドて感じかな?)
原因は何だろう?
タイミングプーリーを外したんで、取り付けの時にコマがズレてバルブタイミングが狂ったか
交換したインジェクタがダメだったのかな?
3月23日
エンジン不調の原因調査をしました。
バルブタイミングズレだとやっかいだな〜と思いながらインジェクタから点検しました。
インジェクタのコネクタを外してみると1、2、6番を外すとエンジンは止まってしまいます。
3、4、5番は外しても変わりありません。
3、4、5番のインジェクタがダメなようです。
とりあえずインジェクタ不良を実証するために、
せっかく復活したMAX3号のインジェクタアッセンブリーを外してきました。
3月24日
MAX3号のインジェクタアッセンブリーを取り付けてみるとグオオ〜ンと快調にエンジンがかかりました。
「やはりインジェクタか」と思いながらラジエータに水を入れていたときです。
バチャバチャバチャ〜!
6番シリンダのあたりから水が滝のように漏れだしています。
「いったい何事?」どう見てもシリンダヘッドガスケットがダメなようです。
ヘッドガスケットを再使用したのが運の尽きでした。
一瞬悩みましたが「やるしかない!」ともう一度ヘッドを降ろしました。
ヘッドガスケットは6番シリンダ近くの水穴部分がしっかり切れていました。
外したヘッドガスケットです。
左上の所が切れているのがわかります。
シリンダーの所にばかり気が行っていて見落としていました。
新品のヘッドガスケットは購入してあったのでシリンダ上面とヘッド下面のガスケットカスを
スクレーバーとカッターの刃を丁寧に使ってキレイに落としました。
ヘッドです。
スクレーバーとカッター刃、細目の耐水ペーパーでキレイにしました。
おニューのヘッドガスケットを載せたブロック側です。
外したガスケットとはちょっとだけ形状が違いますね。
5番シリンダ上部に溶着したピストンの様子がわかるかな〜?
タイミングプーリー(カムスプロケット)です。
1の文字の所だけチェーンの色が違っていますが、完全にバラした時はこの位置関係で組みます。
今回はたまたま一致しました。通常ではなかなかこうはならないそうです。
新品のヘッドガスケットを載せてから、もう一度ヘッドの載せ直しです。
さんざん苦労してきたので、今度は手際よく短時間で載せることができました。
そしてエンジンスタート!
グワオオ〜ン!
当然のように快調です。
ちょこっと心配しつつも水を入れてみますが、全く問題無しでした。
しばらくアイドリングさせながら入念にチェックしましたが、マフラーとエキマニのあたりから煙が出るものの
排気漏れやオイル漏れもなくバッチリです。
煙は組み直しの際に使ったオイルや潤滑剤が焼けて出ているので大丈夫です。
十分に暖気運転ができたところでちょこっと走ってみました。
1ヶ月以上動けなかったケドそこそこ快調です。
ブーストがかかっても異常はありませんでした。
さて、次はMAX3号の悪魔のエンジンと換装だ!