論理哲学論考 1-7 6.1-6.5 6.31-6.37 6.361-6.363 6.363 帰納のプロセスは、我々が自らの経験と調和させ得る最も単純な法則を採用する点に在る。 6.3631 そのプロセスは、だが、どんな論理的根拠づけももたない。ただ何らかの心理的根拠づけをもつだけだ。 最も単純なケースがとにかくまた実際に生じるだろうと信じる根拠など存在しないことは明らかだ。 〔6.36311〕