論理哲学論考 1-7 3.1-3.5
      
3.2 文において思考はその諸対象に当の文記号の諸要素が対応するように表現され得る。
〔3.20 という番号をもつ文は存在しない。〕
3.201 そうした要素を私は「単純記号」と呼び、当の文を「完全に分析された」文と呼ぶ。
3.202 文において適用された単純記号を名称と言う。
3.203 名称は当の対象を指す〔bedeutet〕。当の対象がその意義〔Bedeutung〕だ。(「A 」は「A 」と同一の記号だ。)