上野安国寺

安国寺由緒によれば「上野安国寺」は箕輪西明屋村に創建され、慶長3年井伊直政より寺領地をここにもらい移転したとある。
従って現在地よりおよそ10Ｋｍほど北北西の群馬郡箕郷町（みさとまち）西明屋にあったということである。現地へは行かなかったが、地図を見ると榛名山のふもとでずいぶん奥に入っているという感じである。そんなところに安国寺があり軍事の要衝であったのだろうか。

上野安国寺は「安国寺」を訪ねて歩く最初の寺であったが、「歴史の足跡」としてのイメージが浮かんでこない。やはり箕郷町の「跡」を確かめなければならないのであろうか。

現「上野安国寺」は駅からすぐのところ、商店、ビル街にあり、コンパクトに建て直してある。
訪問時は早朝にもかかわらずご住職が親切にご説明してくれた。
「全国安国寺会」というのがあり各地の「安国寺」間の連絡が取れているということであった。そして事務局をされている「飛騨安国寺」を教えてもらい、全国安国寺リストをお願いすることとした。

お寺の入り口上には「国」を図案化した「紋」がついていた。これについてご住職に質問はしなかったが中世「安国寺」からそのままなのであろうか？
今後多くの「安国寺」を訪ねるとわかってくるのであろう。

2001/04